「僕に着いて来れない?それ、時代に取り残されてるよ」第一勧信をV字回復させた敏腕経営者の仕事観

ポイント(この記事は5分で読み終わります)
  1. 経営者は「行動力×決断力」
  2. 経営者は常に「太陽」であれ。エネルギーを奪われるような人とは絶対に会うな
  3. 遠慮をすればチャンスは逃げる!手を挙げて自分に注目を集めろ

当メディア『助っ人』を運営する株式会社ウェイビー代表取締役・伊藤健太と、第一勧業信用組合理事長・新田信行氏のパネルディスカッションで語られた内容を凝縮してお届けします。※イベント詳細はコチラ

今、「全国の銀行に最も顔が利く男」という呼び声の高い人物をご存知ですか?

今回のメインスピーカーである新田氏は、2013年に第一勧業信用組合の理事長に就任し、当初1億円台だった経常利益を、2015年には12億円を超える規模へ成長させるなど、まさに文字通りの「V字回復」を実現させた実績を誇ります。

本イベントでも、起業家や経営者はもちろんのこと、ビジネスパーソンであれば誰もが刺激を受けるような言葉が数多く飛び出しています。前置きはさておき、さっそくご覧ください!

経営者は「行動力×決断力」PDCAじゃなくてDo Do Do!

伊藤:僕がいつも不思議なのは、人って1ヶ月くらい時間があれば本当にいろんなことができるじゃないですか。でも世の中にはこの人1ヶ月間何やってたんだろうっていう人が大勢いますよね。僕からしたら止まってるように見えるんですけど。

それは僕のお客さんの中にもいて、まぁ僕はそう思ったらお客さんに対しても平気で言っちゃうんですけど、そういうタイプなので(笑)。

伊藤 健太
株式会社ウェイビー 代表取締役
1986年11月21日生まれ。慶應義塾大学3年時にリクルート主催のビジネスコンテストで優勝し、23歳の時に病気をきっかけに小学校親友4名、資本金5万円で起業。8年間で、累計10,000件を超える起業、起業家のアクセラレーションに関わるようになり、日本屈指の起業支援の会社と言われるまでに成長。2016年末に、世界経済フォーラム(ダボス会議)の若手リーダーとして日本代表に選抜。全国の小中高校への出前授業や、次世代の教育の在り方を問うシンポジウムなどを開催。最近では、地方自治体の首長から指名を受け、起業家の力で地方にイノベーションを起こすべく、徳島県美馬市、熊本県人吉市、三重県伊勢市、千葉県銚子市などと取り組みを開始。

伊藤:それとは対象的に、新田さんはというと、常に新しいリリースを出されていたり、アライアンスを組まれたり、どんどん先進的な取り組みを始められているわけですよ。

僕からすると、まさにこうあるべきだなと思ってるんですが、なぜ新田さんはそれが当たり前のようにできているんですか?まずはそこをお聞きしたいです。

新田:そうですね。そもそも誰一人として同じ人間なんていないので、もっと自分の個性を出せばいいと思ってるんですよ。

だから何も私と同じことをする必要はないし、ありのままでいんです。それが大前提。

その上で、こと経営者としての視点で考えてみると、経営者の能力って「行動力 × 決断力」が全てだと思うんです。私はPDCAって言葉が大嫌いで、Do、Do、Do、Doです。PだとCだのかったるい。

新田 信行
第一勧業信用組合 理事長
1956年生まれ。千葉県出身。1981年一橋大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。みずほフィナンシャルグループ与信企画部長、みずほ銀行銀座通支店長、みずほ銀行コンプライアンス統括部長を経て、2011年みずほ銀行常務執行役員。2013年より第一勧業信用組合理事長。2016年黄綬褒章受章。著書「よみがえる金融 協同組織金融機関の未来

新田:「行動力や決断力がすごいですね」ってよく言われるんですけど、自分ではそんなに特別なことをしている意識なんてないです。ただ毎日バカみたいにいろな人と会っているだけなんですよ。

それを裏付けるわけじゃないですけど、私は講演の依頼があった場合でも全て「タダ」で受けてるんですね。逆にお金を払われちゃうと確定申告が面倒くさくなっちゃうので、タダ酒飲ませてくれればいいですよって(笑)。

そういう意味では年中無休。日中もいろいろあるんですけど、夜と土日もほとんど埋まってます。

去年、正月休んだかな…?私は仕事してるつもりなんですけど、いろんなところに行ってるので周りのみなさんからは、どうも遊んでるようにしか見えないみたいです(笑)。

同窓会なんかに行くと、「お前、ホントによく遊んでるな〜」ってよく言われます。去年は私、全国各地50箇所くらい回ってるんですよ。これからもこの秋、マレーシア行って、奄美黄島、宮崎、大分、それから福島、新潟、青森。毎週大体どこかに行ってますね。

ですから、何をすればいいか、どれが一番いいかなんて考えてる暇があったら、まずはとっとと動いちゃえって話です。

リスク管理の観点でいうと、今ここに空からバカバカ爆弾が落ちてくるとしたら、右か左かわからないけど動くしかないじゃないですか。じっとしてるってこと自体がリスクでしょ?だったら動いた方がリスクが少ないんですね。だからそんな感覚で動き回ってるっていう感覚です。

何か目的のために動いてるってみなさんには思われがちですけど、ほとんど僕の場合は行き当たりばったりです。でも行き当たりばったりなんですけども、何か繋がりができちゃう。そんな感じです。答えになってますかね?

経営者は常に「太陽」であれ!エネルギーを奪われるような人とは絶対に会わない

伊藤:いや、その通りだと思いますね。まずは行動。そして自分から何かしてあげたいっていう気持ちがあるから人とも繋がっていくんですよね。

新田:自然と似たような人が集まってくるんですよね。それともう一つ私が経営者として大事にしているのが、大変わがままなんですけど、これだけ多くの人に会ってる一方で、嫌いな人とは全く会わないようにしているってことです。これ、唯一経営者に許された特権だと思ってるんですけど。

世の中にはブラックホールみたいな人がいるんですよ。会ってるだけでどんどんエネルギーを吸い取られるような感覚に陥る人。みなさん周りにいませんかね?そういう人については申し訳ないですけど、私は逃げ回って部下に任せちゃいます(笑)。

新田:というのはですね、社長って会社にとっては「太陽」なんですよ。常に光を出していないといけないんです。じゃあ光を出し続けるためにはどうしたらいいかっていうと、同じ色の光を持った人と繋がればいいんです。そうするとお互いに光が増幅するんですね。

でも、例えばそうじゃない人、某銀行の頭取なんかと会ったりしたら一日で寝込みますよ。気持ち悪くなりますもん。

だから社長は会う人を選んだ方がいいと思いますよ。自分と同じような色の光を放っている人に会って、お互いに元気になる。

手前味噌で言えば、私が伊藤さんと会って伊藤さんの光を受けて元気になるように、伊藤さんも私から何かしらの光を受け取って元気になってると思うんです。それでお互いに元気になって、明日からも頑張ろうぜって。こういう仲間をどれくらい作れるか、それこそが経営者が太陽であり続けられる要因だと思いますね。

遠慮をすればチャンスは逃げる!手を挙げて自分に注目を集めろ

伊藤:新田さんから元気をいただいている代わりに、僕からも少しいいですか?

先日、8月31日から4日間、ジュネーブで行われた世界経済フォーラム、ダボス会議U-33に日本の中で選ばれた3人のうちの1人として参加してきたんですね。世界165カ国の中から33歳以下のリーダーたち465人が一堂に会して。

そのときに一つ驚いたのが、会場でクエスチョンが出るとみんな発言したくて必ず手を挙げるんですよ、大した答えも持ってないのに。正直クオリティでいえば圧倒的に低いな〜っていうヤツも多いんですけど、とにかくまぁ手を挙げまくる。

伊藤:そこで2つ思ったことがあって。わかりやすくいうと、仮に答えを持っていたとしても、そもそも答えを言う機会がなければ、その答えって意味を持たないってことなんですよ。

だから時系列を遡ると、まずあなたに注目が当たっているという状況を作らない限り、何も始まらないんです。

僕たち起業家がやることって、他人の評価とかではなくて、世の中を動かさなきゃいけないんですよ。そうすると、変に目立つのは違いますけど、どう考えても自分に注目を向けることが必要なんです。

そこに遠慮は全く必要なくて、逆に遠慮すればどんどんチャンスが逃げていくと思ってるんですね。

ダボス会議が終わって、日本に戻った翌日に愛媛で講演があったんですよ。そこで会った偉い人たちにわざとウソをついてきたんですけど、「インド人って、どうしても発言したいときは両手を挙げるんです。だから目立ちたかったら両手を挙げた方がいいですよ」って(笑)。

なので、みなさんもイベントに参加された際には、ぜひ両手を挙げてアピールされてみたらいいと思います(笑)。

「僕に着いてこれない?それ、時代に取り残されてるよ」

新田:チャンスをものにするという意味では、「即断即決」っていうのはあるかもしれないですね。先日、グラミンジャパンとの業務提携がありましたが、あれも即断即決でした。

(参考:一般社団法人グラミン日本との包括連携協力に関するお知らせ

新田:私はやりたいことがある程度明確になっているので、一緒にやろうって言われたら大体その場でやろうって決めちゃうんですね。だから改めて、重要なのは「人と会うペース」「行動と決断」

でも、いろんな金融機関の人からよく言われるんですよ、「お前にはついて行けない」って。お前にというよりは、私からしたら、そもそも“シンパ”が違うんですね。

私はただ今の時代に遅れないように一生懸命やってるだけで、生き残っていくためには環境の変化に適応していくしかないんです。何も時代を追い越してるわけじゃないでしょ?私がやってることって。

ホントに特別なことをしているつもりはなくて、ただ今の時代にできることをやってるだけ。飛び抜けた最先端の話をしているわけではなくて。

そう考えると、「僕について来れない」ってことは、つまり「今の時代について来れてないんだよ」ってことになりますよね。某金融機関の方には申し訳ないですけど。私、そんな特別なことしてないでしょ?

伊藤:いやいやいや(笑)たぶん圧倒的な結果を出されている人って、それがあまりにも当たり前の境地に入りすぎていて何とも思ってないんですけど、結果はものすごいインパクトを出されているってことよくありますから。でも、新田さんがおっしゃったことは本当にその通りだと思います。本日はありがとうございました。

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