セルフメディケーションの促進へ!ミナカラが変える薬のあり方とは

更新日:2017.06.15

対談の内容

インターネットでの総合的な服薬治療サービスを展開するミナカラにて、CTOを務められている小川氏。参画した理由には、ご自身の経験と、医療系スタートアップへの大きな可能性を感じたことがありました。今後、ミナカラはどのような価値を提供していくのか。お話を伺いました。

個々人が自らケアできる社会をつくりたい

― まずはご経歴から教えてください。

小川:新卒で大手企業向けERPパッケージソフト「HUE」および「COMPANY」の開発・販売・サポートを手がける株式会社ワークスアプリケーションズに入社し、エンジニアとしてキャリアをスタートしています。4年ほどエンジニアリングとマネジメントの分野に従事していました。

その後、2015年にミナカラにジョインしています。ミナカラでは、サービスの構築や薬剤師とのコミュニケーション、エンジニアリングを中心に担当しています。そもそもミナカラを知ったのは、前職の社員からの紹介です。代表である喜納とその人が会社を立ち上げるタイミングで声をかけていただきました。

― ミナカラさんを初めてお知りになったとき、どのように思われましたか?

小川:やりたい方向性がとても大きなものだと感じました。また、多くの医療従事者向けに事業を展開する医療系ベンチャーと異なり、コンシューマー向けのサービスを展開していることに対しても好感を持ちました。

実は、もともと製薬業にも興味がありました。というのも、私自身、先天性の病気を患っていた過去があり、そのときに、「医療に助けられた」という感謝の気持ちは今でも強く残っています。なので、お話をいただいたときに、進んでお受けすることにしたのです。

情報の提供から薬の配送まで試行錯誤でゼロイチを手がける

― 御社の事業内容について教えてください。

小川:現在の医療は、国に支えられている部分が大きいです。例えば、医療費は年間40兆円にものぼります。今後、労働人口が減少していくなかにおいて、このような保険医療の制度には限界があると思います。ひとつの解決策として探っているのは、個々人が自らケアしていける仕組みや社会を探っていくことです。あるいはパートナーや家族とともに病気を治していきやすい仕組みや環境を築くこと。そのような体験や環境がより良くなることがとても重要になると思います。

従って、ミナカラの事業のコンセプトは、「セルフメディケーション」を考えています。セルフメディケーションとは、自分のカラダを自分で治すということです。

小川:また、事業としては大きく3つあります。医療情報の提供を行う「メディア事業」、症状に応じた最適な市販薬をご提案する「セルフメディケーション支援」、そして薬をお客さまのご自宅に届ける「宅配サービス」です。

個々人がお薬や医療についての必要な情報を正しく・わかりやすく知ることができ、さらに必要があれば薬が届く。このような一連のサービスを提供することによって、セルフメディケーションの促進を行っています。

― 情報提供から実際の配送まで行っているのですね。

小川:はい。また、「Q&Aサービス」も提供していいます。ユーザーの方にとって、お薬についての専門的な知識を持たれていない方も多いと思います。たとえば、「授乳中ですがこの薬は飲んでも大丈夫ですか?」など。そのような疑問に対し、丁寧に答えています。情報提供としては記事も配信していますが、それだけですべてをカバーすることはできません。そこでQ&Aサービスも用意することで、少しでもお客さまの不安を解消できればと考えています。回答しているのは弊社の薬剤師です。

大切なのは、適切なお薬について知ってもらい、適切な方法で選んでいただき、そして適切なものを買ってもらうこと。それを実現するために、これら3つのサービスを用意し、提供しています。

目的は治って頂くこと

― ある意味ではお医者さんの仕事を代替しているようにも感じますが、そのあたりについてはいかがですか?

小川:自分自身でケアできる環境を構築したいと考えているのは、医師も薬剤師も一緒だと考えています。最終的な目的は、患者さんの体を治すことです。薬だけでなく、運動療法、食事療法、ストレス解消など、アプローチはさまざまです。そのうちのひとつとして、薬について知ってもらうこともやはり大切です。

そのような認識のもと、医師や薬剤師の方とも連携しつつ、事業を進めています。今後は、患者さん側の医療に関するリテラシーも向上していくことが予想されますので、その部分についても貢献できればと考えています。

― 事業の着想についてもそのあたりにあるのでしょうか?

小川:そうですね。医療技術は進歩していますが、もし自分自身やパートナーが病気になったとき、どうすればいいのかという知識はあまり普及していない。次のアクションを明確に答えられる人が少ないのです。

個人の情報収集力を劇的に高めているのがインターネットではありますが、こと医療情報となるとあまり進歩していない。たとえば風邪ひとつとっても、人によって対処法はまちまちですよね。そのような現状を変えるために、インターネットの仕組みを上手に活用しながら、病気の対処法も含めて情報提供を進めて行きたいと思っています。場合によっては、薬を購入した後についてもアプローチできればと考えています。

組織とサービスを構築する

― これまでの経緯をふまえて、とくに大変だったことは何ですか?

小川:組織とサービスの部分、それぞれあります。まず組織で言えば、薬剤師・エンジニア・デザイナー・ディレクターなど多様なバックボーンや価値観をもったメンバーが同じオフィスで顔を突き合わせながら一緒にサービスを作っていますので、そこには大変さを感じています。例えば、薬剤師とエンジニアでは、それぞれが抱いている課題感も異なりますので、ぶつかることもありました。

やはり、もともとバックボーンが違うことを理解しつつ、それぞれの認識をすり合わせて事業を進めていくことが大事だと思います。

次にサービスについては、ネットにおける情報の質が問題になっています。「診療行為」という言葉の定義にしてもあいまいなので、そのあたりに配慮しつつ、薬剤師がチェックできる体制を整えて、情報提供につとめています。

ミナカラ
https://minacolor.com/

 

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