起業家必見のコワーキングスペースのまとめ

ポイント
  1. 起業家は徹底的にコワーキングスペースを活用すべき
  2. コワーキングスペースのメリット
  3. コワーキングスペースのデメリット

コワーキングスペースのまとめ

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・コワーキングスペースをうまく活用するために

多種多様な働き方の確立に伴って、コワーキングスペースを利用する方は増加傾向にあります。
しかし、利用したことがない方や検討している方には、メリットやデメリットがわからないという場合も少なくないでしょう。
その為、ここではコワーキングスペースを利用するメリットやデメリットに触れつつ、ベストな選び方や特徴的なコワーキングスペースを紹介していきます。

・コワーキングスペースの料金

コワーキングスペースの料金プランは、会員費などが生じる場合もあるものの、一般的にはドロップインと呼ばれる1日や短時間の利用か月額に分かれるケースが多いと言えます。

相場としては、月額であれば個室とフリースペースで値段が異なります。フリースペースの相場は5000円~30000円、個室であれば40000円から180000円が相場となっており、コワーキングスペースによってかなりの開きがあるのが現状です。

フリースペースよりも個室の方の方が使用料金は高く、コワーキングスペースが独自に保有しているサービスが人員を配置したうえで創業などの特定分野に特化している場合には、料金は更に高くなります。加えて言えば、コワーキングスペースの立地なども少なからず料金に影響があることも念頭におきましょう。
ドロップインの場合も相場は、500円から3000円ほどであるものの、使用するコワーキングスペースによって異なります。

コワーキングスペースと貸しオフィスの賃料などを比較した場合、貸しオフィスの賃料はコワーキングスペースの数倍以上となることも少なくありません。
例えば、入居だけでも保証金が数百万円を超すこともあり、ネット回線や複合機、従業員分の電子機器を揃えるとさらにコストがかさみます。

また、オフィスのスペースにもよるものの、坪単価で20000円以上、場合によって30000円までとどくこともあるでしょう。
仮にオフィスの広さとして、50坪で坪単価25000という条件であれば、賃料のみで125万円ほどに膨れ上がることになります。
加えて言えば、渋谷や千代田区などでは、賃貸でも1Kほどの広さであっても10万円ほどの賃料がかかることも少なくありません。


コワーキングスペース、貸オフィス、賃貸マンションの料金を比較し、表にまとめるとこのようになります。  

 

月額

初期費用

コワーキングスペース

数万円~数十万円

なし(会員費は別)

貸オフィス

数十万円~数千万円

数百~1億円以上

賃貸マンション

数十万円~数百万円

数十万円~数百万円

コワーキングスペースの料金は、貸オフィス・貸マンションよりも総じて安価であり、設備においてもオフィスとしての機能を十分果たすことが可能と言えるでしょう。

・起業家にとってのコワーキングスペースのメリット

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ここではコワーキングスペースのメリットについて見ていきましょう。

1.オフィスを借りるよりもコストが掛からない

コワーキングスペースを利用する最大のメリットは、コスト削減です。
例えば、オフィスを借りる場合、初期費用に加えて、毎月の賃貸料やネットワーク料が発生します。
月々のコストを換算すると、数十万円以上の消費となることも多いでしょう。

オフィスを構える場合、選択する場所によっては、初期費用だけで1000万円を超えることもあります。
コワーキングスペースの場合、それらの費用を大幅に削減することが可能であり、月に数万円程度のコストに抑えることが可能となります。

2.利用プランに選択肢がある

賃貸やオフィスの場合には、利用プランの選択はありません。
その為、どのような利用目的であってもかかるコストは同一です。
しかし、コワーキングスペースであれば、時間や日数などによって使用目的に合わせた利用が可能となります。

3.ネットワークなどの環境がある程度揃っている

オフィスやマンションなどではネットワークを使用する場合、申込から開通工事、機器の設定などを業者などに依頼する必要があり、円滑な業務の為であっても事業以外のコストや手間が発生します。

しかし、コワーキングスペースでは最初からネットワーク環境やプリンターなどの一定の環境が揃っており、自分で業者に依頼する必要がありません。
その為、コワーキングスペースで仕事を行う場合、ネットワークに関して心配することはないと言えるでしょう。

4.新しいコミュニティを形成できる

コワーキングスペースでは、多種多様な働き方の人々が一緒の空間でそれぞれの業務を行っています。
その為、コワーキングスペース内でも一定のコミュニケーションが発生し、新しいコミュニティが形成されることも多くあります。

時には、コワーキングスペースから新しいビジネスや商談が生まれる可能性もゼロではありません。

5.利用者と拠点が増加し続けている

コワーキングスペースの利用者は増加し続けており、それに伴って拠点も増加しています。
つまり、自分に合うコワーキングスペースを見つけやすい環境が整いつつあります。

リモートワークだけでなく、出社義務のない人々が増加していることが、コワーキングスペースの利用に拍車をかけており、世界的なコワーキングスペースのカンファレンスであるGUUCでも今後もコワーキングスペースの利用人口は増加し続けるとみています。

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GUUCの統計では、2018年以降のコワーキングスペースの数は予想であるものの、2010年と2015年の間では実に約18倍も増加しています。
そのうえで、1年事に少なくとも3000ずつ世界でコワーキングスペースが増加していることから日本においても今後、都市だけでなくあらゆる地方にもコワーキングスペースか設立される可能性があります。

・起業家にとってコワーキングスペースのデメリット

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コワーキングスペースのデメリットに焦点を当ててみます。

1.多数の人、雑音が気になる場合もある

コワーキングスペースでは、多くの人々がコミュニケーションを取りながら仕事を行っています。
その為、コワーキングスペースの環境によっては会議などが難しいことも可能性としてあり得るでしょう。

また、人の話し声が気になる方などは使用するコワーキングスペースがどのような環境なのか、調べてから使用することでストレスを軽減できます。

2.セキュリティに関しては甘い

コワーキングスペースは、オフィスの代わりとなり得るもののあくまでも多くの人々に解放された空間です。
その為、機密情報などを取り扱うのは向いていません。

例えば、紙の資料の大量の持ち込みなどはコワーキングスペースでは控えた方がよいでしょう。

・コワーキングスペースの良い選び方

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コワーキングスペースの良い選び方は、自分の目的を明確にしたうえで目的を達成する拠点となる場所を選択することです。
例えば、勉強を目的とした場合、「個室スペースがあり、会員制、自宅から近い」など自分のニーズに合わせてコワーキングスペースを利用してくことは、非常に有効な使い方だと言えるでしょう。

また、コワーキングスペースの雰囲気や集まる人々によって独特のコミュニティが形成されていることも多くあります。
その為、コワーキングスペースと長期的な契約する前に短時間の間、使用してみるなどのリスクヘッジを取りましょう。

加えて言えば、会社の会議室や別オフィスとして使用する、施設内で小規模のイベントを開催するなどの利用目的にもコワーキングスペースは対応することが可能です。
その為、コワーキングスペースの特性を把握しつつ、利用していくことが特に重要だと言えます。

コワーキングスペースの選び方のポイントとして、
・会議や勉強などの使用目的を明確にする
・料金体系やコワーキングスペース内の雰囲気を確かめる
・ネットワーク環境などの設備と作業を行うスペース、施設そのものの使い勝手を確かめる
・個人での利用の場合、自分がどんな環境であれば能力を発揮できるのか見極める

これらのポイントを念頭においてコワーキングスペースを選択すれば、より自分にあったコワーキングスペースを見つけ出せるでしょう。

・コワーキングスペースのよくある機能一覧

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ここでは、コワーキングスペースのよくある機能について紹介していきます。

1.無料WiFi

無料 WiFi は、ほとんどのコワーキングスペースに付随しているものの、回線の速度や使用している無線 LAN 機器の強さから電波の強度は異なります。
そのため、満足な電波の強度を確保できるコワーキングスペースを選択しましょう。

2.フリードリンク

フリードリンクは、殆どの場合は有料で飲み物を確保できるサービスです。
ペットボトルの飲料を何本も飲むようであれば、フリードリンクを注文した方が値段として安価となります。

3.法人登記可能

コワーキングスペースの法人登記は、場所によって異なり、審査を必要とする場合もあります。
しかし、オフィスを構えるよりも安価であるため、コワーキングスペースで法人登記を行うケースも増加しています。

4.会議室スペース

会議スペースは、コワーキング内で改行を行なえるルームであり、社内のみの情報共有を行いたい場合など、オフィス機能を活用する場合に有効です。

5.レンタルPCや複合機

ほとんどの方は、自分の PC を持っていると想定されるものの、忘れても対応できるコワーキングスペースもあります。
また、複合機に関しては、オフィス用の複合機を用意しているコワーキングスペースが多数ある為、コピーや印刷で困ることはないでしょう。

6.個室

コワーキングスペースによっては、簡単な個室を備えているところがあります。
例えば、人の声が気になる・他の人に見られては困る情報を扱うなどの場合は個室のあるコワーキングスペースを利用することをおすすめします。

7.ホワイトボード

言葉だけでは人に伝わらないことは非常に沢山あります。
そして、何かを書いて説明する際に、ホワイトボードは非常に役に立ちます。
会議室だけでなく、共有スペースにも置いてあることがあるので必要となれば活用してみましょう。

8.電話・Skype用の部屋

音声通話用の部屋は、他人の声が聞きなる・他人に聞かれては困る話を行うために有用です。特に、他人と連絡をとりながら、進める作業については有用な設備だと言えます。

9.キッチン及び調理器具

コワーキングスペースによっては、キッチンや調理器具を備えているところがあり、自分で料理を作ることも可能です。

10.ロッカー

ロッカーは、荷物置場として活躍します。
例えば、作業に必要なものだけを作業スペースに持っていった方が作業効率はあがります。
その為、不要なものをいれておけるスペースは大切です。

選択するコワーキングスペースによって、使用出来る機能は異なります。
しかし、殆どのコワーキングスペースは、小規模のオフィスと呼べるほど設備が充実していると言っても過言ではありません。
そのうえで自分にあったコワーキングスペースを選択していきましょう。

・特徴的・面白いコワーキングスペースのピックアップ

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ここでは、実際に特徴的・面白いコワーキングスペースについていくつか紹介していきます。

1. 31VENTURES Clipニホンバシ

31VENTURES Clipニホンバシは、コワーキングスペースのコンセプトとして、ビジネス創造をテーマとしています。その為、ビジネス創造のためのサポートが非常に充実しています。

コミュニティマネージャーであるプロトスターが常駐、ビジネスにおける課題解決やエンジェル投資家などのつながりを通して、コワーキングスペースの利用者に対してサポートを行っていきます。

その為、数あるコワーキングスペースの中でも新事業の設立にあたって、ビジネス上の悩みや課題の解決につながりやすいコワーキングスペースと言えるでしょう。

【施設名】
31VENTURES Clipニホンバシ
【住所】
東京都中央区日本橋本町3-3-3 Clipニホンバシビル1階
【アクセス】
総武線「新日本橋」駅 徒歩1分
【営業時間】
365日9時~23時
【料金】
使い放題プラン15000円
アフター6+週末プラン9000円
他は公式サイト参照。
【公式URL】
http://www.31ventures.jp/ventureoffice/clip-nihonabashi/

2. MIXER

MIXERはつながりにこだわったコワーキングスペースです。
目指すのは、空間のシェアだけでなく、クライアントやプロジェクトのシェアによって共同であらゆる課題を解決することを目指しています。

その為、MIXERは数あるコワーキングスペースの中でも協業や課題のシェアにおいて、互いをサポートする意識がより高まるでしょう。

【施設名】
MIXER
【住所】
東京都中央区日本橋本町4-5-14 本町ビル 5F
【アクセス】
JR新日本橋駅から徒歩 3 分
JR神田駅から徒歩 6 分
【営業時間】
365日24時間
【料金】
マイデスク25000円
フリーデスク19000円
他は公式サイト参照。
【公式URL】
http://mixer-office.com/

3. SENQ(センク) 霞が関

SENQ(センク) 霞が関は、日本土地建物が設立したコワーキングスペースの霞が関の拠点です。
霞が関では、ベンチャー企業、大企業や地方自治体などあらゆる業界の先駆者と共に業態をこえた共創をコワーキングスペースがサポートしています。

また、コワーキングスペースが率先して協業・課題解決を促すことから、入会時には審査があることに注意が必要です。

【施設名】
SENQ(センク) 霞が関
【住所】
東京都千代田区霞が関一丁目4番1号 日土地ビル2F
【アクセス】
東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅 7番出口 徒歩1分
東京メトロ千代田線・日比谷線・丸ノ内線「霞ケ関」駅 A12番出口 徒歩3分
【営業時間】
365日24時間
【料金】
ルーム130000円
ブース60000円
他は公式サイト参照。
【公式URL】
https://www.senq-web.jp/office/kasumigaseki

4.MONO

MONOはものづくりに特化したコワーキングスペースです。
WiFi環境はもちろん、3Dプリンター、3Dスキャナ、オシロスコープ、CNCなどの器具が揃っています。また、シャワー室や仮眠室などの休憩設備も充実しています。

法人登記も可能なため、ものづくりに特化したコワーキングスペースを求めている方にお勧めといえるでしょう。

【施設名】
MONO
【住所】
東京都江東区青海2-5-10 テレコムセンタービル東棟14F
【アクセス】
最寄り駅ゆりかもめ「テレコムセンター」駅直結
無料バス(東京テレポート⇔テレコムセンター)
東京テレポート2番乗車場より
【営業時間】
24時間365日
【料金】
2時間500円~
1dayドロップイン2000円~
他は公式サイト参照。
【公式URL】
https://mono.jpn.com/tsukuru-hataraku/

5. HatchCowork+KIDs

HatchCowork+KIDsは、キッズルームを併設したコワーキングスペースです。
働く方々に対して働きやすい空間を提供するとともに、子供の面倒を見てくれるスタッフがいる為、安心して業務を行うことが可能です。

【施設名】
HatchCowork+KIDs
【住所】
東京都港区赤坂4-9-25 新東洋赤坂ビル5階
【アクセス】
東京メトロ赤坂見附駅(徒歩6分)
【営業時間】
平日10時~18時(子育て応援割プラン・チーム応援割プラン)
24時間365日(マンスリープラン)
【料金】
入会費10000円
キッズ入会費5000円
マンスリープラン20000円
他は公式サイト参照。
【公式URL】
https://hatchcowork.com/

6. WEWORK(東京スクエアガーデン)

WEWORKは世界各国に拠点を持つコワーキングスペースです
。日本には、2018年に上陸しており、企業融資や人材サービスの割引など非常に充実したサービスをコワーキングスペースが備えています。
また、アメニティが非常に充実しており、1人のリモートワーカーから複数人以上によるオフィスまで、様々な業態の人々に対応していることはWEWORKの大きなメリットといえるでしょう。

【施設名】
WEWORK(東京スクエアガーデン)
【住所】
104-0031 東京都中央区京橋 3-1-1  東京スクエアガーデン 14 階
【アクセス】
JR「東京」駅(八重洲南口より徒歩 6 分)
JR「有楽町駅」(京橋口より徒歩 6 分)
【営業時間】
365日24時間
【料金】
ホットデスク51000円~
専用デスク101000円~
他は公式サイト参照。
【公式URL】
https://www.wework.com/ja-JP/l/tokyo

・まとめ

コワーキングスペースは、選択する場所によって機能性だけでなく、環境・サポートまで異なります。
つまり、同じような料金を支払っても受けられるサービスや使用できる設備はコワーキングスペースによって異なると言えます。

その為、コワーキングスペースを使用する際には、ある程度自分の目的に加えて、どのような設備とサービスを利用したいのか、明確にしてから利用しましょう。
 

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