須澤美佳

等身大のママ起業を支援し、発信する~これからの社会を支える新しい働き方をつくりたい~

ポイント(この記事は6分で読み終わります)
  1. 雇用される働き方しか知らなかった
  2. フリーランス集団でプロジェクトを動かす
  3. 「ママがやっている=片手間」というイメージ
  4. 既存の選択肢に起業を加えるだけで、幅が広がる

ママたちの「雇われない」自由な働き方を提案する、「ママントレ」の代表、須澤美佳さん。お子さんが待機児童となったことをきっかけに、雇用ではない働き方を発見したそうです。地に足の着いた事業内容や、今後社会に向けて発信したいことなどたくさんの思いを伺いました。

雇用される働き方しか知らなかった

― まず簡単な経歴から教えてください。

須澤 大学を卒業した後に、三菱総研系の会社のシステムエンジニアとして6年間人事給与系のシステムをつくっていました。結婚の都合で転勤希望を出して大阪に行ったのですが、大阪支社がものすごい激務だったということもあり、体調を崩して退職。

その後2007年に出産したのですが、その後にリーマンショックが起こり、保育園の倍率の高さもあって子どもが待機児童となり、働きたいけど働けないという状況に陥ってしまいました。

― 待機児童に関しては今もまだ解決できていない問題ですね。そこからどのような活動をされたのでしょうか。

須澤 当時の私は、働き方というのは、派遣・パート・正社員といった、雇われる働き方しか知りませんでした。でもそれだと、子どもがいる限りできないのかなと少しあきらめているところもあって。

自宅で勉強をしていたのですが、ちょうどそのときにできた女性の起業塾が始まるとのことで応募してみました。

毎週土曜日4時間の計5回の講義。聞いてみて、初めて雇用ではない働き方というものを知って。職業についても、事務かITしか自分にはないと思っていましたが、みなさんがいろいろな働き方をしているということを知りました。

― そこから世界が広がったと。

須澤 そうですね。ラッキーなことに、そこでホームページを作る仕事を引き受けることができました。そこからどんどんつながりができて、ママで起業して頑張っている人の存在もたくさん知るようになりました。

これはひょっとしたらママの新しい働き方になるのではないか、私のように雇用しか知らない、正社員やパートしか知らない人たちに「こんな働き方があるよ」ということを伝えていきたいという思いで、2012年にママントレを立ち上げ本格的に活動を始めました。

― 始めたときの事業内容はどんなものでしたか。

須澤 目指したのはママのハローワークというかたちで「こんなお仕事があるよ」という紹介と、スキルやノウハウをここで紹介していくということ。あとは、ITが苦手なママのために、個別指導をしたり、セミナーを開いたりといった支援をしていました。

フリーランスから社長も経験

須澤 その後、「パワーウーマン」という団体がWeb系でママ社長を募集していて。ちょうどフリーランスの孤独感を感じていたときだったのもあって応募したんです。

― フリーランスからいきなり社長になられたんですね。

須澤 はい。ただ、拠点が埼玉で、毎月子どもを連れて出張することが結構つらくて。子どもも翌年には小学校にあがるという時期でしたので、さすがに小学校を休ませるわけにはいかないので、1年でその仕事は辞めました。

― その時代にできたコネクションは、起業された今でも役立っているんじゃないでしょうか。

須澤 はい。社長を経験したときに、全国で60人のママクリエイターさんたちと仕事をしたことがすごく活きています。どんな人でもネットでつながっていれば仕事ができるということがわかったということもあ

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著者プロフィール

須澤美佳

ママントレ 代表須澤美佳 SEとして長年勤務を続けていたが、出産を機に退職。保活を行うもお子さんは保育園に入れず、就職の道を断念。 芦屋の女性起業塾に参加し、様々な働き方の女性に出会い、その人たちが苦手とするITの支援を行うようになる。”正社員”、”パート”という働き方ではない選択肢として”起業”があれば、という想いでママントレを起こす。 笑顔で働きたいママのフェスタ2012実行委員や、全国在宅ワーカーママのweb部門の社長を請負ったりと精力的に活動を続け、2016年7月に株式会社ママントレとして法人化。