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『自己満足を徹底的に排除する! 結果とスピードにコミットする赤瀬弁護士の仕事力』

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弁護士業務は人間力勝負

 
赤瀬さんの作成した『離婚慰謝料請求によろしく』(http://bj.bengoshi-rikon.jp/)が同業者の中で評判になっています。独立して10カ月ですが、経営は順調ですか。
 
 
順調とは言えませんね。1年目の売上目標は9000万円でした。半年で3分の1の目標しか達成できていません。独立して自由になりすぎて、プライベートを満喫し過ぎました。事務所にいる時間より、ゴルフ場にいる時間の方が長くなっています笑。
 
 
顔が真っ黒ですもんね笑。赤瀬さんと初めて会った印象ですが、ガツガツしている、まさに肉食系男子と感じていました。開業初年度なのに短期間でかなり成果を出していると思います。そのコツを聞かせて頂くとして、まずは、弁護士になられた経緯について教えてください。
 
 
もともと、実家が自営をしていて、父親が仕事を自由にし、ほぼ毎日ゴルフに行く姿を見て育ったので、会社勤めだけは嫌だなと思っていて、自分でも自営したいという気持ちはありました。
 
ビジネスをするからには稼ぎたいという強い思いがあり、だからと言って、新しい何かを生み出すことも難しいですし、また、資本力もなかったので、参入障壁のある資格で仕事をすればよいと考えたのがきっかけでした。
 
資格は何でも良かったのですが、士業の中では特に参入障壁が高く、顧客単価の高い弁護士資格に魅力を感じました。僕らが弁護士を目指していた当時は、広告解禁ということで、弁護士の広告規定が大きく変わった時期でした。
 
テレビにも積極的に弁護士が出るようになり、身近になったという印象がありました。テレビで弁護士が債権回収をしているシーンを見ましたが、これなら自分の方が上手くできるなと思いました。弁護士業務は人間力勝負であり、資格さえ取ってしまえば、誰にでもできるのではないかと思った記憶があります(一部は勘違いでしたが……。)。
 
 

依頼者が求めているのは「結果」と「スピード」

 
資格取得後、弁護士法人アディーレ法律事務所に入社されます。当時はいかがでしたか?
入所当時の事務所は、債務整理案件、交通事故案件を主に扱っていました。いわゆる過払いバブルも収束かと言われはじめ、多くの法律事務所が縮小傾向にある中、アディーレ法律事務所は石丸代表の経営判断であえて拡大路線に移行し、事務所を大きく成長させました。
 
事務所の知名度を高め、当時の分野だけではなく、他の分野を扱っていく基盤を作ることにも成功しました。所属弁護士からはもう担当したくないと悲鳴が出るほど依頼が殺到していました。私自身としてもかなり一生懸命働いていた記憶があります。
 
結果に伴って給料も上がる仕組みでしたし、仕事そのものが面白いと感じていました。対個人の案件については数年でかなりの件数を担当し、比較的短期間で経験を積むことができました。
 
担当事件数がかなり多かったので、僕自身手持ちの事件をいかに短期間で終わらせられるかに注力していました。依頼者が求めているものを突き詰めると、やはり結果とスピードなので、その2点を重視して、依頼者に喜ばれるような仕事を追求してきました。
 
依頼者もこの2点に価値を置いていることを常に意識しています。感謝の背後には結果があるのみです。
 
なので、僕が制作した漫画『離婚慰謝料請求によろしく』(http://bj.bengoshi-rikon.jp/)でも記載しているように、やはり、結果を出せなければ報酬を取るべきではないというポリシーを大事にしたいですね。これは、自分でも強く意識していたことでしたが、アディーレに入所し、石丸代表に改めて徹底的に叩き込まれました。
 
 
 

若手でもベテランに勝つチャンスはある

 
最近、「食えない弁護士」ということが話題になっています。赤瀬さんは弁護士業界をどうとらえていますか?
やはり、やり方次第だと思います。広告規定が解禁される前は、紹介でしか仕事を受注できませんでした。しかし今では違います。そもそも、弁護士の知り合いがいる人なんて、限られていますし、弁護士に依頼することなんて一生に一度あるかどうか。
 
であれば、そういった人たちを対象にして、広告を打つことに目を向けるのです。まずは、リサーチです。売る商品とパイの見極めです。若手の中で話すと、やり甲斐とか企業法務とかそういったものに魅力を感じる人が多いのですが、自分が何をしたいかというよりは市場が何を求めるかを大事にしています。
 
次に、重要なのは広告費への投資です。集客、見込み客の獲得、問い合わせなど、広告によってどれだけビジネスチャンスを広げられるか。そして、いかに受任に結びつけられるかが大事です。
 
マーケティング(=潜在的顧客を目の前に連れてくる)こそが重要ということになります。僕が制作した漫画『離婚慰謝料請求によろしく』(http://bj.bengoshi-rikon.jp/)については、手前味噌ではありますが、かなりストーリーラインが練られていて、マーケティングが強く意識されています。
 
最近、他の事務所でも僕と同じように『ブラックジャックによろしく』を利用しているのを見る機会が増えましたが、ストーリーラインがダメです。僕に頼んでくれたらストーリーラインを考えてあげたのにと思いますね笑。費用は高いですけど笑。
 
話を戻しますが、他の業界などでは、レッドオーシャンの中で返金保証を付けるなど、顧客獲得のための自助努力をしています。弁護士業界でも、単純な価格競争に走らず、市場のニーズに応えるための努力が必要です。
 
そのような当たり前のことを考える必要に迫られている点で、健全な業界へと向かっているのかもしれません。価格競争に走る傾向もありますが、弁護士としての職責として、たとえ安い価格設定をしたとしてもサービスの質を下げることはできません。
 
安請負をすることは自分の首を絞めることになります。なので私は、価格競争はしません。他には、若手などは経験値がないことで、怖がって事件に手を出せないといと聞くことも多くあります。
 
僕なら他の弁護士が珍しい事件をしていたり、弁護士であれば誰もが経験している事件などで自分が経験していないものがあったりすれば、経験値を高めるために自分が費用を払ってでも経験を買うべきだと思いますね(実際、費用を出して共同受任をさせてもらったことはありませんが……)。
 
これも投資ですね。積極的に依頼を受けようとする人であれば、経験のなさをどのようにして補っていくのかという視点で創意工夫すればベテランにも勝てるチャンスがあると考えます。業界が悪いとか、就職の面倒をみてくれないなどと文句を言うのではなく、上に取って変わってやるという意識で仕事をするべきです。こういう意識がないならバッジを外せと言いたいです。
資格を持っている以上、期が上でも同じプレイヤーですからね。依頼者にとって、期は関係ないということですね。赤瀬さんは業界に存在する徒弟制度に逆らって東京弁護士会の副会長選挙に二度立候補していますしね笑。話を戻しますが、今後の事務所経営で考えていることはありますか。
 
 
手短になりますが、事務所経営という観点からは、受注から成功報酬を受け取るまでのキャッシュの流れを短期間で実現することが大切です。依頼者にもスピードを提供できますし、自身にとってもメリットがあります。その意味では短期間にキャッシュポイントを作るための取扱分野を分析するリサーチも当然のことながら重要です。

相互にメリットがある仕組みづくりを

 
ありがとうございます。最後に、読者へのメッセージをお願いします。
弁護士に限らず、どの士業に対しても、依頼者が求めているのは結果とスピードです。
だとすれば、これからの集客の仕組みづくり、いかにお客さんを連れてくるかを考えるにあたっては、周囲の士業と組むことも積極的に考えるべきです。
 
ターゲットにする顧客の幅が広がると思います。たとえば行政書士であれば、許認可申請や会社設立だけで依頼者のニーズが全て満たされる訳ではありません。その後様々な法的トラブルが生じるかもしれませんし、その予防も必要です。
 
となれば、弁護士と組んで顧問サービスまで付加すべきです。そうすれば、ワンストップで会社設立からその後の法務問題まで解決できるので、依頼者の期待を上回るスピードを実現できるはずです。もちろん、各士業が専門性を発揮して最大限の結果を出すことが当然の前提ですが。
 
私自身も許認可申請業務を商品としておりますので(http://www.corporate-law.jp/)、私のような弁護士と組みたいという他士業の方がいれば連絡を頂ければ嬉しいですね笑。各士業間では、相互にwin-winの関係になれるのが大事です。
 
タッグを組むとしても、どちらかが優位に立つような関係では、うまくいきません。相互にwin-winの関係を築きながら問い合わせや受任を増やせる仕組みを作ることがベストですね。相互にキャッシュポイントを発生させる仕組みを作ることが必要です。
 
時間と金をどこに投資するか。そのための事業計画ですね。ただ単に経営をしているだけなのであれば、サラリーマンになった方がいいかもしれません。安定を求めることも悪いことではないですし。どこを見て仕事をするのか。何を目指して士業を行うのか。
 
そういった観点からしっかりと考えていくことが必要なのではないでしょうか。 イトケンさん、これって若い士業の方を対象としているんですよね笑。僕は話す人の対象が違えば話す内容を変えます笑。今日の話というのはイトケンさんのニーズの中での話です。
 
人の喜びが僕の喜びなので笑。以上です!

 

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