成果を生み出すための信頼のつくり方

ポイント
  1. ビジネスで最も重要な信頼について説明
  2. 信頼はどのようにつくられるのか?
  3. 信頼は気づいたらできていたものでなく創っていくもの

目次 [非表示]

成果を生み出すためには信頼が欠かせません。信頼があることによって、戦わずして勝つことができ、営業における時間的な工数などもなくなっていきます。全てのビジネスマンは成果を出すために、まず、信頼をつくらないといけないわけです。


成果を生み出す1番の方法は成果を出せそうと思われること
を合わせてお読みください。

客観的な信頼をひたすらに高めることで戦わずして成果を出せる


あなたが何かものを買う時に何を重要視しますか?

人によって様々あると思いますが、迷っている3つのお店があって同じ値段だとしたら、
口の評判が5段階中4.5のお店、5段階中3.5のお店、口コミなしのお店のどこを選ぶでしょうか?口コミが全てではもちろんありませんが、口コミによって意思決定している人は現実たくさんいます。

では、口コミというのは結局は何なんでしょうか?
それは、第三者の声や評価ということになります。

客観的に商品やサービスの良さを示しているものと言えるでしょう。

口コミは客観的に商品やサービスの良さを示した1つの結果なわけです。
つまり、この客観的に商品やサービスの良さを示すということが大切になるわけです。
商品やサービスを持っている経営者であれば、比較的このことがわかっていると思いますが(わかっていない人もたくさんいるのですが!)、一般のビジネスマンだとこの感覚がつかみにくいかもしれません。

この客観的に商品やサービスの良さを伝えることというのは、一サラリーマンの人が行うことでなく会社自体が行うことだったりするからです。

この客観的に商品やサービスの良さを示すということをあなた個人に置き換えて、
あなたが商品やサービスとした場合に客観的に良さを示すことができるようにしないといけないのです。

成果を出す人ほどこの客観的に良さを示すことが、どのようなときであってもうまいのです。

 

良さを客観的に伝えることが成果を出すポイント

客観的にあなたの良さを示すことができるでしょうか?このことを意識し続けることがとても大切になります。

客観的というのは、2つの意味があります。
1つは相手の目線に立ったときに、その良し悪しがわかるということです。
もう1つは、数字など事実でそれがわかるということです。

どのような会社で働いていたとしても、
大切なことは、誰に言っても通用する客観的な数字にできる信頼をつくっていくのです。

その会社特有のものでなく、会社を問わず使えるものを意識するべきです。
(どのような業種規模の会社に勤務していても、客観的にしていくことはできます。)

信頼はある意味あなたの実力そのもので、実質的に履歴書なんかよりもよっぽど重要になります。信頼があることによって、相手はあなたの実力が瞬時にわかるものだと思ってください。

信頼がないと客観的にあなたの良さが伝わりませんので、
なかなか売れません。信頼はいつかできたらいいなという性質のものでなく、今すぐ必要なものです。今現在、信頼のない人というのは一刻も早く信頼をつくる必要があります。

売れると言っているのは、営業ということだけではありません。あなたの企画が通るか、あなたのアイデアが採用されるか、あなたの言うことがどれだけ支持されるか、大きくはこの信頼に依っているのです。

 

成果を出すための信頼のつくり方

信頼の基本は数字であることや客観的なこと、1番と言えることなど一定のルールがあります。成果を出す人というのは自分の土俵で戦う、自分でルールをつくる人だと思ってください。そのため信頼づくりにあたっても自分で簡単に、すぐに1位になれるところを見つけています。

たとえば、会社の中で営業マンが200人いたとして、この200人の中にはもう10年以上営業をやっている大先輩もいるとします。この200人の中で1位になれるものを自分でルールをつくってすぐに事実をつくるということをします。その事実というのが、お客さんからみても確かにすごいとか、客観的であり、商品やサービスを買うことに繋がるものであれば、大変に効力を発揮するわけです。

お客さんからみて商品やサービスを買うことに繋がる事実でないといけません。
200人の中で一番お酒が飲めるとか、一番歌がうまいではいけません。
確かに、一番営業成績が良いと言えれば、お客さんからすると、この営業マンは優秀なんだろうなと想像してくれてよい前提で話を聞いてくれるかもしれません。でも200人の中で1番売っているということが直接的にお客さんが商品やサービスを買うことには繋がらないかもしれませんので、どのように事実を切り出すかということがとても大切になります。

また、信頼というのは1回つくって終わりという性質のものでなく、時間とともに質的にどんどん良いものに変えていく必要があります。つまりどんどんアップデートしていくのです。

 

信頼のつくり方でのポイント

今信頼がある場合であっても、もっと良い信頼にアップデートをしていく必要があります。このことを脱皮と呼んでいます。どんどん進化、成長していくべきなのです。ただ闇雲に、主観的に進化、成長してもいけません。

大切なことは、お客さんからみてどうかがやはり全てなのです。簡単に言えば、今はこの理由(事実)であなたが評価されているとして、その理由以上にもっと確実に、もっと早くあなたが信頼される、もうそれを伝えれば即依頼、購入になるものが何かということを先に考えるわけです。

5,000円でミシュラン星付きコースが楽しめますと言われたら断る人はなかなかいませんよね。これと同じです。なんということを言うことができれば=100%すぐに買いますとか、やりましょうと断られないのか?を考えるべきです。

強い信頼であればあるほど当たり前ですが、すぐには持つことはできないわけです。

ただそれさえ持つことができれば、圧倒的に最速、最短、最少で最大の結果を得ることが連続的にできる可能性があるわけです。つまり最初に明確にその信頼が何なのかを定めます。その信頼をたとえば、1年後には手に入れると目標を立てます。今いる場所からでは大きなギャップがあるわけです。このギャップをどのようにして埋めるかが日々やっていくことになるということです。

 

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

1986年生まれ、横浜出身、慶應義塾大学法学部卒業。

23歳の時、病気をきっかけに、小学校親友4名、資本金5万円で株式会社ウェイビーを創業。

10年間で10,000人を超える経営者、起業家の「組織づくり」「売上アップ」に携わる。

社長がいなくても回る強い組織、仕組みをつくる「01組織クラウド

小さな会社、個人事業主のビジネス成長を実現する「01クラウド

の01シリーズを展開中。

2016年10月より、世界経済フォーラム(ダボス会議)の日本代表選抜
2018年9月より、徳島大学客員教授就任
2020年4月より、iU 情報経営イノベーション専門職大学客員教授就任

「行動の品質」「自分の力で稼ぐ力を身につける本」など著書7冊。
日経新聞、エコノミスト、NHKなどメディア掲載も多数。