士業の開業に役立つコンサルティングを徹底解説!どんなサポートサービスがある?

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司法書士や社労士などの士業で事務所を開く場合、開業後の経営を軌道に乗せる方法を考えておかなければなりません。クライアントを順調に獲得するためには、士業と言えども的を絞ったマーケティングが必要です。

今回は、士業の開業に役立つコンサルティングサービスについて解説していきます。サポートの種類などを少し紹介してみましょう。

コンサルティングサービスの例1「問題別サポート」

士業の事務所では、取り扱う業務の内容に応じてさまざまな課題に取り組む必要がでてきます。

例えば、司法書士事務所では、高齢化によってニーズが高まっている相続、財産管理に関する業務、成年後見業務などをどのようにこなしていくかが、1つの課題です。また、税理士事務所や会計士事務所の場合、相続税の申告や経理代行の業務に専門的に取り組めるように、戦略を練ることが課題になるかもしれません。

このような課題の解決に役立つコンサルティングを行うのが、問題別のサポートです。 プロによる問題別のサポートは、最新のビジネスモデルを意識して行われるのが一般的です。

法改正などの情勢の変化に対応したサポートを提供してもらえるため、時代に乗り遅れない経営プランが立てられるのがメリットです。

コンサルティングサービスの例2「ウェブマーケティングのサポート」

サイトを使ったウェブマーケティングは、士業の事務所でも不可欠になりつつあります。法律相談や税務相談などを希望している場合、現代ではインターネットを利用して司法書士や税理士を探す人が増えています。アクセス数を増やしてより多くのクライアントを獲得するには、相談者のニーズにマッチするようなサイトを開設することが必要です。

コンサルティングサービスの1つであるウェブマーケティングのサポートは、こういった士業のマーケティングをさまざまな方法でバックアップします。

例えば、コンサルティングサービスを提供するある企業では、事務所のサイトの制作を代行します。SEO対策やリスティング広告の運用代行などもサービス内容に含まれており、より効果的なウェブマーケティングができるようなプランを練るのがこのコンサルティングの特徴です。サイトのアクセス解析を通じてクライアントの関心やニーズを把握して、その都度サイトの構成を考えていくのもサービスの1つです。

コンサルティングサービスの例3「人材採用サポート」

士業で起業をする際には、人材採用についても考える必要がでてくるかもしれません。開業後は、アルバイトのスタッフなどを雇わなければならない状況もあります。初めて起業するときには、求人の出し方はもちろん、「どのような人材を確保すべきか」などもわからないケースがあるでしょう。

コンサルティングサービスの1つである人材採用サポートは、このような採用活動をバックアップしてくれる内容になっています。士業の事務所の人材採用でも、「採用者がすぐに辞めてしまった」や「求人を出しても反応がない」などの問題は少なくありません。 実際、新卒者の採用を希望する場合、しかるべきところで事務所のPRをしないと人材が集まらない可能性があります。

人材採用のサポートは、希望する人材を確保するためのプランを練るところからスタートします。求人の出し方や選考の方法、採用後のフォローアップについて、プロからアドバイスが得られるのが人材採用サポートの便利なところです。

コンサルティングサービスの例4「人事評価のサポート」

スタッフを採用して新たに開業をした場合、必要になってくるのが人材の定着率を上げる人事評価制度です。優秀な人材に長く働いてもらうためには、スタッフのやる気をアップさせるような人事評価制度が必要です。事務所の業績を上げたり、人材を育てたりできる人事評価制度なら、経営にもプラスになるでしょう。

人事評価のサポートは、こういった制度の導入をバックアップするコンサルティングサービスです。 「せっかく採用した人材がすぐに辞めてしまう」などの問題がある場合、事務所の人事評価制度に原因があることが考えられます。

コンサルティングサービスでは、業界に詳しいコンサルタントがスタッフの定着率を上げるような人事評価のプランをアドバイスします。プランの立案はもちろん、運用を始めてからのフォローもサービスの1つであるため、実際に人事評価制度を導入した後も引き続きサポートをしてもらうことが可能。順調に起業をするうえでも、このようなサポートがあれば安心です。

自分に合ったコンサルティングサービスが分かる「経営相談」

事務所を立ち上げたばかりのときは、差し当たりどのようなコンサルティングサービスが必要なのかすら分からないかもしれません。必要なサービスは、事務所の方針や優先的に取り組みたいことなどによって変わってくるのが現実です。

利用するコンサルティングサービスを絞り込みたい場合は、士業を対象にした無料の経営相談などを利用してみるのが1つの方法になるでしょう。ある企業が提供している経営相談では、「業績をアップしたい」や「コンサルティングサービスの選び方が分からない」などの悩みに幅広く応じています。

また、この経営相談はコンサルティングサービスの種類や、相談を受け付けるコンサルタントなどを紹介しており、開業前の準備や開業後の事務所の運営に役立つ内容になっています。

コンサルティングサービスは、通常は有料です。不要な出費を避けるためにも、利用する前の時点でしっかりとサービスの種類を把握して、それぞれの必要性を考えておきたいところです。

コンサルティングサービスを利用するときのポイント

コンサルティングサービスを利用する際に重要になるのが、依頼するコンサルタントの実績です。士業のコンサルティングを行う企業や個人のコンサルタントは増えていますが、それぞれの実績には差が見られます。

安心して依頼ができるのは、やはり実績が多い企業やコンサルタントです。実績を見るときには、その企業やコンサルタントがどのような士業のコンサルティングを手掛けたかを忘れずにチェックしておきたいところ。例えば、司法書士事務所のコンサルティングサービスを探している場合、司法書士を対象にしたコンサルティングの実績が多いかどうかが1つのチェックポイントです。

士業は、業種によって業務内容が大きく変わります。実際、司法書士事務所と税理士事務所とでは、必要なコンサルティングの内容が異なります。自分に合ったサービスを選ぶためにも、実績の詳細はよく確認しておきましょう。

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