独立・起業後にサラリーマンの延長で、経営者という自覚がないことの失敗

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独立、起業をしたというのに、サラリーマン感覚が抜けていない人が多くいます。
特に感じる違和感としては、足もとの数字が全然良くないにもかかわらず、PDCAサイクルが全然回っていないで、追加のアクションや、そもそもの戦略を変えることなどをしないことや、何故うまくいっていないのかを真剣に原因分析をしようとしないで、何となくで時間を過ごしている人が多くいます。

独立、起業した後は当たり前ですが、誰かが問題を解決してくれることはありません。あなたが全て当時者であり、あなたが全て意思決定して、動かないといけません。時間が解決してくれることも、ラッキーで好転することもありません。

また、独立、起業したあとというのは、新人やあなたが誰かなどということも全く関係ありません。あなたも間違いなく一経営者なわけです。そのため、世の中の経営者と同じなのです。ソフトバンクの孫さん、ユニクロの柳井さん、ZOZOタウンの前澤さんなどと会社規模は圧倒的に違いますが、経営者という意味では変わらないのです。違うと思ってはいけません。規模的にこのような経営者を目指してくださいという意味でもありません。

経営者になったんだという強い自覚を持つということです。経営者として当たり前にまだまだなわけですが、どんどん経営者としての成長ということにもフォーカスしていく必要があります。

経営者に求められるPDCAのスピードがわかっていない

独立、起業において絶対的に必要なことがスピード感です。スピード感というのは特にPDCAサイクルを回すスピードです。プランを立てて、やってみて、結果どうだったのか、そのまま続けていけば効果はあるのかないのか、あるとしても、もっと数を増やそうとか、使う時間を増やそうとか、ないとしたら、新しく可能性の高いこのプランや手段をやってみようと、どんどん、現在の状況を前に進めなくてはいけません。前に進めるというのは、短期の目標である売上を出すということや、売上を安定させると言うことに対してです。
正直に言って、結果の出ていない人はスピード感がまずありません。あるべきスピード感の10分の1程度だったりします。

このスピード感というのがない人に良い未来はありません。うまくいっていても、そうでなくとも、どんどん、PDCAサイクルを回していきましょう。

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

1986年生まれ、横浜出身、慶應義塾大学法学部卒業。

23歳の時、病気をきっかけに、小学校親友4名、資本金5万円で株式会社ウェイビーを創業。

10年間で10,000人を超える経営者、起業家の「組織づくり」「売上アップ」に携わる。

社長がいなくても回る強い組織、仕組みをつくる「01組織クラウド

小さな会社、個人事業主のビジネス成長を実現する「01クラウド

の01シリーズを展開中。

2016年10月より、世界経済フォーラム(ダボス会議)の日本代表選抜
2018年9月より、徳島大学客員教授就任
2020年4月より、iU 情報経営イノベーション専門職大学客員教授就任

「行動の品質」「自分の力で稼ぐ力を身につける本」など著書7冊。
日経新聞、エコノミスト、NHKなどメディア掲載も多数。