<第1回>社労士バンドで専門知識を広めた5年間

ポイント(この記事は4分で読み終わります)
  1. ペガサスクラブをきっかけに社労士取得へ
  2. 社労士バンドWORKERS!へ参加
  3. 歌う社労士
浜村友和氏プロフィール
理念ソングプロデューサー / 組織・人材開発コンサルタント / 社会保険労務士

2011年、社労士バンドWORKERS!のボーカルとしてデビュー。“ロックで伝える社会保険”をテーマにライブ活動を行う。2016年よりバンドと並行してソロ活動を開始。社員の意識改革のための社歌制作「理念ソング」プロデューサーとして、就業規則の代わりに社歌を作って企業を元気にする“歌う社労士”。

【趣味】
ハンズやロフトで文房具を見ること。本屋に行くこと。買った本をカフェで読むこと。考えた事をお気に入りのペンでノートに書くこと。映画館でビールを飲むこと。子供とショッピングセンターに行くこと。家族で回転寿司に行くこと。神社やお寺に行くこと。岡本太郎記念館に行って決意を新たにすること。

【経歴】
大学卒業後、大手ドラッグストアに就職。“チェーン店の店員”であることに誇りもやりがいも見いだせない中、チェーンストア業界の理念とビジョンを知って人生観が変わったことをきっかけに社労士を目指す。

著書に「どんな年上部下でも一緒に働きたくなる上司のルール」(青春出版社)がある。
東京スクールオブミュージック「理念ソング」プロデューサー
帝京大学、常盤大学、東京スクールオブビジネス、ゲスト講師
1979年、静岡県伊豆の国市出身。神奈川大学法学部卒。

(聞き役:助っ人編集部)

ペガサスクラブをきっかけに社労士取得へ

ー 社会保険労務士の浜村友和さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。浜村先生は大学卒業後、大手のドラッグストアに就職されたということですね。

浜村氏)就職をし、現場(店舗)で働くようになりました。レジを打ったり洗剤やティッシュペーパーを積んだりと地味な仕事ながら、接客や商品ディスプレイは好きな仕事でした。店舗の売上を伸ばすことにやりがいは感じられたのですが、それだけで20年~30年後も、ずっとモチベーションが続くかという心配が、入社2~3年目の頃にはありました。この職種で身につけられるスキル、たとえ会社を辞めても他で通用するスキルは何だろうかということに興味があり、小売業の専門書などを読むようになりました。その中でペガサスクラブの存在を知りました。この業界にはペガサスクラブというチェーンストア研究団体があり、私が勤めていたドラッグストアもその加盟企業でした。

― ペガサスクラブとは何でしょうか?

ペガサスクラブができたのは昭和37年です。当時、飲食店や小売店は零細が当たり前だった時代に、アメリカにはすでに一社あたり数千店舗を経営するチェーン企業が多数存在し、小売業が製造業やほかの産業と肩を並べるような産業になっている。それでアメリカ人の暮らしはすごく豊かなんだと。日々の生活用品が安くおいしく、おしゃれなものが簡単に手に入る。そういうものを日本にも作ろうということでペガサスクラブができました。今大手のチェーン店はほとんどペガサスクラブ出身の企業です。昭和37年当時に50ヵ年計画の年表が作られていて、2010年を一つのゴールとしてチェーンストア産業が作られてきたんですね。その歴史に感動してしまいました。チェーンストア企業は、ドラッグストアであろうとスーパー、ホームセンター、ファミレス、ファストフードであろうと、ペガサスクラブで教えているチェーンストア理論を共通言語としているので、この理論を学び、それに基づいて店舗運営を行う経験は、ポータブルスキルになると思いました。理論を学び売り場で実践をすることに楽しさを感じる中、経営全般を網羅するチェーンストア理論の中で、一つ専門領域を決めなければいけないと思いました。ドラッグストアの花形部門は医薬品と化粧品です。薬剤師や美容部員には勝てないので、この会社で商品のスペシャリストにはなれないな、と思いました。自分は店長として人を使う立場であり、人材育成・労務管理の分野がペガサスクラブの理論体系の中でも大きな柱となっていたので、ここを突き詰めようと決めました。人事・労務の分野の勉強を始めてすぐに社会保険労務士という資格の存在を知り、せっかくなら取得を目指そうと思い、勤めながら勉強をしました。

社労士バンドWORKERS!へ参加

ー それで社会保険労務士という資格を取得されたのですね。浜村先生は社労士バンドをやっていらっしゃったと伺っていますが、どういったことをされていたのですか?

高校生の頃から、趣味でバンドのボーカルを続けていたのですが、社労士になってから、メンバー全員が社労士で構成された「社労士バンドWORKERS!」にボーカルとして参加しました。社労士の専門領域である社会保険や労働法を、オリジナルのロックの歌にのせて伝えるというライブ活動を2011年から続けています。最初はライブハウスを自分たちで借りて自主開催ライブをして、同業者や友人、お客様の社長など、知り合いを集めていました。ライブは好評で、毎回100人~300人は集まりました。応援してくださる方々のご縁で、学校の授業の一環としてライブを頼まれるようになりました。例えば、高校生向けに年金制度をロックで伝える出前授業ライブをしたり、大学の学園祭で学生さんに向けて「二十歳になったら国民年金を払わなければならないんだよ」ということを歌ったりしました。

ー 国民年金の歌ですか!すごいですね。学生の反響はどうでしたか?

学生は笑ってくれますね。笑いながらも「頭に残って離れません」と言ってくれました。法律上大事なところを強調するために、サビで繰り返したりする作りになっているんです。

ー 学生の頃の年金のイメージって、マイナスの印象が強いです。

僕はまったく知らなかったですからね。社労士の勉強をして初めて、二十歳になったら強制加入。学生納付特例の手続きをすると学生の間は保険料が猶予されることを知りました。自分は学生の頃に何も手続きをした記憶がないと思ったら、母親が代わりに国民年金を納めてくれていました…そんなレベルです。

ー 一度のライブで100人~300人集めるのはすごいですね。年間どれくらいやっていたんですか?

最も精力的に活動していた時期は、月1回ペースでライブをしていました。自主開催ライブを続けるうちに、次第に依頼されて演奏する機会が増えました。途中から年に2,3回ペースに落ち着きましたね。自主開催で年に1回大きなライブをやって、あと1,2回は何かのイベントや式典に呼ばれて、という形です。

ー 結構大きなイベントでも演奏されたのですか?

一番大きかったのは1000人規模の厚生労働省後援のイベントです。大臣や外国の大使のような方々の前で演奏しました。

歌う社労士として

ー 社労士の先生でバンドをやっていらっしゃる方は周りにいらっしゃらないです。

実は、士業は音楽好きな人が意外と多いんですよ。これは私自身の経験ですが、子供の頃からスポーツが得意ではなく、その反面か勉強と音楽に興味を持つようになりました。ただ、バンドをやっている人は少なくないですが、「士業・バンド」等で検索すると、出てくるのはコピーバンドですね。士業で集まってビートルズのバンドをやっていますとか、好きな洋楽のカバーをしてますという先生は時々いますが、オリジナルで社会保険を歌っている人はいないですね。

ー それだけ面白い活動をされていれば業界の中でのご自身の認知も広がると思いますが、そこからお仕事につながることも多かったのではないでしょうか。

社労士バンドとしては、ライブのたびに応援してくださる方の数が増えていきました。ただ、個人的に社労士として仕事に繋がることはまったくないんです。本気でボーカルをやっていることがステージから伝われば伝わるほど、「この人はミュージシャンなんだ」と思われて、社労士の仕事の依頼は全然来ないですね。

ー 社労士の先生というより、バンドマンのイメージが強くなってしまったのですね。

“歌う社労士”と言われてきましたから。特に私はボーカルでフロントマンとして熱唱していたので、まったく社労士としてのイメージが湧かなかったと思います。確かに自分がお客さんの立場だったら、この人に就業規則を作ってもらおうとか、手続きしてもらおうという思考にはならないですね。

ー 認知度は広がるけれど、お仕事を任せられるというブランディングにはならなかったのですね。

そうですね。でもそれでよかったんです。社労士の仕事の営業活動のためにやっているわけではなく、純粋に社労士バンドの活動が面白かったので続けてきました。

<第2回>「理念ソング」で音楽をビジネスの領域に

おすすめの関連記事

ーコミュニケーション能力の高さを武器に
<第1回>開業する前の人脈作りが成功の鍵

ーセミナー集客のコツとは
<第1回>商店街への恩返しがしたい

- 本気で1億円達成したいなら -

無料会員に登録すると、起業家が年商1億円を達成するために必要なノウハウや会員限定向けの起業家インタビュー、注目の新刊本レビュー、助成金に関するニュースなどが毎週メルマガで届きます。
年商1億円を達成したい経営者はいますぐ登録しよう。すでに5,000人以上の経営者が読んでいます。

メールアドレスで登録

登録することで、 利用規約・プライバシーポリシーポリシーに 同意したものと見なされます。

関連記事