多数のクレームや想定外のトラブルにメンタルがついていかない失敗

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独立する前にほぼ全くといって想定されていないことにクレームの問題があります。

働いているときにクレームをダイレクトに受けるということは多くの人があまりないと思います。独立したあとには起きる全てのクレームはあなたが全面で受けることになります。クレームにも色々あるわけです。明らかに自分の問題ということもありますし、一方的なモンスターのようなクレーマーもいます。

クレームをいただいていい気持ちになることはありません。クレームの内容が商品やサービスそのものが否定されるようなものだった場合や、あなた自身の人間性を否定してくるようなものもあったりします。これが一番辛いです。特に商品、サービスについてズタボロに言われてしまうと、本当に自信喪失してしまいます。

モンスターのようなクレーマーも本当にいます。
圧倒的に理不尽なことを言ってきますし、ねちねちとずっと嫌なことを言ってきます。
早く終わらせたいものの理不尽なことを言ってくるので、こちらとしても折れることができずに長期化することがあります。本当に嫌な時間であり対応になります。

嫌なクレーマーに限って本当にねちっこいので、SNSや口コミサイトなどに悪口を書いたりします。本当に悪質で事実無根の場合には法的対応も考えるべきです。

お客さんからのクレームだけでなく、取引先や外注先などとのトラブルもないということはないと思った方がいいです。必ずトラブルやアクシデントは起きます。

クレームやアクシデントなどのやり取りの中で、相手方が弁護士を出すと言ってきたり、弁護士より連絡をいただくという機会もありえます。そのようなときには悪いことが自分になかったとしても普通の人であればかなり驚き、ちょっと怖いなと感じることもあります。自分に弁護士がまだついていないようなときだと、慌ててしまいます。


このような色々なネガティブな文脈でのやりとりや、コミュニケーションが増えてしまうと、精神的な負担となっていったり、仕事が辛いものに変わっていってしまうこともあります。

儲からない、精神的に重すぎる契約をやめないことの失敗

苦手なお客さんや、金額に対してとてもやることが重いとか、時間がめちゃめちゃかかるなどという契約を持ってしまっている人が結構います。

どういう経緯でそのような結果になったのかということも大切ですが、多くの場合には、独立、起業後に仕事が早くほしいが故に、圧倒的に相手寄りの条件で契約をしてしまったとか、まだまだ不慣れで曖昧な条件で引き受けてしまって、ずるずると今のような関係になってしまったとか、一度大きなミスなどをしてそれ以降、関係として少しフェアでなく差し込まれたような形でちょっと負担が重くなってしまったなどがよくあるところです。

いずれにしても儲からない仕事をし続けるということはどこかのタイミングではやめないといけません。

あなたが成長をしてあなたの業務単価が上がったということであれば、それに応じてお客さん先と金額交渉や契約の見直しを言うべきです。
もちろん仕事がない頃に仕事を発注してくれたなどの恩義でやっているということもありますので、そのあたりの判断はとても難しいですが。

このように幸いにもお客さんが増えてきた場合などは、色々と契約自体を見直したり、業務単価自体が変わっていくことは当たり前です。あなたも事業をやっているわけなので、感情的になりすぎてはいけません。

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

2009年慶應義塾大学法学部を卒業後に、2010年株式会社ウェイビーを創業。
創業以来、一貫して、中小企業、個人事業主のインキュベーション(成長支援)に従事。
その数1,200社超。「世界を豊かにする経済成長のビジネスインフラを創る」というウェイビーの理念が大好き。
世界経済フォーラムが選ぶ若手リーダー選抜、徳島大学客員教授、スモールビジネス向け書籍7冊出版。