【事業承継】農業×エンタメの力で銚子を盛り上げたい!15代目が目指す農家の新しい形〜後編〜

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銚子市で新しいことをやっていて、やりやすい部分とやりにくい部分ってありますか? 

助っ人編集部

木村宏之

やりやすい部分は銚子の人はお祭り騒ぎが好きってところですね。
イベントに対する熱量はとても高いので、結構みなさん協力してくれるんですよ。

逆にやりにくいのは、ノリが良すぎて想定していたものと違う方向に行ってしまうところがあるってとこですかね。

みんな自分のやりたいことがあって、さらにパワーがあるので、1つになって何かをするっていうのが難しかったりするんですよ。

 

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イベントの様子  

なるほど、いいところと悪いところが表裏一体なんですね!

助っ人編集部

木村宏之

僕は最近ツイッターでもつぶやいているんですけど、銚子って市が関わっている年間の行事がすごく多いんですよ。
しかも、みんな主催者が違っていてとにかく数が多い。

でも、「そのイベントなんのためにやっているの?」疑問があって。

僕は個人的にイベントをするなら市外から人を呼び込むことが重要だと思っているんです。なので、イベントをするなら外からお客さんを呼びこめる仕組みを作りたいんです。

そのためには、イベントを分散するのではなく、大勢の人が一致団結して市外の人を呼び込めるような一大イベントを行う方が良いのではないかなと思っています。

確かに、一致団結したらものすごいイベントができそうですよね!

助っ人編集部

木村宏之

そうなんですよ。

それと、銚子って「銚子といえばコレだ!」っていうものがないんですよね。
もちろん漁港は有名ですし、食べ物も美味しいし、景色もいい。いいところはたくさんあるんですけど、外部から人を呼び込むには少し弱いんです。

なので僕は、銚子といえばコレ!というイベントを作りたいと思っています。

「銚子にはこんなすごいイベントがあるんだ!行ってみよう!」と思えるものが提供できるといいなと思っています。

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地方でのイベントに人を集めるのって大変じゃないんですか?

助っ人編集部

木村宏之

僕はイベントをやる時ってチラシとかほとんど作らないんですよ。

チラシを作っても地域の人にしか配れないですしね。

なので告知などは全てSNSで発信しています。

そこで宣伝するだけで人は集まるんですよ。

特に僕が発信している分野ってツイッターとの相性がいいので、そこはうまく活用していますね。

最近では、聖地巡礼で地方を活性させる動きもありますが、その辺りについてはどうお考えですか?

助っ人編集部

木村宏之

聖地巡礼って、基本的には原作があるものがヒットして、ファンの人が地方を聖地として訪れるという仕組みですよね。

そのためには、まず原作がヒットしなければならないんですよ。

銚子市が舞台の作品っていうのもありはするんですが、聖地巡礼までには結びつかない。

それにアニメや漫画を配信している企業自体が聖地巡礼にそこまで乗り気かといったらそうではないんです。

なので、どこかの企業のキャラクターに頼るのではなく、自分たちでキャラクターを発信して聖地を作っていけたらいいのかなと思っています。

自分たちで新しいベンチマークを作って、銚子を聖地にしていきたいですね。

別にアニメや漫画などのサブカルチャーだけでなくてもいいとは思いますけど、個人的にはやっぱりエンタメって強いと思うんですよ。

特に今の若者はアニメや漫画などへの関心がとても強いのでその辺りをうまく導線にして銚子を活性していけたらとは思っていますね。

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様々なイベントに参加するリコちゃん

確かにエンタメは強いですよね!木村さんは銚子をどんな町にしていきたいですか?

助っ人編集部

木村宏之

若い人たちが銚子にきた時に「ここが銚子か!!」ってテンションが上がるような町にしたいですね。

僕はアキバに行くとテンションが上がるんですよ。

「アキバにキター!」って感じになるんですよね。

そういう、町にしていきたいなと思っています。

そのためには何をすべきなのか、何が正解なのか、まだまだ模索中ですけど、いろんな人と関わりながらチャレンジしていきたいですね。

農業が抱える人材不足の問題にどう向き合うか

いろいろな新しいことに挑戦されていく中で、今後の課題はありますか?

助っ人編集部

木村宏之

人材の問題ですね。

今、農家の人の平均年齢がどんどん上がっていて、若い人材が確保できないので外国人の労働者を雇用している農家が多くなってきているんです。

今まで家族経営でやっていた農家に人が増えることで、大量に生産できるようにはなるのですが、品質が守られているのかという疑問があるんです。

農業って職人さんと同じだと思うんですよ。

マニュアル通りにやっていてもいい野菜は作れない。

もちろん、いい野菜を作りたいと志を持って農家に入る外国人労働者のかたもいらっしゃると思いますが、その辺りの意識を全員に持ってもらうのは難しいのかなとは感じています。

うちは、今は家族でやっていますが、今後そういった人材を雇うかどうかの判断は非常に難しいと感じています。

人材不足は社会問題ですもんね…日本人の方で農家を始めようと思ったら0からできるんですか?

助っ人編集部

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木村宏之

現状ではちょっと難しいかもしれないですね。

農業を始めようと思ったら土地も必要だし、機械も必要になりますよね。

しかも、農業に使う機械って値が張るものばかりなんですよね…1千万のトラクターとか簡単には買えないじゃないですか。

でも、野菜を作りたいって人は結構いるので、もう少し始めやすい仕組みがあってもいいのかと思います。

確かにそうですよね。現状では誰でも簡単になれるものではないですね…

助っ人編集部

木村宏之

その点、僕は恵まれているなと思います。

農作業が本当に楽しいんですよ。

体はきついけど清々しい気分になるんです。

それに、嫁さんと一緒に話しながら作業をするのは何よりも楽しいですね。

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木村さんご夫婦。奥様はウッド村ファーム代表のAKIKOさん

仲良しで羨ましいです(笑)木村さんの今後の目標について教えてください。

助っ人編集部

木村宏之

農家ってこんなに面白いことができるんだって思ってもらえたら嬉しいですね。

それを見て育った子供達が「農家って面白いな。やってみたいな!」って思ってくれるような農家にしていきたいという話を嫁さんともよくしています。

最近はインバウンドのお客さんも増えてきています。

先日もリコちゃんを中心に着ぐるみを着ている外国人の方を集めて銚子市を巡るイベントを行いました。

リコちゃんをフックにして、海外からもどんどん銚子に人が来てくれるように面白いイベントをしていきたいですね。

あとは、何かを始める時に先頭に立って旗を振れる人になりたいと思っているので、農家だからという固定概念にとらわれず、これからもいろんな新しいことにチャレンジしていきたいですね。

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着ぐるみを着ている外国人の方を集めて銚子市を巡るイベントでの記念撮影

本日はありがとうございました! 

助っ人編集部

 

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インタビュイー・対談参加者

桃井美里

桃井美里

2018年から、日本最大の起業・開業・独立者向けポータルサイト「助っ人」(www.suke10.com)の編集チームで、コラムを担当。 こども写真館「スタジオマリオ」の店長を経て「助っ人」編集部へ。 イラストや写真を用いて、難しく考えられがちな『起業』をもっと身近に感じることのできるコンテンツの発信に取り組む。 フリーでナレーター・MC・イラストレーターとしても活動中。
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