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【高知県で起業!】「何度でも人生を選ぼう!」高知県から提案する新しい生き方

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地域で活躍する多様な起業家を特集するこの企画。

高知県の嶺北地方でNPO法人、狩猟、ジビエアーティスト、ブログ「自由になったサル」運営、メディア立ち上げ運営、サロン運営とさまざまな活動をしている矢野大地さん。今回はNPO法人ひとまきのことを中心にどんな世の中を目指しているのか、起業のきっかけなどのお話をお伺いしてきました。

”何度でも生き方を選べる世の中”をつくりたい

ーさっそくですが、現在の活動内容について教えてください。

矢野)僕が代表を務めるひとまきは、高知県の嶺北地域の中の大豊町と本山町にある4つの拠点があるNPO法人です。”何度でも生き方を選べる世の中”をビジョンに掲げています。具体的には高知に短期滞在して自己理解を深める「マキワリプログラム」や、長期滞在しながら挑戦する、「クベルプログラム」などを行なっています。

ーひとまきの活動を始めるようになったきっかけはなんだったのでしょうか?

僕は高知の大学に通っていたのですが、在学中は、みんなと同じように卒業後は上京して就職するんだろうなと思っていました。本当はそういう生き方はしたくなかったけど、他にどういう生き方があるかわからなくて、悩んだ時期が長くあったんです。

周りのいろんな大人に相談をしてみたのですが、「まずは3年働いてみろ」という否定的な意見が多くて。みんな僕のことを思ってそう言ってくれたとは思うんですけど、どれも解決策にはならなかったんですよね。

大学卒業後、田舎の山奥に住み始めたのですが、そこには同世代の人もいないし、寂しかったんですよ。そんな寂しさを埋めるためにブログで田舎暮らしの発信をはじめたんです。そしたら、田舎暮らしに興味のある若い人たちがコメントくれたりして、ネット上での交流が生まれました。それから実際に僕の住んでいた田舎にも遊びに来てくれるようになったんです。

いろんな人が遊びに来てくれるようになったのですが、来る人たちがみんな、今抱えている不安や不満、日頃の愚痴なんかを吐露していくんですよ。ポジティブな話より圧倒的にネガティブな話が多いんです。

そんな姿をみて、不安や不満を吐き出せる交流の場が必要だと感じたのが「ひとまき」を立ち上げたきっかけです。

自己理解を深めることが大事。そして自分の進みたい方向を決めていく

ー「マキワリプログラム」や「クベルプログラム」では具体的にどのようなことをしているのでしょうか?

マキワリプログラムでは、自分自身が無意識のうちに選択している日常の様々なものを認知、理解してもらって、自己理解を深めることを大事にしています。

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次のステップとして長期滞在のクベルプログラムでは、経済的時間的余白のある地方で暮らしながらやりたいことに挑戦したり、仲間と成長できるようにサポートしています。自分らしい生き方をしている人の話を聞いて新しい生き方を知ることで、自分の進みたい方向性を考えてもらうようにしています。

会社を辛くて辞めたものの、これからどうすればいいかわからないというひとが自分のやりたいことを見つけたり、好きなことをお金に変えるような取り組みをしたりしていますね。実際に講師と話しているうちにやりたいことが見つかり、SNSで発信して自分のクリエイティビティをお金に変えて、作詞作曲の案件をいろんなところから受けるようになった子もいます。

他にも、カメラで食べていきたい子が1年くらい滞在してスキルを磨いて、カメラの現場で雇われカメラマンになっていった事例もありますね。

ー何がしたいのかわからない、今の状況を変えたいと悩む人にぜひ参加してもらいたいプログラムですね!

地方で開業するメリットとデメリット

ー拠点である高知を選んだ理由はありますか?

大学が高知だったので関わりが多かったことと、エネルギーとか食料を自活できるような生活をができる場所だったからですね。僕は結果的に起業しただけであって、起業したくて高知に住んだわけではないんです。

ただ、地方で起業をすることは決めていました。地方は人が少ない分ライバルも少なく、可能性がいっぱいあるんです。

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都会は人も情報量も多いので、迷ってしまったり、影響を受けすぎてしまうんですよね。地方は情報が少ない分、自分を見つめ直すことができるんです。

ー確かに東京は情報が多いですもんね。地方で起業するメリットはなんだと思いますか?

0から1を作りやすいことですね。また、物件が安かったりと、ビジネスチャンスもたくさん転がっています。地方って本当にみんな優しいんですよ。仲良くなったらいろんなところで協力してくれるんです。例えば、シェアハウスをやりたいと考えたときにも、家具や機材などを提供してくれたりと、助けてくれます。こういった地域の人の助けがあると、新しい事業へも挑戦しやすいんです。

あとは、人が少ない分、高知の山奥で事業をしているというだけで目立つんですよね。

ー逆にデメリットになってしまう部分はありますか?

新しく事業を始めることをよく思わない人も中にはいるんですよね。しかも、それが地域の権力者だったりすると、やりづらくなってしまう可能性はあります。他にも、人口が少ない分、チームの人数が集まりづらかったり、マーケットが小さいのがデメリットになってしまう部分はあるかなと思います。

共感者を増やしてどんどん事業を広げていきたい

ー起業して苦労した点や難しいと感じる部分はありますか?

矢野会社を作る時に、定款(ていかん)という書類を作るんですけど、僕はまずその定款の漢字が読めなかったんですよね(笑)なので「お前本当に大丈夫か!」と大爆笑されるような状況でのスタートだったんです。組織形成や内部の統率、マネジメントは本当に悩みますし、今でも難しいなと感じますね。

また、NPOはボランティア団体だと思われがちなのですが、そうではないんです。収益事業としてお金を生み出しづらい点が課題です。

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参加費も無料のプログラムもあります。参加者は若者が多いので、参加費を高くすると参加してくれないんですよね。学力などの能力を上げるなどわかりやすいことにはお金を払いますけど、僕たちが行なっているような、自分を知ることにお金を出す感覚はまだみんなにはないんですよね。

僕たちは自分を知ることがすごく重要だと思っているんですけど、まだ認知されていない部分も多いので、なかなか難しいところではありますね。活動を広めつつ徐々に共感者を集めて、寄付収入を増やしたり事業を広げていくような流れにしていきたいと考えています。

地方でNPOの活動をして生き残っていくためには、行政から委託された仕事で活動費を捻出して活動しなければならないんですよね。でも、委託された仕事ばかりに時間を取られて、自分たちが本当に大事にしたい部分がおざなりにならないようにしないといけないのでそのバランスは難しいです。

ー自分たちのやりたいことだけができるわけはないということでしょうか?

僕たちには「何度でも人生を選ぼう」というキャッチコピーがあるんですけど、僕たちもまだまだ知らない生き方がたくさんあります。

僕たちももっといろんな生き方があることを知って、「こんな生き方あるんだよ」「こういうおもしろい人いるんだ」と媒体で伝えるために、47都道府県を回ってさまざまな生き方をしている人に取材して、冊子を作っています。

仕事の部分だけではなく、暮らしや生き方も含めたその人の全体像を取り上げるようにしています。本当にいろんな人がいて、ライフスタイルが変わってたり、起業家や自分でプロジェクトやっている人にもお話を聞きました。

ー今ちょうど軽トラで全国を回る活動もされていますよね。

そうなんです。僕たちが行なっている活動は、どうしても今は高知に来てくれる人にしか提供できないんですよね。なので、こちらから会いに行って僕たちの活動を知ってもらおうと、軽トラで旅をして、全国各地のさまざまな人とコラボして、トークイベントなどを開催しています。

起業は手段。まずは小さな1歩を踏み出してみること

ーこれから起業する人や起業に興味のある人に伝えたいことはありますか?

起業を目的にしてしまわないようにしてほしいです。

あくまで、起業は手段なんですよね。何か成し遂げたいことがあって、そのために起業が必要ならばその手段を選べばいいと思うんです。また、これから新しいことにチャレンジしたいと考えている人は、話を聞いてみたい人や気になる人には連絡を取って会いにいくのがいいと思います。「こういうことをやりたい」とちゃんと思いを伝えるのが大事ですね。そうすれば何かしらのヒントをもらうことができると思います。高知では僕がお待ちしてますので、一緒に頑張りましょう!

執筆者:伊藤美咲
協力 ローカルクリエイターラボ

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