社会保険労士 試験申し込み、試験日、受験資格者の情報まとめ

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社会保険労務士を目指すということ

社会保険労務士(以下、社労士)を目指す人にはいろいろな理由があると思います。しかし想像するよりも、社労士への道は厳しいです。強い意思と覚悟が必要です。しかし一方で、たとえ合格しなくても、社労士の受験勉強をして身に付く知識は、決して無駄になるものではありません。人生のどこかで、きっと役に立ちます。  

試験は年に1回だけです

社労士の試験は年に1回、8月の第3日曜日に1日かけて行われます。 試験は択一式と選択式に分かれ、   「労働基準法及び労働安全衛生法」・「労働者災害補償保険法」・「雇用保険法」・「労働に関する一般常識」・「社会保険に関する一般常識」・「健康保険法」・「国民年金法」 の7科目から出題されます。   受験申込期間は4月中旬から5月31日までの間で、願書は各県の社会保険労務士会が扱っています。郵送でも取り寄せることができるので、わざわざ出向いて受験願書を受け取る必要はありません。   詳細に関しては、社会保険労務士試験オフィシャルサイトを確認してください。年に1回のチャンスですから、受験を希望する人は、受験し損なうことのないよう、気を付けて下さい。  

十分な試験準備が必要です

社労士の試験を受けるには、受験資格が必要です。いろいろ細かい条件が付いていますが、「大学・短大・高専を卒業した者あるいは大学の教養課程の単位を取得した者」、「しかるべき実務経験がある者」、「行政書士等、厚生大臣が認めた国家試験に合格した者」の3パターンに大別できます。   社労士の試験は国家試験でも難関の部類に入ります。合格率も毎年10%以下の場合がほとんどです。付け焼刃と一夜漬けの丸暗記で済む試験ではありません。特に、労働法や社会保険に関する法律の素養がない場合、受験勉強は1年かそれ以上かけて、じっくりと取り掛かる必要があります。   受験勉強は独学や通信教育でも可能ですが、条件さえ許せば、社会保険労務士の受験予備校に通って、受験生仲間と切磋琢磨することを勧めます。  

合格してからも大変です

社労士は難関の国家資格のひとつですが、無事に試験に合格したからといって、即開業できるわけではありません。実務経験2年もしくは事務指定講習の修了後、全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿に登録することで、はじめて社労士を名乗ることができます。   また登録と同時に、各県の社会保険労務士会への入会が規定されています。 無事社労士になったからといって、それで即お金が稼げるというわけではありません。既に社労士事務所に勤めている人、会社の労務部門に勤務していて資格がそのまま生かせる人は別ですが、開業社労士を目指すのなら、一から道を切り開いていかなければなりません。   「士業」に属するどんな資格でもそうですが、資格で食べていくための戦いは、合格してからの方が厳しいといえます。

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