参加する前の自分にはもう戻れない!短パンフェス2019 @白馬五竜

映画評論家の町山智浩さんが、本当にいい映画とは、
「それを知ってしまったら、知らなかった時には後戻りができないような経験を与えるもの」だといっていました。
見た後と見る前で、まったく違う人間になる、あー、明日から生き方変えよう、今日から生き方を変えよう。
そう思えるのが本物の映画だし、映画にはそういう力があると。
映画好きの短パン社長こと、奥ノ谷圭祐さんが主催した短パンフェスは、まさに「いい映画」のようなイベントでした。
当日、あの会場にいた多くの参加者が同意してくれると思います。
編集者として言語(テキスト)で伝える努力を日々していますが、非言語でしか伝わらないものも多くあります。
同じ場を共有することがすごく大事で、同じ場を共有しないと伝わらないものがあります。
あの日、短パンフェスに参加して体感したことが、まさにそれです。
ですが、それでは記事にならないので、なんとか形になりそうなところまで、言語化してみたいと思います。
なお、記事内の写真は樫谷誠人さん、森亮平さん、そして武内智弘さん( 3人ともプロ級に写真が上手 ) 他、参加者の皆さんが撮影した写真をお借りしてます!ありがとうございます。
2019年5月28日、白馬五竜で行われた短パンフェス。白馬といえば冬のスキー場が有名ですが、温泉もすごくいいんです。
ちなみに、出店者が宿泊したホテル五龍館(社長は今回のフェスの主催者側でもある中村ゆかりさん )は、全国トップクラスの強アルカリの温泉で、2,3日滞在したらお肌すべすべです。
今回、筆者は素人ながら飲食ブースの出店者の一人として、参加させていただきました。
でも、ちょっと待ってください。5月28日って火曜日なんですよ!
フェスなのに、ど平日の火曜日の開催。ありえない(笑)聞いたことないです。。。
しかも会場の白馬五竜は、長野駅からバスを乗り継いで約1時間、ちょっと遠いです。
さすがに、あんまり人が集まらないんじゃないかって思いますよね。
でも、集まったんですよ!
参加者はなんと450名をゆうに超えていたようです。( 出店者も含めて )
その盛況ぶりは地元の新聞でも取り上げられていました!
※短パン社長のTwitterより
いったいなぜそんなに多くの人が集まったのでしょうか?
そもそも短パンフェスってなんでしょうか?
短パンフェスの概要については過去記事を見て欲しいのですが、去年の8月、短パン社長のこんなブログのコメントからスタートしました。
人を集め、米を作り、ビールを作った男は、来年5月にここ白馬でフェス( その名も短パンフェス )を開催する事を決めました。
誰でも参加できるオクノヤ史上最大イベント。白馬タップルームも、ホテル五龍館も全部貸切。そして同時に出店者も募集します。
お肉を販売したり、お酒を販売したり、食事を作ったり、話したり歌ったり踊ったり描いたり、最高に楽しいコトを企画していきます。白馬にたくさんの人を集めたい。みんなで盛り上がりたい。
この時点では、イベントの日程以外、なにも決まっていませんでした。
それでも、この投稿に即座に反応して全国から50名以上の出店希望者が手をあげました。自分もそのひとりでした。
何万人も参加する大規模なイベントではないですし、大きな収益が見込めるわけでもありません。
それなのに、なぜなにも決まってない段階で、そんなに希望者が殺到するのかって疑問に思いますよね?
それはですね、ひとえに、短パン社長に対する、信頼であり確信なんです。
どんな内容か、わからないけれど、短パン社長がフェスをやるなら絶対楽しいに決まってる。
なにかとんでもないことが起きるに違いない、この場所でしか感じることができないなにかがきっとある、そんな確信がありました。
短パンビール部、田植え部などのコミュニティや、ブログやSNSなどの発信を通じて、短パン社長がいつもみんなを楽しませることを一番に考えて、行動する人だってことを、みんな知っているんです。
だから告知直後に出店者が殺到したし、当日も全国から多くの人が参加したんだと思います。
これはおおげさではなく、筆者が、短パン社長のSNSを通じてつながることができた人は、200人以上いると思います。
その中にはリアルで、まだお会いできてない方もけっこういました。
それが今回、短パンフェスによって多くの人が集まり、まだお会いできていなかった人たちと交流することができました。いうなれば短パン社長は、みんなの大きな待ち合わせ場所のような存在です。
例えば、短パン社長がSNS上で定期的に「シノハラはダメだよ」ってコメントしているんですよ。最初は「誰だシノハラって」と思ってたんですけど、2年ぐらい繰り返し見ているとだんだん面白くなってきて、今回はじめてお会いできて、この人が、あの「ダメだよ」の人だって、嬉しかったです(笑)
そんなやりとりが、会場のあちこちで行われていて、それを短パン社長が楽しそうに見ているっていう感じで、短パンフェスによって新たな交流がたくさん生まれました。そのあともSNS上でのやりとりが続いています。
「出店する人たちが日本一楽しいフェスにする」という短パン社長の言葉どおり、前日のリハーサルから、翌日の片付けまで、終始笑顔にあふれていました。
心の底から楽しかったんですが、もちろんそれだけではなくて、短パンフェスを通じて、ビジネスパーソンとして感じるところがたくさんありました。
そのポイントを4つに絞って、紹介させてください。
まず1つめは、いまに満足せずに現状を超えていく重要性です。そもそも平日に白馬でフェスをやるとか普通ではありえないですし、短パン社長がフェスをやるのも初めて、もっといえば、フェスに行った経験すら、ほとんどないと思います。たぶん野外のイベントとか、そんなに好きじゃないかと(笑)
でも、短パン社長はそういうの関係ないんです。普通や前例、経験したことないとか、どうでもいいんです。
これがやりたいと思ったら、悩む前に行動するんです。やりたいことが先にあって、やり方は道すがら、見つけていくんです。
実は出店者がきている半纏(はんてん)には、 このフェスのコンセプトでもある「 考える前に行動しよう 」の原点となった、「寺山修司さんの書を捨てよ町へ出よう」のフレーズが英語で刻まれているんです。
現状に満足せずに、常に先に向かっていく姿勢を今回のフェスであらためて見せていただきました。
※若者から絶大な支持を受けるインフルエンサーのひなたちゃんとあさひくん
人を楽しませよう。これは短パン社長がでいつも伝えていることですが、今回パフォーマンスでステージに立った人たち全員、クオリティの高さがハンパじゃありませんでした。
以前インタビューさせていただいたフジプレコンの松林さんとおたる政寿司の中村さんによる落語を元にした演劇や、
美容院を経営されている松島さんとkiso barオーナー木曽さんのヘアーショー?など、大爆笑の連続でした。
ここまでやりきって人を楽しませるのかっていう驚きと、その真摯な姿勢に尊敬の念をいだきました。
短パン社長がフェスをやると宣言したときに、みんなにこう呼びかけました。
もしあなたが短パンフェスに出店するとしたら、あなたはどんな商品、サービスを提供するか考えてみて。
本業はもちろん、あなたの好きなことや得意なことで、ボクが集めた人たちをどう喜ばれせられるか?どう楽しませられるか?
そこにきっとたくさんビジネスのヒントが詰まっています。
今回出店した人たちは、ほとんどが、フェス未経験だったと思います。
スケジュール調整やお店を休んで参加すること、慣れない環境での調理や作業など、出店者はそれぞれいろんな不安があったと思いますが、その中で参加することを選びました。
ステージに上がった人たちもすごいプレッシャーがあったと思います。
筋肉パフォーマンスを披露したマッスルさんはステージ後に、ほっとして熱が出たといいます(笑)
短パン社長はそういうカクゴを持ってチャレンジする人たちを応援するし、手をあげた人をあたたかく見守ります。
逆にチャレンジしない人や口だけで行動しない人に対しては、厳しいこともいいます。
ただ楽しい、やさしいだけではない、このバランスが大切だし、いい緊張感をもたらします。
自分自身も常にチャレンジャーでありたいし、チャレンジする人を応援できる人でありたいと思います。
※片付けでの集合写真(参加者全員ではありません)
短パン社長がフェスをやってみんなを楽しませたいって宣言して、その思いに共感して集まった仲間が、みんなで作りあげたのが「短パンフェス」です。
普段だったら絶対にフェスに参加しないような人気店の人たちから、筆者のような未経験者が一緒になって、短パン社長を信頼してついていきました。
短パン社長の、みんなを楽しませたいって思いが参加者全員に伝播して、それぞれの持ち場でベストを尽くしました。
おもいっきり楽しんで、おもいっきり楽しませました。
まずはリーダーの思いが大事で、その本気の思いが伝播していったときに、大きなうねりになることを実感しました。
外から見れば身内イベントかもしれませんが、平日の白馬に450人以上を集めて熱狂を生んだ、日本一の身内イベントです。
勇気を持って参加して本当によかったです。一度しか上映されない「いい映画」をしっかり堪能できました。
短パン社長、関係者の皆様、本当にありがとうございました!そしてお疲れ様でした。
またそれぞれの持ち場でがんばりましょう!
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