商売人としての使命=WHYはどうやって育っていくのか

ポイント
  1. なんのために起業するのか
  2. 起業家とともに世界を変える

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自分は何のために商売をやっているのか
商売の目的がわからない
自分がどこまでいきたいのかわからない

良く聞かれる質問です。
※WHYについての重要性については、サイモンシネックの動画を是非みてください。

なんのために起業するのか

僕自身なかなか自分が何故やっているのかどこまで目指しているのか、その目指していることの本気度や本当に心の底よりやれると思っていたのか上記に対して、23歳で起業したものの、正直、お客さんを絶対に他社より喜ばそうとか、そのような想いは持っていなかったと思います。僕の場合には、紛れもなく自分の病気をきっかけに起業をしています。そのため、目的は当初は自分のためだったわけです

起業したメンバーで、どのような会社にしていくのか?ということを会社設立後にひたすら議論をしました。世界を変えたい世界を代表するような会社にしたいこういったレベルの目的しか出てきませんでした。このように言いながらも内心はできないだろうなとも思っていました。そこから約1年、全く売上が出ないこともあって、一層、何故やるのか?ということを意識することもなく、売上を出すことのみ考えていました。

ただ、この売上が何故出るのか?ということの理解については、今考えると間違えてはいませんでした。売上は間違いなくお客さんを喜ばすことの結果だと思っていました。つまり、他社よりも良い商品・サービスを行うことは極めて当たり前のことだと思っていました。結果、ものすごくわかりやすい目の前のことにのみフォーカスしたこと(=売上をとにかく上げる)で、やるべきことが明確になり、売上が出るようになっていきました。

その後は、お客さんが多数来てくださるようになり、目の前のお客さんに対して、どうしたら、もっと喜んでくれるのか?ということを自分達なりに一生懸命、嘘のないように、考え、実際の商品・サービスとして展開してきた経緯があります。

本当に目の前のことで精一杯でしたが、それでも当時の現状に満足することは一切なく、自分達にできない新しいことをどんどんやっていこう、お客さんが喜ぶことであればという観点で進んできたわけです。目の前のお客さんのことは間違いなくずっと考えていました。それに合わせて、自分達のWHY、存在目的やどこまでいきたいのか?という俯瞰した際のイメージなども、タイミングタイミングでメンバーと話をしました。

そのため、スタート当初はただ漠然と世界を変えたいということを理念として掲げていたわけですけど、3,4年したあたりから、徐々にお客さんであった起業家に目を向けるようになり、起業支援で日本一を目指すなどの標語に変わり、それがもっと、目の前のお客さんにフォーカスをして、自分達が成長することでできることが増えて、再度、俯瞰して見直してみると、自分達にはすごい数の起業家のお客さんがいることに気が付いたりしました。

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

1986年生まれ、横浜出身、慶應義塾大学法学部卒業。

23歳の時、病気をきっかけに、小学校親友4名、資本金5万円で株式会社ウェイビーを創業。

10年間で10,000人を超える経営者、起業家の「組織づくり」「売上アップ」に携わる。

社長がいなくても回る強い組織、仕組みをつくる「01組織クラウド

小さな会社、個人事業主のビジネス成長を実現する「01クラウド

の01シリーズを展開中。

2016年10月より、世界経済フォーラム(ダボス会議)の日本代表選抜
2018年9月より、徳島大学客員教授就任
2020年4月より、iU 情報経営イノベーション専門職大学客員教授就任

「行動の品質」「自分の力で稼ぐ力を身につける本」など著書7冊。
日経新聞、エコノミスト、NHKなどメディア掲載も多数。