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【沖縄県で起業!】沖縄の魅力を世界へ!フリーランスライターが伝えたいこと

目次 [非表示]

地域で活躍する多様な起業家を特集するこの企画。

今回取材させていただいたのは沖縄県でフリーライター・編集者として活動している、遠藤美弥子さんです。埼玉でツアーコンダクターとして働いているときに、度々訪れていた沖縄に魅力を感じて移住。ライターとして記事を書くだけではなく、メディアの編集長やライターコミュニティの運営もされています。沖縄での活動の仕方や地域の魅力についてたっぷりお伺いしてきました。

ツアーコンダクター時代に訪れた沖縄に魅力を感じ沖縄へ移住

ーまず、遠藤さんの現在活動内容を教えてください。

遠藤)本業は、フリーライター・編集者として活動しています。現在は、4月末までの期間限定で沖縄発のWebメディア「Feel OKINAWA」で編集長を務めていたり、「OKINAWA GRIT(オキナワグリット)」というライターのオンラインコミュニティも運営中です。沖縄を拠点にして、実家がある埼玉にも月に1度帰っています。

「Feel OKINAWA」は月に1回編集者とライターでミーティングをしていて、「こんなことやろう!」といろんな企画を出しています。1月は初詣の記事を企画して、沖縄の北から南までライター陣が散っていろんな神社に行ったり、2月は車1台で辺野古の集落とその周辺へ取材に行ったりしました。「Feel OKINAWA」の編集長は期間限定で終わりが見えているので、全力で走りきれそうですね。

ー沖縄に移住したきっかけはなんだったのでしょうか?

埼玉でJTBのツアーコンダクターとして働いていたときに、沖縄に時々訪れていたんです。その後、2年間ほどツアーコンダクターとして冬の沖縄に1〜2ヶ月滞在して旅行者を受け入れたり、本島も離島も隈なく周遊していました。

リゾートの沖縄というよりは、時間が止まったようなのんびりとしている沖縄ならではの空気感が好きですね。車で走っているとおもしろい看板や銅像のようなものを突然発見したりと、地域の文化の面白みが感じられて、沖縄に住んでみたいと思うようになりました。

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もともと寒いのが苦手なのもあり、南国のように冬でも暖かいところに住んでみたいという思いがあって、沖縄にもツアーコンダクターの仕事があると聞いて移住しました。沖縄は人も面白いし、沖縄料理も美味しくて好きだし、料理のメニューにあった「ちゃんぽん」を注文すると、麺ではなく白米が出てくる独特さだったり、「なにこれ!?」という新しい発見があって深堀していくのがおもしろいんですよね。

ツアーコンダクターの仕事を経て、WEB制作会社でHTMLコーダーとディレクターを経験後、2014年9月にフリーライターに転身しました。

取材を通して知らない沖縄の魅力をどんどん知るように

ー沖縄でフリーライターになってからはどのように活動されていたのですか?

東京の「株式会社CINRA」さんが運営している「HereNow」というメディアでは、沖縄のキュレーターがお薦めするスポットを取材・執筆して、自分の知らなかったカルチャーを発信するカフェや宿、ライブハウスなどに行かせてもらいました。そこでは今までとは異なる感性というか、違う沖縄の景色が見え始めたんです。たとえばコーヒーショップに取材に行ってコーヒー豆愛を語る店主の話を聞いていると、その熱量の高さに2時間くらい話し込んでしまうときもありましたね。活動の裏側にある背景を聞いてしっかりと情報を落とし込んで発信する、ライターとして仕事をする醍醐味を感じました。

ライターになって取材を通して沖縄のカルチャーやその面白さを発信していくのは、今までと別の角度から見ることができて非常におもしろいんです。気づかなかった沖縄の魅力も発見できるし、今まで興味のなかった分野も取材を通して価値や深さを知ることができました。

期間限定で編集長をしている「Feel OKINAWA」では、メディアの若手編集者の育成もおこなっていて、外部の編集者としては、普段はあまり口出しをしないデザインやレイアウトの部分にもたまに改善点を提案しています。編集者としては、ライターさんに厳しめのフィードバックをしていますが、強みを褒めたり、「〇〇さんならできるよ」と伝えてモチベーションが下がらないよう、工夫はしていますね。

沖縄と東京のスピード感の違い。相手に合わせたペースで仕事をする

ー埼玉や東京で活動するときと、沖縄という地方で活動するときの違いはどういったところに感じますか?

インターネットの発達によって、沖縄にいてもSNSやチャットツールで簡単に連絡が取れるようになりました。フリーライター・編集者として外部委託で仕事を受注しても、今のところは全く支障がないですね。今の時代、ライターや編集者であれば、どこでも仕事ができるのではないかなと思っています。

沖縄はネットリテラシーの普及がまだまだ行き届いていない部分を感じていて、情報や一部の技術が東京よりは、5年ほど遅れているような気がしています。私の場合、主にTwitterで東京の著名な編集者やライター、稀にインフルエンサーなどをフォローして情報収集することが多いですね。しかし、私が運営しているWebライティング講座の受講生に話を聞くと、SNSを使いこなせていない分、情報感度の低さが伺えることも。東京の人たちと比較すると、仕事のスピード感は、少しのんびりしている印象はありますね。

沖縄で仕事をするときは、チャットだけでは足りないなと思っていて、もともとの経験値やインプットした知識の情報量の違いから話が通じないこともあったりするので、テキストコミュニケーションよりは、リアルに会って話した方が理解してもらえますね。会って打合せをしたいと言う人も多いので、オンラインとオフラインを上手く使い分ける必要はあります。

沖縄や地方ではリアルで会う時間を大事にしている人が多いんですよね。ネットを介したやり取りを必要としていない人もいて、SNSを使いこなしておらず、SNSのアカウントさえ持っていない。そもそもSNS発信を必要と思っていなかったり。でも実際には、ネットで情報を発信する価値を知らないだけの人もいるので、「今からでも、Twitterはやった方がいいよ」と伝えています。

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相手のスピード感に合わせて仕事をするのも大切ですね。チャットが既読にならず、数日返信が来なかったら、2〜3日後とかにリマインドしてます。そこで「なぜ返事が遅いんだろ?」と文句を言ってもしょうがないので、どうやったら相手が動いてくれるのかを考えるようにしています。沖縄のライターコミュニティでも実践しているのですが、みんなが動いてくれるようになると全てのことが上手く運び、自分の時間に余裕ができるので、相手に気持ちよく動いてもらうことが大事だなと思ってますね。

ー沖縄以外の地域の人との仕事はどうしていますか?

オンラインだけで連絡を取っている場合が多いです。今はネット会議もできるし、月に1度、東京へ行くタイミングで打合せをかねて企業訪問するこきもあります。東京の人はスピード感がある人が多いので、すぐに連絡も返ってきますし、地方に住んでるからといって苦労することは、ほぼないですね。

ー沖縄のライターコミュニティである「OKINAWA GRIT」ではどのような活動をされているのですか??

「OKINAWA GRIT」のコミュニティは運営メンバーが4名、総勢42名で活動しています。若手ライターの育成やチャレンジできる場づくりをしていて、ライターのお悩み相談やライター同士が交流できる場をと通して、仕事を生み出すことまでを視野に入れてます。

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基本はSlackを使ったテキストコミュニケーションです。でも、沖縄のような地方だと、オンラインだけではコミュニケーションが不完全なので、月に1回のペースでオフ会や勉強会を開催してリアルでも会える機会を設けています。オンラインツールのZoomを使ってネット会議で勉強会もして、そういった会議自体新しい体験をしてもらうのもコミュニティの目的の一つだと考えています。

「OKINAWA GRIT」のオンラインコミュニティでは部活を5つ立ち上げていて、お題を決めて一緒にブログを更新する「オキグリnote部」、テーマに沿って写真を投稿する「オキグリ写真部」、公式Twitterを運用する「Twitter運用チーム」、いイベントページの立ち上げを体験できる「Facebookページのイベント部」、イベント情報を集めてイベント運営の体験ができる「イベント情報発信部」があります。それぞれ運営メンバー1名が統括し、数名のアシスタントを募って、メンバー全員が自由に楽しく参加できる工夫を考えて、ゆるゆると活動しています。

もっとライターさんを育てて沖縄の情報を発信していく

ー遠藤さんはこれからどのように活動してきたいと考えていますか?

文章力を上達させたいと思っている若者や初心者ライター向けに始めたライター講座からコミュニティへと発展して、今後は新人ライターをデビューさせたり、自分たちで仕事を作っていきたいと思ってます。あと、せっかくWebで記事を執筆したならSNSで拡散しないと、誰にも記事を読んでもらえません。ですから、SNSで発信するチカラを身につけてもらうまでが一連の目的ですね。

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発信する方法としては、「Twitterは必ず使ったほうがいい」と伝えていたら、受講生やコミュニティのメンバーが率先してアカウントを作ってました(笑)。だから、まだフォロワーが100名いない人もいて。けれども継続して発信することでアカウントの存在を知ってもらえたり、検索で誰かの目に止まったりするので、毎日継続することが大切。まずは、自分で体験してその先に何が起こるのか、発信する価値を身を持って知ることが大事なのかなと。多忙になると、Twitterの発信が止まる人も出てくるので、「最低でも1日1投稿しよう」と声をかけていますね。

自分の思いや考えを発信してもらうことで、沖縄のリアルな情報が増えていくので、積極的に発信する人たちを増やしたいといった思いは強いですね。ライターでいえば、きちんと取材をして執筆する大切さを経験してもらうために、自分たちの足で現地に行って、自分たちの手で情報を深掘りして、その一次情報を元にしっかりした記事を書いてほしいし、増やしていきたいです。いいライターを発掘したり、育成できたらメディアにも紹介できるし、ネット上にもいい記事が増えますから。

2018年に沖縄で開催したWebライティング「みやねえ講座」では、人に伝わる文章力を身につけるだけでなく、Webメディアで執筆したい人向けに3回目の講座を開催して、記事化するために必要なネタ出しから記事の構成までを落とし込んで、実際にWebメディアで記事を書いてもらいました。すべて私の編集付きなので、読み物として成立するレベルまで持っていった状態で入稿してます。今年もまた同様のやり方で講座を開催するならば、次は違うWebメディアとコラボしたいなと考えていて、新人ライターの記事を掲載してくれるメディアを探してます。毎回異なるメディアとコラボすれば、講座の存在やコミュニティの活動が広く認知されていくのと、沖縄情報の記事がほしいメディアにも貢献できるので、そこの需要と供給が一致するメディアとコラボできたら、と考えています。

関わる人たちが増えるほど、面白い化学反応が起こると思っているので、1つのメディアだけに留まらず、2つ3つと関わるメディアを増やして、いろんな相乗効果を狙っていきたい。とにかく先のことしか見てないですね。

ー最後に、地方で活動したい人に伝えたいことはありますか?

いい指導者に出会えるかどうか、ですかね。やっぱり指導者の存在が大事なんじゃないかなと思ってます。ここ最近、沖縄でもデザイナーやプログラマー向けのWeb系イベントが増えてきたので、そういった講座やトークイベントに参加して考え方が変わって動き出せる人もいると思うんです。でもそういう影響を受ける指導者に出会うには、まずは外に出ないと出会うこともできないから、興味を持ってどんどん行動することですね。

そして、指導者側にいる人は諦めずに若手を育ててほしいですね。指導を受ける側の若手の目線まで降りていって、相手のペースに合わせて教えることが大切。こんな小さなことに引っかかって動けなかったのかとか、指導者側も初心に帰るというか、小さいけど大事なことが見えてきます、根気を持って丁寧に対話をして教えていかないと育たないと思っています。

若手は何か新しいことにチャレンジする機会が増えて、同時に指導する側も新たな気づきが増えていく。いいこと尽くしかなと(笑)

執筆者:伊藤美咲

協力 ローカルクリエイターラボ

農山漁村地域の起業に、チカラを「INACOME」

農山漁村が活力を取り戻し、持続可能な発展を実現するためには、何よりもまず、雇用と所得を生み出すことが重要です。農山漁村には魅力的な資源が豊富にあり、これを活用した多様な事業を起こすチャンスに溢れています。農林水産省では、豊富な資源とやる気溢れる人材、そして必要な資金を組み合わせ、農山漁村地域に新たなビジネスを生み出すことを目的として、Webプラットホーム『INACOME』を設置しました。

『INACOME』はこちらからスクリーンショット 2019-11-21 18.07.32

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