税理士開業アドバイス

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 今回のお話は、税理士としてあなたが開業をする際のアドバイスです。言うまでもなく、独立をした場合には自分で営業をする必要があります。この方法の代表的なものとして、紹介営業や交流会の活用といった方法は有名でしょう。しかし、当然これらの他にもお客さんを獲得する方法は色々とあります。

今回は集客に関して、大枠での分類とその具体的な方法をご紹介しましょう。


まず税理士が開業した後に行う集客方法には、大きく分けて三つあると覚えておいてください。これは、以下の三つとなります。

1.リアルでの営業
2.インターネットでの集客
3.有料広告

1.リアルでの営業


 これは、上で挙げた紹介営業や交流会の活用のことです。この方法には他にも、飛び込み営業や電話による営業も挙げることができます。ただし、これらの方法はあまりお勧めしません。理由は、成功率が著しく低く、また仮に獲得できたとしてもすぐに契約解除をされてしまう可能性が高いからです。

 具体的な例として、企業への飛び込み営業を挙げてみましょう。もしあなたが会社の社長だとして、飛び込みで税理士が自分から「仕事を任せてほしい」とやってきたら、税務という大事な分野における会社の参謀的ポジションである税理士をその人に頼みたいと思いますか?おそらく多くの人は、その実力に不安を感じて断ってしまうと思います。これは、一般的な感性です。つまり、飛び込みや電話による営業では、実力に対する信用という面で最初から大きなハンデを背負ってしまうためあまりお勧めできないのです。

2.インターネットでの集客


 大枠での二つ目の方法は、会社のホームページを作り、問い合わせを待つという方法での集客です。この方法は一昔前までであれば、一番おすすめの方法でした。理由は、やっている人が少なく有利だったからです。それでは今はと言うと、正直それほどおすすめはできません。理由は、やっている人が多くなってしまったからです。

 試しに、ぜひ一度「税理士 地域名(東京など)」で検索をしてみてください。その多さに驚かれると思います。また競争相手が多いということは、当然それだけ競合他社はノウハウを研究しており、インターネットでの集客が初めてという人にとってはその時点で大きなハンデとなってしまうことを意味します。もちろん信用のためにひとまずホームページを作ろうというのであれば大いに推奨されますが、ホームページを作って少し頑張ればインターネットからの集客も期待できるという甘い考えは、今の時代通用しないと思っておいた方が無難と言えます。

3.有料広告


 三つ目は、新聞への折り込みチラシや広告看板の設置など、お金を払って広告を出す方法です。これにはその他、インターネット上での広告も含まれます。これも試しに、ぜひ「税理士 地域名(東京など)」で検索をしてみてください。上の方に別枠で、「広告」と書かれた候補が表示されるはずです。これは実は会社がお金を払って表示させているものであり、仕組みとしては1クリックされるごとに数百円ほど広告費が発生するという歩合式の広告になります。

 これらの方法での集客は、人の目を引き興味がある人に連絡をさせることのできる上手な広告を作れることができれば、広告費として支払った額以上にたくさんの顧客を増やすことができるでしょう。しかしその反面、上手な広告が作れなければお金を払ったのに一人も顧客が増えず広告費がそのまま赤字になってしまうというリスクもあるため、これもまた広告作成のスキルが必要と言えます。


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