税理士の参考書どれを選ぶべき?

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税理士になるための参考書の選び方

税理士試験を受けようと思った時、その勉強法に関しては、大きく分けて二つの選択肢があります。それは、専門学校に通って税理士講座を受講しながら勉強をするか、自分の家や図書館などで独学により勉強をするかの二つです。   最初に、おすすめするならどちらかということを明確にお伝えしておきます。 絶対に、専門学校へ通う方がおすすめです。なぜならそれだけ税理士試験に関しては、試験の難易度が高いからです。   試験に関する詳しい難易度の説明は他の記事でしているためここでは割愛しますが、一つだけ言うとすれば、税理士試験は合格をするための必要勉強時間は2500時間と言われています。もちろんこれは目安ですが、つまり1日1時間の勉強なら2500日、1日10時間勉強しても250日は必要なのです。   これに関して、簿記3級程度の試験勉強なら、以上のように必ずしも専門学校は必要ないと言うことはできます。簿記3級の勉強時間の目安は、50時間程度です。これはつまり1日8時間勉強すれば6日と2時間ですから、実際に1週間で合格してしまう人もいるわけです。  

参考書選びで時間が増減する!

どの参考書を選ぶかは、分かりやすく言うなら、その内容によってこの必要勉強時間が増減するものと考えてください。   例えば内容が分かりやすく、試験に出るところだけをコンパクトに説明されている素晴らしい参考書であれば、50時間の必要勉強時間分を8割の40時間で終わらせることができます。   ところが試験に出ないところも含めて膨大な量が盛り込まれている参考書であれば、逆に1.2倍の60時間かかってしまうというわけです。そしてこれであれば、専門学校に通うかどうかは20時間余分に勉強するかどうかの差となります。   ただしこれは上述のように1日8時間勉強する人なら、2日と半日分の差です。これくらいなら、お金を払って学校に通うよりも…という考え方も問題ないかなと思います。   しかし、必要勉強時間が2500時間ともなると話は別です。同様に専門学校に通えば8割の勉強時間で、市販の参考書を買えば1.2倍の勉強時間でと考えて勉強をしてみましょう。   2500の8割は、2000です。これに対して2500の1.2倍は、3000です。つまり、この考え方に従えば専門学校に通うか独学かで、実に1000時間もの違いが生まれてしまうのです。1日8時間勉強する人でもこれだと125日、実に4か月もの違いとなります。これ…大きくないですか?     なお、市販の参考書に関しては、正直にお伝えしてどれもそれほど大きな違いはありません。イメージとしては、以上のお話の倍率が1.20倍か、1.21倍かという程度でしょう。もちろんこれも大きな違いではありますが、専門学校が毎年試験の研究を重ねて作り上げた専用の参考書に比べれば、やはりその差は歴然です。   こればかりはもう、本当に違うとしか言いようがありません。もしどうしても興味があるということであれば、科目ごとに使い分けて両方試してみてください。おすすめはしませんが、試験合格率や勉強時間に関して、これほど差が出るのかというくらい違うことを体感してもらえるはずです。   またこれに対して、それではどの専門学校の参考書がいいのかということも、あまり大きな違いではありません。なぜならそのイメージとしては、倍率が8.0割なのか8.1割なのかという程度ですし、合う合わないが人によって大きく異なるからです。専門学校の場合、その合格率を大きく左右するのは講師のレベルということが言えます。例えば分かりやすくテキパキと教える講師の授業と、オーバーリアクションで熱く説明する講師の授業、あなたはどちらが好きですか?   この問いに対して、誰にとっても正しい答えは当然ながらありません。各専門学校に関しては、それが大手であれば、その違いはそれくらい運と好みに左右されるものとなります。ただし一つだけ言えることがあるとすれば…市販の参考書もいいですが、専門学校の参考書こそ一番選ぶべきだということになるわけです。    

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