<第2回>口コミで広がるようなコーポレートサイトを作る

第1回の対談記事(会員登録なしで読めます)
<第1回>経験者中心採用から理念共感型の採用で退職率0%へ

圧倒的にWEBページにこだわる!

【ミカタ編集部】 
もう少し組織論のお話も聞きたいところですが、次のテーマがあります。独立当時から現在にかけて、お客さんの開拓はどのようにされているのでしょうか。

【渡邊氏】
当初から税務調査の集客をWEB中心に行っていました。税務調査を依頼いただくお客様の安心感と納得感を提供できると、自然とお客さんになってくれました。そんな経営者は、昔のクオリティ・ワンと同じくメンバーとの人間関係に悩んでました。だから、経営者をどうしたらメンバーと力を合わせて成長できるかを考えたときに、クオリティ・ワンが個人と会社の理念を明確にして、理念の統合をして良くなったことを伝えてきました。税務調査から来るお客さんが、自分だけ勝つタイプから、メンバーを勝たせるタイプなっていく成長を見るのが、私たちの仕事の醍醐味です。もともと税務調査が入る会社なので利益は出ている。更に経営者がメンバーと人間関係が良くなったら、利益が出ないはずがないですよね(笑)

【ミカタ編集部】 
理念経営に共感してくれるお客さんはなかなかいないのではないかと思いますが、どうやってそのようなお客さんを見つけていっているのですか?

【渡邊氏】
「類は友を呼ぶ」です。基本的にはお客さんのご紹介です。「今まで利益しか見ていなかったけれど、理念経営をやって本当にメンバーと一緒に感動できる」と思ってくれたお客さんのご紹介です。多くの経営者が感動する組織を作りたいと思っているが、メンバーとの人間関係に悩んでいます。だから、人間関係が良くなり、感動する組織になれば、それを伝えたくなる。それがご紹介になっております。
この他に、セミナーで「人軸経営」の在り方と「MQ会計、日次決算」のやり方の両方をお伝えしています。それに加えて、未経験者を育成するためには育成の仕組みを作らないといけない。育成のために一番いいのは、チェックリストやマニュアルです。
クオリティ・ワンはこの3つを経営者に伝え続けています。

【ミカタ編集部】 
セミナーでは、ご自身が普段実践していることをお伝えし、その中で共感してくださった方が、声をかけてくださるということですね。独立時はウェブ集客だけだったのですか?

【渡邊氏】
そうです。初めの2年間はひたすらウェブの勉強をしました。心理学も含め、お問い合わせボタンは何色がいいか、右脳左脳の順番にしてお問い合わせボタンの設置をしたり、どういうキャッチコピーがいいかにはトコトンこだわりました。

【ミカタ編集部】 
その結果、当時ウェブ集客はとても成功したということですね。今はウェブとセミナーで比率はどれくらいですか?

【渡邊氏】
ウェブが7、紹介が3くらいです。

【ミカタ編集部】 
今ウェブ集客を成功させるためにされていることはありますか?

【渡邊氏】
一つはリスティングです。何回かいろんな業者さんを使い、自分に合ったマーケティング会社と組むということです。あとはコンテンツ重視になってきているので、どういったコンテンツ、記事にするかということはすごく考えます。また、ウェブで集客するときに、お客さんがどういうところを見てお問い合わせいただくかということを常に聞いて、その中でコンテンツをブラッシュアップしていくことです。

【ミカタ編集部】 
ウェブ集客は広告も大事ですが、記事書きも大事です。私たちの会社でも、お客さんの役に立つ記事をこつこつ書くことが大切ですとお伝えしているのですが、記事書きは渡邊先生がやっていらっしゃるのですか?

【渡邊氏】
僕と、うちのメンバーがやっています。本当はお客さんの立場でいい記事をバンバン書くことができればいいのですが、僕の一番の意味付けは、自分自身がアウトプットすることによって知識の習得ができるということでした。メンバーにも、まずは未経験の子にアウトプットによって知識を習得してほしいと伝えています。

【ミカタ編集部】 
やはりウェブの記事は忙しくて後回しになってしまうことも多いと思いますが、そのあたりはどのように工夫されていますか?

【渡邊氏】
僕らの知識は商品そのものなので、その仕入れをしない限りなにか付加価値を付けて売ることはできないと思います。セミナーで身につける知識もありますが、究極的にはアウトプットして人の役に立った知識こそが、本当の自分の身についた知識だと僕は意味付けしています。だからこそ自分自身もメンバーも、アウトプットをしなければならないと思っています。

【ミカタ編集部】 
クオリティ・ワンさんのウェブページはすごく迫力があってスパイスが効いています。これは渡邊さんが考えられたのですか?

【渡邊氏】
そうです。「税務調査110番」という税務調査のページや自分のコーポレートのホームぺージも全部企画するのですが、コーポレートのホームページは基本的に既存のお客さんに満足してもらえるというコンセプトでやっています。例えばCMでいうと、BMWは売り込むというよりも既存のお客さんが喜ぶようなエンジン音や走りをイメージして作っています。それをヒントにして、うちのお客さんが見て「クオリティ・ワンを選んでよかった」「こんな面白い税理士法人に頼んでいるんだよ」というように、既存のお客さんが経営者に言うときに口コミになってほしいと思って作ったのがこのコーポレートサイトです。初めて見る人は多分好き嫌いがはっきりすると思います。

【ミカタ編集部】 
記事の中にURLを貼っておくので、ぜひご覧ください。(http://q-one.jp/)すごく渡邊さん感が出ていますもんね。渡邊先生はベンチプレスの世界大会にも出場されていて、それと合わさって渡邊さん感が出ていると思います。確かに話題性があって、すごくいいと思っています。

【渡邊氏】
ありがとうございます。

納税義務者の信頼に応える

【ミカタ編集部】 
渡邊先生の今後の目標を聞かせていただいてもいいですか。

【渡邊氏】
一つはとことん上質(クオリティ)を追求していきたい。あと、やはり日本に貢献していくために税理士の役割はなにかということを考えると、一つは納税額を増やしていくことだと思います。クオリティ・ワンのお客さんが納税している金額は約10億円です。これを5年後に50億円にしたいと思っています。
つまり、クオリティ・ワンのお客さんがクオリティカンパニーになって、ありえないくらい価値を社会に貢献して、自分たちも豊かになっているということです。このクオリティカンパニーというのをたくさん輩出していきたいと思っています。

【ミカタ編集部】 
最後に2つお聞きしたいことがあります。一つは、今AIが発達してきていますが、AIに淘汰される可能性が高いとされる士業について、税理士業界はどのように変化するとお考えですか?

【渡邊氏】
AIの時代に残るのは「ホスピタリティ・クリエイティビティ・マネージメント」と言われています。そして税理士法人の業務には、製造業的な要素とサービス業的な要素があると思います。製造業的な要素というのは、AIに代わってくると思います。

しかし、サービス業的な部分、税理士法にもある、「納税義務者の信頼に応える」という部分はまさにサービス業の部分はAIではできない部分だと思います。例えば、税務調査の時にお客さんの不安感を軽減する「ホスピタリティ」。数字をベースに経営者に多くの気付きをあたえる「クリエイティビティ」。私たちは、その関わりでいかにお客さんを豊かにして、クオリティカンパニーになっていくかを一心に考えてサービスを提供し、信頼を得ています。まさに税理士の在り方が問われていくんだなと思います。

【ミカタ編集部】 
やはりAIは作ることはできますが、人にしかできないこともあります。税理士という垣根を越えて、経営者の方々にクオリティの高いサービスをどう提供するのかというところで勝負しなければいけませんね。最後に、この記事をご覧になっている読者の方に学びや成長につながるメッセージをお願いします。

【渡邊氏】
税理士など士業になったということは、ご自身が税理士試験合格ためにものすごく努力されたと思うし、国から使命をいただいているわけです。だからこそ、在り方を土台にしてやり方を求めていったところに、専門家としての成功があるんだろうなと思います。士業の方は社会的影響力があると思いますので、やり方と在り方で発信してもらって、自分だけではなく周りの人にも物心の豊かさやクオリティを分け与えた先に自分の豊かさがあるのではないかと思います。やり方と在り方をともに追求していける同志だと嬉しいなと思っています。

【ミカタ編集部】 
ありがとうございます。本日は税理士法人クオリティ・ワン代表の渡邊勝也先生にお越しいただきました。本日はありがとうございました。



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