経済学ってどんな学問?歴史に名を刻む経済学者から現代を考えよう

ポイント
  1. 経済学とはどのようなもの?
  2. ミクロ経済学とマクロ経済学
  3. 歴史的に著名な経済学者

多くの大学には経済学部がありますが、経済学部を卒業した方は経済学ってなにをするの?と子供に聞かれた場合にどのように説明するでしょうか?

経済学という言葉はメディア(テレビ・新聞・ネットなど)で多く使用されていますが、そもそもの経済学がどのようなものなのかについては、ぼんやりと理解しているだけで説明するのはなかなか難しいと思う方が多いのが現実であると思われますので、まずは経済学ってどんなものから理解していくことにしましょう。

経済学とはどのような学問なのか?

経済学を理解するには、その前に経済とは何かについて理解していなくては経済を学問として理解することはできませんので、まずは経済とは何かについて説明しておきましょう。

経済という言葉が生まれた背景

経済とは何かについては諸説あるようですが、現在主流として語られている語源は「経世済民(けいせいさいみんと読みます)」であるようです。

経世済民の言葉が登場するのは中国の古典ですので、数千年まえから経済の概念は存在していたということになります。

経世済民の意味は言葉の通りであり、「世の中をおさめて、民を救う」という意味になり、同じ意味合いの言葉としては経国済民(けいこくさいみん)という言葉もあるようです。

語源となっている経世済民または経国済民を略して経済と呼ばれるわけですが、経済の英語の読み方である「ECONOMY(エコノミー)」とは多少意味が違い、元々登場したときには、政治・統治・行政の全体を指示するための言葉として使用されていたようです。

そうなると「経済学者」と「エコノミスト」の肩書は今では同じ意味として理解されていますが、登場当初の感覚では別の意味であったということになりますね。

限られた資源を上手に使うことを考えるのは経済学の主目的

人類が上手に生活を営んでいくとはどのようなことをすればいいか少し考えてみてください。

人間は個々人がそれぞれ違う欲望を持っており、自分の考える欲望を満たすために行動して生きています。

生きている人間のすべてが毎日の食事に困らないようにと考えているでしょうし、快適な住環境で生活したいとも考えているはずです。

またただ生きているだけではなく、自身が楽しいと考える趣味などを存分に行えることも欲求として持っていることでしょ。

世界で生きている全ての人類と表現するのは少々大げさなことかもしれませんが、経済学を学んで、その知識を使って人々の生活を向上させたいと考えているのであれば、全ての人類が毎日の生活に困窮することなく生活できるというのは経済学を学ぶ全ての者の目標ともいえるのではないでしょうか。

地球には現在約70億人の人類が住んでいますが、全ての人が富裕層の生活ができるような資源は残念ながらありません。

日本に住んでいると考えられないような環境で生活している人々が世界中には多く存在しており、飢餓で子供が毎日のように亡くなったり、資源の奪い合いで戦争になり全く関係のない市民が虐殺されるなど痛ましいことがあるのも事実です。

したがって、世界中の人々の多くの希望を最大限に実現していくためには、有限の資源(モノや時間など)を効率的に利用していくことが非常に重要になってくることは間違いありません。

上記で説明している、有限の資源を無駄なく効率的にどのように利用していくことが、人類の幸せに必要なのかを考えることは経済学においても重要なテーマの1つであると言えるのです。

ミクロ経済学とマクロ経済学は経済学を学ぶ基礎的知識

経済学は自分達が幸せに生活していくにはどのようにすればいいのか?ということを考える学問ですが、そのことを考えるには自分達が幸せに生活するとはどういう環境が整っていればいいのかを概念として考えて明確にできていなければいけません。

概念を考えるために利用するのがノーベル経済学賞を受賞した方を含めて経済学者が考える経済理論であり、経済学を学ぶのは経済理論を理解しなければ意味がないともいえるかもしれません。

ここでは例としてミクロ経済学とマクロ経済学を取り上げて簡単に説明していくことにします。

ミクロ経済学とマクロ経済学とは何か?

世界中で発表されている又は新たに発表される経済理論は大きくわけるとミクロ経済学とマクロ経済学の2つに分類されることになります。

ミクロ経済学のミクロ「MICRO」は小さいという意味になります。スペルを英語読みするとマイクロとなるのですが、日本ではローマ字読みの方が馴染みが強いからかもしれませんがミクロと呼ばれることの方が多いようです。

ミクロ経済学は、経済においては小さな単位である個人に着目して、そこから人類社会についての考えを進めていくことになります。

これに対してマクロ経済学のマクロ「MACRO」は大きなであったり、大規模なといった意味となります。

人々の日々の活動の結果として、日本国内に住んでいる人(日本人だけではなく日本に居住する外国人も含まれます)がどのような規模で生産を行ったのかといったGDP(国内総生産)の数値は、国内の人々の活動を集計した規模であり、ミクロ経済学の対象となっている個人と比較すると非常に規模の大きなものになります。

上記のように、大きな規模での単位に着目して集計されたデータを分析して経済活動に役立てていくものをマクロ経済学と呼んでいます。

ミクロ経済学とマクロ経済学は経済学を支える理論であり、経済を支え実際に経済を動かすときの両輪ともいえる存在になります。

大学などで経済学の基礎的な勉強を始めるときには、多くの方がミクロ経済学とマクロ経済学を勉強するところから経済学の勉強をスタートさせるようです。

経済学者になるためでないにしても、実際に起業をして事業を行っていたり、今後起業したいという思いを持っている場合には、基礎的な知識でもいいので最低限はミクロ経済学とマクロ経済学については知っておいて損はないのではないでしょうか。

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