石川麻由

食物アレルギーに着目!予防にかけるウィルモアのビジョン

ポイント(この記事は3分で読み終わります)
  1. 食物アレルギーに特化したサービス
  2. 徐々に広まりをみせるアレルギー情報
  3. 食品とアレルゲン、双方からのアプローチ
  4. 豊富な食品データが強みに

食物アレルギーに特化したサービス

ー まずはご経歴について教えてください。

石川:大手IT企業、ヘルスケアベンチャーを経て、2009年に起業しました。もともと「ヘルスケア×IT×予防」という領域で仕事をしたいと思っており、やりたいことをおこなうために起業をしました。

一口に予防と言っても、たとえば風邪は繰り返し発症する方も多く対策へのニーズはありますが、根拠のある対策を提示することが難しい。「予防できると言える疾患、症状とはなんだろう?」と考えたとき、食物アレルギーにたどり着きました。

食物アレルギーの場合、特定の食物を摂取することによって症状が出現します。状態が落ち着いて来たら継続して摂取していく免疫療法の導入も検討可能になりますが、そこに至るまでは当該食物を食べないということが症状出現の予防となります。食物アレルギーにおいては、摂取により症状が出現したり死に至る場合など深刻さもあります。また食物アレルギーの症状のある方においては食べられる食品が限られる生活を送られている面もあるため、食べられるものかどうかを知ること、食べられるものが何かを知る必要性もあります。そういった方に食の選択肢をご提供したいと考え、食物アレルギーに特化したサービスを提供するに至りました。

徐々に広まりをみせるアレルギー情報

ー 起業された当時、食物アレルギーに対する社会的な認識についてはいかがでしたか?

石川:弊社が『アレルギーチェッカー』というアプリを公開したのが2011年です。アレルギーチェッカーとは、商品のバーコードにアプリをかざすだけでアレルゲンを含む食品かどうかをチェックできる無料のアプリになります。『アレルギーチェッカー』をリリースした際には、食物アレルギーのあるお子さんのお母さん方からは、「アレルギーのある人向けのサービスをつくってくれて嬉しい」「力になってくれる人がいることに感動した」など、まず食物アレルギーに特化したサービスの存在意義に感謝したいとのお声をいただくことが多かったですね。

当時は、地域でアレルギーに関する活動に取り組まれている方や個人で行われている方はいらっしゃいましたが、アレルギー対応食品も品数は今よりも少なく情報量も多くはない時期でした。2012年12月には調布の小学校給食での誤食による痛ましい事故がありましたが、社会での食物アレルギーの認識もここ5年ほどの間でも変わってきているように思います。

アレルギー表示における表示推奨の対象食物も増え、食物アレルギーに関するガイドラインの改訂など、対応における変化もあります。食物アレルギーは一部の人の困りごとではなく、お子さん

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ー 御社の強みとは何でしょうか?

石川:自社で食品のデータを保有しており、国内外の食品メーカーの商品に関して10万5000点近くの食品の情報である点。は強みかと思います。そのことにより、ユーザーの方がメーカー横断的に食品情報を検索し確認することができる点は、提供価値になっているかと思います。

大切なのは「自分にとって何が必要か」という視点

ー 今後の施策についてはいかがでしょうか?

石川:日本国内でアレルギーチェッカーおよびクミタスを普及していることもありますが、外国人の方にも使ってもらいたいと考えています。アレルギーだけでなく、宗教上の理由で食べられないものもありますよね。

あるいは、持病をお持ちの方や、ダイエットで避けたい食品など、データを活用することでいろいろな食品の検索が可能になります。今後は「食の管理」という分野において、幅広く展開していければと思います。

ー 最後に、読者へのメッセージをお願いします。

石川:起業の目的は人によってさまざまかと思いますが、自分なりの目指したい世界、基準や目標も見失わないようにしつつ、貪欲に取り組み、評価される立場でもありつつ、供給責任があることを意識して事業やサービスの質を維持しつつ拡大し続けていけると良いですよね。

弊社で一緒に働きたい方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問合せください。

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著者プロフィール

石川麻由

岐阜高等学校、日本女子大学卒業。大手インターネットサービス企業での事業統括、コンサルティング会社、医療情報ベンチャー等を経て、株式会社ウィルモアを創業。2010年 MITビジネスプランコンテストファイナリスト。2013年ドコモイノベーションビレッジ1期生。