看護師からエステで起業!5000人以上の女性に「美腸メソッド」を伝授してきたトップセラピストへの道のりとは

人気アイドルからモデルまで5000人以上の女性に「美腸メソッド」を伝授してきたトップセラピストに、看護師から起業して美腸プランナーへ至った道のりを伺いました。

看護師から起業

本日はよろしくお願いします。小野さんは看護師から起業され、美腸エステを立ち上げたんですよね?

助っ人編集部

小野 咲  

2012年の11月に青山で開業し、翌年11月に恵比寿にもオープンして2店舗を運営していましたが、去年の8月に売却しました。


55495950_391698881562598_2734248731221164032_n小野 咲  おの・さき 一般社団法人日本美腸協会・代表理事。美腸ナース。国立成育医療研究センターで看護師として働く中で子どもの看護を通じて腸の大切さを痛感。幼い頃からの自身の極度の便秘もあり、便秘外来にて「腸」の研究に没頭する。薬を使わずにおなかの悩みを改善する腸のマッサージを開発。その後、美腸エステ「GENIE」を立ち上げ、日本美腸協会を設立。美腸エステで施術をした人数は1万人を超え、現在は腸の知識やセルフケアを伝えるセミナーを全国で開講中。著書に『下がらないカラダ』(サンマーク出版)がある。

その後はなにをされているのでしょうか?

助っ人編集部

小野 咲  

日本美腸協会(※)の活動です。2013年に一般社団法人として設立しました。

※一般社団法人 日本美腸協会 医療知識と技術を元にした美腸ケアができる美腸プランナーの育成を通じて、腸に関する正しい知識と情報提供を行い、国民の健康と美容の維持増進を目指す。スローガン:Guts beauty with heart. (美腸が愛情をつくる)

美腸協会の会員はどんな方たちなのですか?

助っ人編集部

小野 咲  

資格を持っている会員さんは400人くらい。一般の方は3000人くらい。いろいろな人がいます。自分が良くなりたいという人もいれば、仕事として施術している人もいるし、カウンセリングを担当している人もいる。

ご自身の仕事にプラスアルファで腸について取り入れたいヨガのインストラクターや料理人もいます。

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腸から健康になる

腸のブームが来てから会員数は増えましたか?

助っ人編集部

小野 咲  

ブームなのかは分かりませんが、この1年半でかなり増えました。

協会もエステもテーマは「腸」ですね。美腸とは主にどのようなことをするのですか?

助っ人編集部

小野 咲  

具体的にはおなかのマッサージだったりストレッチです。おなかをケアし、おなかの動きを正常化することで健康や美容を保ちます。

どのような活動からスタートされたのでしょう?

助っ人編集部

小野 咲  

私はもともと看護師でした。小児科。途中から便秘外来に移り、そこで腸の勉強を始めました。

独立してエステを立ち上げたのはなぜですか?

助っ人編集部

小野 咲  

病院では薬で治療をしますが、生活のケアやマッサージ、民間療法でもっと健康的に治療できるのではないか、と考えたんです。

なぜ、腸だったのですか?

助っ人編集部

小野 咲  

PICU(小児集中治療室)に配属されていた時におなかが傷ついて症状が悪化する子どもが多かったんです。

私自身も母親ゆずりの便秘で、旅行先で友達に迷惑をかけてしまったり、おなかが痛くて両親に救急車を呼んでもらうなど、そういった経験から来ています。

救急車とは相当酷い状況ですね!?

助っ人編集部

小野 咲  

そうなんです。でも病院では「便が詰まっているだけです」と浣腸されるだけで根本解決にならなくて。

■看護師から独立する難しさ

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ご自身の悩みを原動力、原体験とし、便秘外来での経験も活かしている。すごいですね。しかし看護師で起業される方は少数ではありませんか?

助っ人編集部

小野 咲  

珍しいと思います。独立して「自分でサロンを持ちたい」「講師として活動したい」という看護師はたくさんいますが、病院で働いていれば安定が確保できます。
だから実際には踏み出さない。平行して活動を始めても、けっきょく戻ってしまう人が多い。

起業に経験や資格を活かせるという面で、看護師はとても魅力的だと感じます。

助っ人編集部

小野 咲  

はい。しかし注意も必要です。実は社会では看護師の資格を活かして働く場はそれほどないんです。病院だったら資格があるからドクターの指示で処置ができるなどありますが。

また逆に病院という狭い世界にいたことで、営業だったり、一般的な部分が弱かったりもします。私もそれでけっこう苦労しました。

現在、第一人者となっておられますが事業を広めるためにしたことは?

助っ人編集部

小野 咲  

立ち上げ時はアメブロやmixiが流行っていたんです。だからmixiでモデルを募集し、すごく安い金額で1日に何人も施術しました。そこからの口コミです。

自信がついてからは雑誌からの取材に応じたり、テレビに出させてもらったり。メディアの力を借りたことで一気に広まりました。やはりテレビは大きかったです。

便秘は日常的な悩みだから病院に行くか否か、迷いますよね。専門で相談できる窓口があるのは、悩んでいる人にとってはすごく大きいです。

助っ人編集部

小野 咲  

いまではそうですね。相談もたくさんあります。でも始めた頃は外見を良くしていく方向がトレンドだったので。小顔ブームとかがありましたよね。

あのタイミングだったので「なんで腸なんてやっているの?」とよく聞かれました(笑) その後少しずつ「体の内側から綺麗に」が流行りだし、いまに至ります。時代に先駆けてやれたのは良かったかな。

■1人1人に啓蒙活動を

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パイオニアだからこその苦労もあるのでは?

助っ人編集部

小野 咲  

当時は記事にしてもなかなか分かってもらえなかったので、一対一で根気よくお客さんに説明していました。流行にも乗って「小顔になるためには内側ですよ」と。朝10時から夜11時まで、毎日7~8人のお客さんを相手にしました。

そもそも毎日7~8人もお客さんが来るのがすごいです!

助っ人編集部

小野 咲  

それは小顔とか脚痩せのクーポンを出したからです。そこで惹きつけたお客さんに地道に伝えていきました。当初9割が小顔や脚痩せのお客さんでしたが、1年後には9割が便秘のお客さんに変わりました。

他にも第一人者ならではの苦労はありますか?

助っ人編集部

小野 咲  

スタッフ教育ですね。私も看護師をやりながらサロンをやっていたので時間的にも大変でした。
看護師の同僚ですら「なんで腸なの?」という状況だったので、腸が大事という話を毎日しました。
スタッフにもお客さんにも1人1人に啓蒙活動を。

日本美腸協会では知識の普及に向けてどんなことをしていますか?

助っ人編集部

小野 咲  

いろいろな企業さんとコラボしています。去年の12月からロッテさんに乳酸菌ショコラを協会推奨のお菓子として出させてもらったり、ティップネスさんとコラボして商品開発をしたり。本も出しています。

多方面から入り口を作っていらっしゃるのですね。今後さらにリーチしていきたい層はありますか?

助っ人編集部

小野 咲  

お年より、男性、子どもです。なるべく早い段階から、簡単に、継続して利用できるサービスを作っていきたいです。

確かに職場でも男性がよくおなかを壊しているイメージがあります。

助っ人編集部

小野 咲  

腸内環境が悪いと仕事の効率も下がります。脳と腸はつながっているので。
逆に腸内環境が良いとひらめきや集中力が上がり、発想力も向上します。

現在の経営課題

業務改善につながるのであれば腸内改善を企業としての取り組みにしてもよいですね!事業を進めるにあたって難しい点は?

助っ人編集部

小野 咲  

内臓は見えない点です。「まだ大丈夫」とご自身で判断されてしまうことも多い。しかし体の不調は問題が現れてからでは遅い。それより前に対策しないと。

他にもありますか?

助っ人編集部

小野 咲  

情報が増えている点です。間違ったことやご自身に合わないことを続けてしまい、逆に悪くするケースもある。たとえばR-1であっても、体質に合う人には効果的ですが、逆に便秘になってしまう人もいるんです。

いろいろな方とお仕事をしていくうえで上で心掛けていることは?

助っ人編集部

小野 咲  

お互いにとって良い道を探すこと。企業さんと組ませてもらう時には特に先方が困っていること、どうしていきたいかを聞き、擦り合わせることが大事だと感じます。 それから、なんでもやり抜くこと。

やり抜く、とは?

助っ人編集部

小野 咲  

形にすること。難しくて頓挫してしまう場合も多いですが、そこで踏み留まり、どうにかしてなんらかの形に残す。たとえばAを作ろうとしたときにA'ができても私は意味があると思います。
形になる前に終わるのはもったいない。予想や予定と違ったものでも形にはすべきです。

看護師と違う面で起業して大変だったことは?

助っ人編集部

小野 咲  

自分を売り出していくこと。病院には毎日たくさんの患者さんが来ます。便秘で悩んでいる方は世の中に一千万人くらいる。だからお店を開いたときにはお客さんはそれなりに来るだろうと思っていました。でも最初は誰も来なかった。

施術を受ける側から施術する側に変わる人もいますか?

助っ人編集部

小野 咲  

全国にたくさんいます。お金がかからないので、まずは自宅開業で初める方が多いです。

軌道に乗ったら店舗を借りて、という形ですね。

助っ人編集部

小野 咲  

私としては「えいや!」で店舗を借りて始めた人の方が続くと思います。自宅だったらすぐに辞めてしまえる。だから縮小していく人の方が多い。

ご自身の活動の幅はGINIEと平行していた頃よりも協会活動に専念してからの方が広がっていますか?

助っ人編集部

小野 咲  

はい。協会活動の方が私に合っています。美腸サロンを始めたのも腸を手段に健康に取り組む人を増やしたかったから。そういう意味では1ヵ所で、一対一で進めていくよりも、一対多で多くの人へお話する方が啓蒙につながりますし、私自身やりがいも感じられます。

お店(サロン)と協会、両方を経験したから見えてきたことですか?

助っ人編集部

小野 咲  

そうです。

昔はさらに看護師の仕事も平行していたんですよね。

助っ人編集部

小野 咲  

ハードでしたが、私としてはいろいろしている方が気分転換になった部分もあります。

いまは協会活動と育児を平行されているんですよね。

助っ人編集部

小野 咲  

子どもを育てる責任も、会社の責任もある。自分のことだけやっていれば良いわけじゃない。母親が自分の健康を蔑ろにしてしまう理由がよく分かりました。

お子さんが出来て、子どもだけでなく母親にも目が向くようになりましたか?

助っ人編集部

小野 咲  

いま組ませてもらっている企業さんとも、忙しく働くママが栄養のある離乳食を簡単に作れるような取り組みをさせてもらっています。そういう社会的な環境が大事だと思います。

これからさらにやっていきたいことは?

助っ人編集部

小野 咲  

女性が家庭を保ちながら社会進出すること。これを一つの理念として掲げています。ママであってもその人らしく働ける、という社会を創っていきたい。

それから高齢者、認知症と腸内環境の関係性もデータが集まってきているので、そちらの面も研究していきたいです。

理念が固まったのはいつ頃ですか?

助っ人編集部

小野 咲  

最初から変わらないです。やりたいことは健康予防と女性の社会進出。腸というのは自分の体験と経験からきているので、ずっと前から。

すべてがつながっている?

助っ人編集部

小野 咲  

はい。幼い頃の悩みがあって、看護師としての経験やいろいろな出会いがあって、やっとすべてつながってきたかなと。

本日はありがとうございました。

助っ人編集部

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