フリーランスに欠かせない3種の神器 by フリーランス研究家&議論メシ代表・黒田 悠介さん

ポイント
  1. 3種の神器その1:時間割(パッチワーク時間術)
  2. 3種の神器その2:マーケティングファネル
  3. 3種の神器その3:コミュニティ

これまでに会社員やベンチャー企業の役員、起業家などユニークなキャリアを歩まれている黒田 悠介さん。

自らフリーランス研究家という肩書きを持ち、2,000人を超えるフリーランスが所属するコミュニティ「FreelanceNow」を発足するなど、フリーランス事情を熟知されています。

現在は「議論メシ」という、議論で多彩なメンバーとつながる会員制サロンの運営にも注力し、参加者からは絶大な人気を博しています。

今回は、そんな黒田さんにとって不可欠な「3種の神器」について伺いました!
 

黒田 悠介(くろだ ゆうすけ)
フリーランス研究家/FreelanceNow発起人/議論メシ代表/ディスカッションパートナー/「文系フリーランスって食べていけるの?」編集長 他 
東京大学文学部心理学→ベンチャー社員×2→起業(売却)→キャリアカウンセラー→フリーランス(ポートフォリオワーカー)という紆余曲折なキャリアを歩む。
「フリーランスを実験し、世に活かす」という活動ビジョンを掲げて自分自身を実験台にしているフリーランス研究家。新しい『事業』と『働き方』を生み出すことが生業。

オリジナルの「時間割」でタイムマネジメント

ーフリーランスとして仕事をしていく上で不可欠な3つのアイテム「3種の神器」について伺っていきたいと思います。さっそく1つ目をご紹介いただけますか?

黒田)はい。自分でタイムマネジメントを行うために必要な「時間割」です。自分ではPWT(パッチワーク時間術)と呼んでいるんですが、学生のころに使っていた時間割をイメージしていただければと思います。

ーどのように活用されているのでしょうか?

私はGoogleカレンダーで運用しているのですが、たとえば最初に一番優先度の高い「家庭の時間」をカレンダーに埋めてしまいます。

そして次に優先度の高い「会員制サロンの運営」、その次の「思考のための時間」、そして4番目、5番目は…といった具合ですね。

ちなみに、私は“本業”が一番優先度が低いので最後に残った時間に入れてます(笑)

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▲笑顔で爆弾発言する黒田さん

ーそれは振り切ってますね(笑)。それでも仕事はうまく回っているわけですよね?

そうなんです。時間割を作るときはコツがあって、緊急度が高いものではなく「重要度」が高いものを優先するんです。

ーん?緊急度が高いものから対応するんじゃないんですか?

緊急度と重要度の二軸の話でいうと、普通はみんな緊急度の高いことをやりがちなんですが、そうではなく重要度が高いものを優先するんです。重要度が高いものをやっていると、だんだん緊急度が高いものが減っていくんですね。

ーなるほど、盲点でした。

緊急度が高いものって、大体重要なことをやらずに後回しにした結果、緊急になっているだけなんです。

自分の中で緊急度にとらわれず重要なことだけやると決めたら、自ずと緊急度が高いものが減っていきます。

だから今は重要なことしかやってないです。緊急度が高いことがないので、時間にも余裕が生まれやすいですよ。
 

ーそれは理想的ですね。ちなみに、この時間割についてはどくらい先の日付まで設定されてるんですか?

Googleカレンダーの「繰り返し予定」の機能を使っているので、もうずっと先までですね。

たとえば半年に一度、1週間の休みは必ず取るようにあらかじめ予定に入れてますし、来年(2019年)1月の予定もすでに決まっています。自分の時間割があると仕事のリズムが体に染み込むのでオススメですよ。

継続的な案件化の仕組みを考える「マーケティングファネル」

ー続いて、2つ目のアイテムは何でしょうか?

マーケティングファネル」ですね。マーケティングの領域でよく出てくるモデル図なんですが、顧客の数とサービスの購入に至るまでのステータスの変化を表した図ですね。

いつも頭の片隅にこの図をイメージしておいて、客観的に自分の状況を把握しながら不足している部分を補うようにしています。


▲黒田さんが思い浮かべる「マーケティングファネル」の図

ー黒田さんの場合、最初の段階にあたる「潜在層」の顧客を獲得するための接点は何になるのでしょう?

「ランチ」ですね。なるべく多くの人に会って、一緒にお昼を食べたりお茶しながら仕事の話もするようにしています。独立当初、一番力を入れていたときは、初対面の人に1日に5〜6人会っていましたね。

ー「1日に5〜6人」はすごいですね。

当時は「weave(ウィーブ)」という海外のアプリや、今でも使っている「yenta」、さらに人からの紹介も含めて、まずは多くの人と知り合うことを重視していましたね。

特に独立当初は、どういう人が自分のクライアントになってもらえるのかがわからなかったので、それを探るためにもたくさんの人に会ってました。

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ー先ほどの図でいうと、「ランチ」の次は何になるんですか?

「セミナー」ですね。ストアカというサービスを使って事業の作り方や発想法をテーマに講座を開催していたので、そこに来てくれた何割かの人にクライアントになっていただくことができました。

ーランチで出会って、セミナーに来てもらって、クライアントになるという3段階ですね。

はい。今はこちらから提供できることも増えたので、相手のニーズに合わせて最終的な出口を3つ用意できています。

まずは、主に創業者と新規事業の壁打ち相手をする「ディスカッションパートナー」、そしてフリーランス向けのコミュニティ「FreelanceNow」、最後にディスカッションを軸とした会員制サロン「議論メシ」です。

つまり、経営者、フリーランス、会社員、学生と、あらゆる人に対して出口が用意できているので、新しい人との出会いが全く無駄になりません。

ーなるほど。提供しているサービスの対象が幅広いので、最終的にどこかしらには落ちてくるわけですね。見込み顧客を作るところから、サービスを提供するまでが一貫した仕組みになっているわけですね。美しい。

成長するためエンジンとしての「コミュニティ」の活用

ーいよいよ最後、3つ目のアイテムは何でしょうか?

やっぱり「コミュニティ」ですね。

自分の成長を考えたときに、自分が持っていない突出したスキルを持っている“偏った師匠”が欲しくて、1年ほど前に「議論メシ」というコミュニティを立ち上げました。

いま「議論メシ」に集まっていただいているメンバーからは、私自身本当に学ばせてもらってます。まったく違う考え方や価値観を日々見せてもらっているので、それが私自身の成長にも大きく繋がっているなと感じています。

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ー「議論メシ」は黒田さんがオーナーという立場になりますが、そうではない人にとってもコミュニティはおすすめですか?

もちろん、オススメですね。他のコミュニティに関してはわからない部分もありますが、「議論メシ」ではメンバーがお互いに刺激を与えながら、自分のキャリアや事業、プロジェクトを前に進めるための場になっています。

ーどいうことですか?

「議論メシ」には、会社員、経営者、フリーランスが3割ずつと、残りが学生・官僚の方などが所属しています。やっていることは全部、議論なんですが、200名弱のメンバーそれぞれみんな求めているものが違います。

会社員の人は、勤務先とは違うコミュニティに所属して、ディスカッションという高度な対人知性が求められる能力を高めようとしている人が多いですし、経営者は自分の事業についてアイディアの壁打ちをしてくれる顧問が200人いるような感覚で使っていただいています。

フリーランスの人は、様々な企業とのディスカッションを通じて新たなクライアントの獲得に繋げたりだとか、コミュニティをうまく活用できるとメリットは大きいと思いますよ!

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「マイルール」を言語化しておけば、意思決定もスピーディーに

ーそれでは最後に、フリーランスとして生き残っていくために、黒田さんが必要だと思う考え方について教えてください。

人によって武器や戦い方が違うので一概には言えないですが、唯一挙げるとすれば「不確実性を楽しめるかどうか」ですね。

ーと、いいますと?

来月から何をするかとか、このクライアントとつき合うかどうかとか、意思決定の数は増えるので、そんなカオスな状態が楽しめない人はちょっとシンドイかなと思います。

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ー確かに。何でも自分で判断しなくちゃいけないですもんね。それによる「意思決定疲れ」みたいなものは感じないですか?

毎回一つ一つゼロから考えないといけないと疲れちゃいますが、たとえばこの時間帯の仕事はやらないとか、こういう仕事は受けないとか、自分の中でルールを決めておけばそんなに疲れることはないですね。

ーそれでいうと、最初の「時間割」もその一つですよね。

そうですね。私の場合、たとえば仕事の受ける基準として「一定以上の報酬で、情熱が傾けられるテーマで、発展性があるもの」しかやらないと決めています。

このように自分の中でしっかりとルールを言語化しておけば、仕事の依頼を受けたときにもスピーディーに意思決定ができます。

そういう意味では、自分にとって何が大事なのかという優先順位を付けて主体的に動くというのがフリーランスにとっては重要なのかなと思います。

その逆もしかりで、優先順位がつけられなくて、ルールを明文化できない、人の意思に従って生きるとなると、なんでフリーランスやってるんだっけ?となってしまうので(笑)根本的には自分のことをどれだけ理解してるかだと思いますね。

ーなるほど。貴重なアドバイスをありがとうございました!

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