社労士はどのように営業しているのか

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社会保険労働士の営業方法とその効果について

社会保険労務士の難しい資格試験をクリアしても、その後のことを何も考えていないのでは遅れを取ることになりかねません。資格を所得した後に進む道は、企業へ就職するか、自ら開業するかのふたつに分かれますが、今回は後者について考えてみます。そして、この場合、最も大切なのは、いかに営業を行い、顧客を得るかです。  

日々の積み重ねが鍵となる地道な営業方法

社会保険労務士にはどのような営業方法があるのか、順番に説明していきましょう。 1つ目は、飛び込み訪問です。直接相手と対して営業をするので、反応を伺いながら話を進めていけるのがメリットだと言えるでしょう。     しかし、その反面、かなりのコミュニケーション能力や交渉術が必要となるので、成果がでるまではかなりの件数をこなさねばなりません。 2つ目は、チラシです。これは一度に大勢の人間に対して営業を行うことができるため、飛び込み訪問よりも成果が期待できます。しかし、そのためには、かなりの枚数のチラシを出す必要があるので、宣伝にいくら投資できるかが問題となるでしょう。 3つ目は、ネットです。最近は素人でも簡単にブログを作れてしまうのである程度の技術があれば、低予算でも広く全国にむけて宣伝することができます。ただ、ネットは時間をかけ始めると際限がないので、どれだけ効率よく行うかがポイントです。  

強力な武器となる人脈づくり

ここまで紹介したのは、いずれも、かなり根気の必要な営業方法です。そこで、社会保険労務士が顧客を得るのにもっとも手っ取り早い方法をお教えしましょう。     それが4つ目となる第三者からの紹介です。しかも、経営者や税理士からの紹介であれば、これ以上のものはありません。なぜなら、この仕事は信用が第一だからです。経営者や税理士からの紹介は何よりも大きな信用となります。 しかし、そうした紹介をしてもらえるような人たちと懇意になるまでが、また大変です。そのためには、士業家たちが集まる勉強会や企業の経営者たちが一堂に会する商工会などに参加し、互いに交流を深めるがよいでしょう。社会保険労務士にとって、そこで築き上げた人脈は、貴重な武器になります。  

営業の効果をより高めるための方法

実際にどの営業方法を採用するかは、状況や向き不向きにもよりますが、それを効果的に行うにはいくつかの注意点があります。 まず、自分が社会保険労務士として何が武器なのかをはっきりさせることです。この分野に強いので、自分の顧客となるのはこの人たちだというのをはっきりしておかなければなりません。顧客を絞ってしまうと損だと思うかもしれませんが、そこを曖昧にしていては相手からの本当の信用を得ることができないのです。 その一方で、得意分野での依頼であれば、「お任せください」と言い切れるだけの自信を持つ必要があります。そう言い切れることが顧客への信頼へとつながるのです。しかし、だからと言って、その自信が上から目線につながってはいけません。また、相手の話をよく聞き、相手の意向に沿って処理を行う姿勢を見せることも大切です。  

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