<第1回>職歴なしから事務所所長に

ポイント(この記事は4分で読み終わります)
  1. 夜はバイト、昼は勉強漬けの12年間
  2. 職歴なしで独立!当時は自転車操業
  3. 交流会では営業をしない
  4. 仕事は忙しそうだが余裕のある人のところへ来る
遠藤太郎氏プロフィール

ノア法務司法書士事務所 代表司法書士
平成23年 前の旧司法試験を合わせて、受験期間12年の末司法書士試験合格
平成24年 司法書士登録と同時に大田区池上でノア法務司法書士事務所設立
生まれ育った大田区池上での地元密着での活動を中心に、各種士業交流会、社会人交流会を主催。
又、ボランティア活動においても現在保護司として活動中。

(聞き役:助っ人編集部)

夜はバイト、昼は勉強漬けの12年間

ー こんにちは。本日は、ノア法務司法書士事務所代表遠藤太郎先生にお越しいただきました。遠藤先生は開業されて6年目の先生で、相続をメインとされています。また、司法書士業務にかかわらず、地域活動やイベント、交流会なども積極的に主催されています。本日はお話を楽しみにしておりました。よろしくお願いします。はじめに遠藤先生のプロフィールをお伺いしたいです。司法書士になるきっかけや経歴、プロフィールを教えていただけますか?
 
遠藤氏)
最初は弁護士を目指して、大学卒業後から旧司法試験を受けていました。8年受けて30歳になった時、旧司法試験が終了となり、試験科目が一番多く重なっている司法書士を目指しました。その間はコンビニの夜勤やスーパーのアルバイト、パチンコ屋ホールアルバイトを主にしており、全く職歴がありませんでした。

ー ずっと勉強されていたということですね。
 
そうですね。夜中バイトで、帰ってきてから勉強と言う感じでした。
 
ー すごいですね。では、ずっとコンビニと先ほどお伺いしましたがパチンコ屋でも働きながら勉強されていたのですね。1度も就職されたことがないと。珍しいですね。
 
職歴なしからいきなり所長です(笑)。
 
ー すごいキャッチーですね。

職歴なしからいきなり所長。こんな君でも何とかなる。みたいな。(笑)
 

職歴なしで独立!当時は自転車操業

ー 実際に独立された時、どのような準備をされたのでしょうか。
 

最初は司法書士経験もなく、働いた経験もありませんでしたので、事務所に勤めるしかないと思いました。何個か面接を受け、又同期の情報を聞くと、やはり1年目はきついということがわかりました、雑用ばかりや、やりたいことができないようでした。私はアルバイト時代がきつかったのと、そのような事務所の話を聞いて、もう独立してしまおうと思いました。自分の幸せは、お金ではなく、自由な感じなのだと思っておりました。そこでせっかく受かったので、貧乏でもいいから貯金が尽きるまで1年くらいは独立してやってみようと思いました。
 
ー その中で具体的に準備された事はなんですか。
 
自宅開業だったので、パソコンとプリンターとキャビネットを買ったくらいでほとんど設備投資はしていません。その時は自転車操業で、報酬が来たらそのお金を何かに使うというかたちでした。
 
ー 最初のお客さんの獲得はどうされていましたか。
 
最初は、親の知り合いの近所の社長さんが会社を設立するということでその依頼がきました。もう一件はその社長さんの知り合いの知り合いでした。とりあえずその2件をこなし、報酬で文房具を買ったり名刺を作ったり、ホームページを1ヶ月から半年くらいの間に徐々に自作していきました。
 
ー ホームページも勉強して自作で。今はそこからお問い合わせが来たりするのですか。
 
来ます。
 
ー すごいですね。今後はそういうコンテンツも売っていけますね。
 
最近あまり更新していないのと、広告・SEOに費用をかけていないので、依頼は前より多くは有りません。結局士業のホームページからの依頼は、あまり受託率が高くない印象なので、そんなにネット集客は期待していません。HPは名刺がわり的なものとして見ています。今後どうしようかとは考えますが、今のところはそんなところです。

交流会では営業をしない

ー 遠藤先生とおつきあいさせていただいていて、イベントは交流会をたくさん主催されていて、たくさんのつながりを持っていらっしゃると感じます。飲みニケーションでお客さんを獲得されていると思うのですが、初対面で人に気に入られるために意識していることはありますか?
 
まずは営業をしないことかと思います。僕自身も交流会に出たりする中で、保険の人とかにいきなり営業されるのは嫌ですね。営業目的で近づいていることは結構わかるので、それが出るのが嫌です。だから自分もそれはしないようにしています。登記やっていますとか、司法書士やっていますとかは基本言わないようにしています。司法書士ということさえ言わないこともあります。まずは飲んだり、趣味のフットサルチームに来てもらって仲良くなって、徐々にというのが一番良いのかなと思っています。

ー 実際に、お仕事のうち何割くらいが飲みニケーションから来たお仕事ですか?
 
意外に低くて、直接だと2割くらいだと思います。あとの8割はそこからの経由で紹介を受けたものです。友達になると仕事は頼みづらいんですかね。それか実は信用されてないか(笑)
知人の士業の税理士の方とは一緒にプールに行くほど仲良くしていますが、司法書士の仕事があってもうちには回さない(笑)。しかし私その税理士とはそういう仕事上の関係ではないと思っているので、仕事を回していただかなくてもいいし、10年20年後来るかもしれない。回していただかなくてもいいと思っていると、そういう雰囲気がその税理士の知り合いの税理士さんとかに伝わって、その方達から依頼が来るんです。
 
ー それってある種紹介ですよね。
 
直接お仕事をいただける数は2割くらいですが、飲みニケーションで間接的に8割いただいているので、間接を得るために直接の飲みニケーションが大事だということだと思います。
 
ー 確かに、仲良くなりすぎるとなかなか仕事の話はしづらいですよね。
 
仲のいい先生方からは全然お仕事が来ていません(笑)。
 
ー でもその周りの方々からお仕事が来るんですよね。これって不思議です。最初コミュニティに入るときは、お客さんになってくれたらいいなという、半ば下心を持っています。しかし実際にコミュニケーションを取っていくと、仕事を頼みづらくなってきます。ご本人でなくその人を介してお仕事につながることが多いので、不思議ですね。最初はお金もないですし、つい営業をかけたくなりますが、その気持ちはどう抑えていましたか?
 
最初は抑えられていませんでした。営業もしたことがなかったので、交流会に出たら名刺を渡して、とにかく登記ありましたらお願いしますと言うくらいでした。今の私がその時の私を見たら、これでは絶対うまくいかないとわかりますが、そのときはなにもわかりませんでした。相手も嫌だったと思います。
 
ー 確かに嫌ですよね。くれくれ君に仕事を頼もうとは思いませんね。その人の人となりがわかった方が安心感もありますし、数字としての実績がついていればより信頼できます。実際に今はうまくいっているという感覚はありますか?
 
他の司法書士と比べればわかりませんが、私の中では想像以上にうまくいっていると感じております。

仕事は忙しそうだが余裕のある人のところへ来る

ー さすがです。開業されて6年、なにが一番うまくいっていますか?
 
業務的には相続業務です。相続業務は、6年もやってますと、不謹慎ですが再度ご依頼を頂く事もあります。お父様が亡くなった後の相続、そしてその後お母様が亡くなった時の相続です。おじさん、おばさんなど近くの親類の相続も頼まれることがあります。仕事の開拓という話では、最初くれくれ君でしたが、今は安定していて、土日を潰さないと終わらない業務量になっています。知人の士業が言っていましたが、仕事は忙しそうにしている人に来るんですよね。忙しそうだけど充実して余裕がありそうな人に来るので、余裕が新たな循環を生むのだと思います。
 
ー 忙しい人に頼みたくなりますね。すぐやってくれそうだし、業務量、経験にも安心感を持てます。逆に、うまくいかなかったことは何かありますか?
 
最初の頃なにもわからずいろんな交流会やボランティアに行ったことです。変な投資グループの集会にも行ったし(笑)、飛び込み営業もしました。
 
ー 銀行にも飛び込み営業をされたそうですね。
 
銀行にも不動産にも行きましたが、結局いきなり来たやつに仕事なんて回しませんよね。名刺とチラシを持って飛び込み営業しましたが、何回心をへし折られたか…。そんなに心強くないので、ノルマを作って回りましたが三件目くらいで心が折れてノルマをやらなかったり、ということもありました。
 
ー 地方銀行にも行って、十何個も口座開設されたとか。
 

地域の銀行、信金全ての口座を持っています。通帳やカードがたくさんありすぎてどこにいくらいれたかわからなくなります(笑)

<第2回>自分の趣味を生かす営業術

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