お花屋さんで起業したい人必見!「生産者でも、花屋でもなく、お客さんのところで一番きれいに咲くバラを」100本のバラ専門店とは?

町のお花屋さんから業界の枠を超えて新しいお花屋さんへ。

二代目として果敢に新しい取り組みに挑戦する本間さんに、インタビューさせていただきました。

バラ専門のECにチャレンジ

本日はよろしくお願いします。それでは本間さんのお仕事をお聞かせください。

助っ人編集部

本間直紀

いわゆる町のお花屋さんです。東村山に店舗を構えています。父が創業し、僕が二代目。父も現役です。

2019-03-11 19.39.01

本間直紀 hanaha株式会社代表取締役社長 東京都東村山市で生花店を経営。2018年10月に日本初の特化型オンラインストアとなる100本のバラ専門店をオープン。「人生最高のフラワーギフト体験」をコンセプトに一生忘れられない思い出を演出する。

二代目として始めた新しい試みはありますか。

助っ人編集部

本間直紀

100本のバラ専門店」というオンラインショップを開きました。

インパクトのある切り口ですね。注目されましたか。

助っ人編集部

本間直紀

名刺がわりに覚えてもらいやすいですね(笑) 開店4ヶ月でネットショップのBASE70万店舗中、ランキング上位1%にランクインしました。

凄いですね!お店は地域密着で事業展開されていますが、100本のバラはどのようなサービスですか。

助っ人編集部

本間直紀

場所を問わず、プロポーズやサプライズ、またSNSの撮影用にご提供しています。高校の卒業式で、彼氏から彼女へのサプライズプレゼントとして、100本のバラを利用していただいたこともあります。

素敵ですね。SNSでは、プロのインスタグラマーが利用されるのでしょうか?

助っ人編集部

本間直紀

そうですね。モデルさんなどにご利用いただくことも。素敵なファッションで100本のバラと写真を撮ってくれます。

バラは受注があってから発注するのですか?

助っ人編集部

本間直紀

はい。そうでないと最高のバラを100本も切れません。お花は工業品ではないので「明日すぐ!」という類いではないんです。少し前から準備をしないと。畑で調整して。

畑の段階から品質チェックするのですか?

助っ人編集部

本間直紀

生産者さんにご協力いただいています。クオリティにこだわりたいので。産地まで見学にいってface to faceでお話しをするんです。そうすると仕入れたときに「これはあの人の薔薇なんだ」と気持ちが全然違ってくる。お客様への話し方にも自然と良い影響がでます。

最高のバラを100本も、となるとお値段は?

助っ人編集部

本間直紀

7万5600円です。日本のバラの生産者さんは世界トップクラスです。
つまり日本で一番良いバラは世界で一番ということ。日本のものは繊細で奥深い美しさがありますから。

世界一のバラの花束とはプレゼントの最高峰ですね!

助っ人編集部

一生思い出に残るプレゼント

スクリーンショット 2019-03-11 19.39.33

本間直紀

バラを100本プレゼントされれば一生忘れない。よく言われますが、女性はランチをおごってもらっても忘れるけど、お花をもらったときには忘れない。同じ金額でも他のものとは全然違う。お花は印象が良くなる素敵なツールなんです。

思い出に残る密度が違うんでしょうね。7万円のディナーももちろん美味しいと思いますが、7万円の100本のバラは格別でしょう。
現在の集客はオンラインのみですか?

助っ人編集部

本間直紀

主にInstagramとFacebookです。SNSと相性が良いので。

いま検討中のサービスはありますか?

本間直紀

ブーケの保存加工。プリザーブドやドライ、提携先をいろいろと探しています。思い出をより長く保存しておけるように。
生花として一度お渡しをして、後ほど加工する方法を考えています。たとえば翌日に郵送してもらい、処理をして返送する。
手間は掛かりますが、まずは生花で。その方が思いが伝わると思うので。

100本のバラの事業をどうして始めようと思ったのですか?

助っ人編集部

本間直紀

親友が100本の赤いバラを用意してプロポーズしたんです。

本間さんがお花を用意した?

助っ人編集部

本間直紀

花屋になりたての頃に。すごく苦労しました。手配も大変で。でもすごく喜んでもらえた。
二人の一生に残る思い出のお手伝いができ、これは素晴らしいなと。

何日前までに注文が必要ですか?

助っ人編集部

本間直紀

1週間前です。

今後はどのように展開していくんですか?

助っ人編集部

本間直紀

問い合わせが増えていて発注数もあがってきています。今後はプロポーズ関係のプランナーさんと提携してやっていこうと考えています。サプライズイベントの企画の方とか。

多くの人に花を楽しんでもらうために

スクリーンショット 2019-03-11 19.40.36

他にも検討中のサービスはありますか?

助っ人編集部

本間直紀

お花と一番縁が遠かった人向けのサービスを考えています。一番は誰だろうと考えて、視覚障害のある方だと思いました。視覚障害のある人のための花屋、というコンセプトを現在集中的に開発しています。

具体的にはどのようなものですか?

助っ人編集部

本間直紀

香りがメインです。実際に視覚障害を持つ方のコミュニティにお邪魔して体験してもらったらすごく喜んでもらえました。
お花がもらえるとは思っていなかったと。

香りを楽しむためのブーケ、ボックスは聞いたことがないですね。

助っ人編集部

本間直紀

お花の持つ美しさを角度を変えて提供するカタチです。香りにはもともと皆さんが気づいています。あとは手触り。
この二つで目の見えない人に楽しんでもらえるコンテンツを作りたい。

手触りですか?

助っ人編集部

本間直紀

バラって柔らかいんだとか。 手触りと似た色合いをイメージされると思うんです。手で感じる。そこにはその方にしか見えないお花が生まれます。僕らには決して見えないお花が。

サービスを思いついたきっかけは?

助っ人編集部

 

本間直紀

本間:いろいろな方にもっとお花を楽しんでもらいたくてマーケティングしたんです。今まで一番届いていない先はどこかなって。
男性、お年寄り、子ども……真剣に深掘りしていくうちに目の見えない人にたどり着きました。

 

イ:誰も思いつかなったことでは?

助っ人編集部

 

本間直紀

 英語で検索もしてみましたが、まだ世界でもやっていないサービスだと思います。
マーケティング的には完全なブルーオーシャンです。

面白いですね。もっとお花のプレゼント文化が広がるといいですね。

助っ人編集部

本間直紀

はい!業界に揺さぶりをかけたいです。あいつ、面白いことやっているなと(笑)

お花は世界一のオーダーメイド品

スクリーンショット 2019-03-11 19.31.12

店舗ではどのような方にお花を届けたいですか?

助っ人編集部

本間直紀

本間:お店のほうは明確で、僕は二代目なので、僕の人生を間接的に支えてくれた方々です。働き始めてびっくりしました。
こんなに頻繁に買いに来てくれるおばあちゃんがいるのかと。

僕が使っていた千円はこの人のものだったのかもしれません。自分が使うお金の前の持ち主がわかるます。
自営を継いで良かったなと思いました。

イ:お店にきてくれるお客さんを大事にしているんですね

助っ人編集部

本間直紀

はい。でもそれだけでは商売としては厳しい。だから新しいことにも挑戦をしています。

難しいと感じることは?

助っ人編集部

本間直紀

難しいことだらけです。特にお店の接客では一人一人にあわせてカスタムしないといけない。
これは喜びでもあり、しかし非効率的でもあります。

効率化はできない?

助っ人編集部

本間直紀

するわけにはいきません。一人一人に最大のカスタムができる。それがお花の良いところなので。
お花は世界一のオーダーメイド品なんです。

100本のバラの事業はプロポーズのお手伝いが最初でしたが、同じようにライフイベントの相談に乗ることもあるのでしょうか?

助っ人編集部

本間直紀

多いですね。ゆりかごから墓場まで。出産や結婚など人生最高のときのお祝いに。また葬儀ではご遺族の悲しみを癒やすために。
人生の要所を網羅して寄り添えるます。これほどやりがいのある仕事はありません。

お客様の声に耳を傾けていて気づいたことはありますか?

助っ人編集部

本間直紀

贈るお花がぽろぽろと枯れ落ちるものなのか、萎れていくものなのか。下を汚さないものか否かは、知っておく必要があるなと気づきました。

枯れた後のことも考えるんですね!

助っ人編集部

本間直紀

ライフスタイルや飾る場所を含めてのご提案になります。商品特性は、深く知っておくべきだと僕も最近気づきました。
素晴らしいお花屋さんというのは、気遣いが上手な人なんだと思います。僕もそれを目指したいです。

そしてもっと多くの人に気軽にお花を買ってもらいたいです。それを持ち運んでもらえたら嬉しい。
町に物語が生まれますから。奥さんのところにもっていくのかな、勇気を出してプレゼントするのかなとか。
終電間際で仕事着の方が持っていたなら退職された帰りなのかな、これから新しい人生を歩むのかなといったように。

言葉で伝えるのが苦手な方はお花をうまく活用した方がいいですね。

助っ人編集部

本間直紀

お話が得意な方の場合も言葉だけでは伝わらないことがあります。言葉にすることももちろん良いことなので両方がベストですね。
イタリアでは「口で言えないことは花で伝えろ」という言葉があるくらいです。

いいですね。順調に見えますが経営課題はありますか?

助っ人編集部

本間直紀

従業員です。事業をスケールさせるために雇用の面は早めに手を打たないといけない。今は家族だけなので、このままでは限界がきます。物を作って発送という部分で純粋な労働力が必要になるので、ある意味で飲食と近いところがあるのかもしれません。

起業したての自分にアドバイスするとしたら?

助っ人編集部

本間直紀

人にどんどん会いにいきなさい。そして頼ること。その道のプロにお願いしにいきなさい、ですね。
 

最後に、今やっている事業を通じて社会をどのようにしていきたいですか?

助っ人編集部

本間直紀

思いやりを大切に、そんな世の中にしたいです。

お花は思いやりの象徴ですもんね!ありがとうございました!

助っ人編集部

登録することで、 利用規約・プライバシーポリシーに 同意したものと見なされます。

関連記事