小林未千

夫婦で起業!本気で頑張る女性起業家を支援する小林未千氏インタビュー

ポイント(この記事は4分で読み終わります)
  1. コンサルティングから女性起業家支援へ
  2. 増える女性起業家の現実と課題
  3. 独立起業というキャリアを実現するために
  4. 選択肢のひとつとしての「夫婦起業」

コンサルティングから女性起業家支援へ

―まずは、ご経歴を教えてください。

小林:17年間、エステティック業界や美容業界にて、営業や店舗のマネージメントを経験しました。その後、フランチャイズ事業の立ち上げ、経営企画室での業務を経て、2007年に独立起業しています。もともと、いつか起業したいという想いはもっていました。2001年に結婚したのですが、主人と一緒に起業したいと考えていたのです。当時、私は美容業界にいて、会社でのキャリアアップの道を模索していました。

ただ、会社ではやらなければならない仕事があります。ですので、ある程度の経験を積んだら、自分がやりたいことにフォーカスする方が幸せではないか、と考えるようになりました。また、実家の父が木工所をしていたこと。主人の実家が八百屋をしていたことなど、周囲に独立して事業を行っている人がいたことも、独立起業を意識したきっかけになっているかもしれません。

― 御社の事業内容について教えてください。

小林:美容業界や健康産業を中心に、店舗のマネージメント支援を行っています。とくにセールスの仕組みの構築や教育が中心です。当初は法人向けでしたが、2009年から女性起業家支援もはじめました。美容・健康業界の方が7~8割を占めていますが、フリーアナウンサー、士業など、幅広い業種・業態の方にもサポートさせていただいております。

― ご相談内容でとくに多いのはどのような悩みでしょうか?

小林:やはり集客です。そもそも技術系の方は、自分の技術に自信がありますし、オリジナル商品を作ることもできます。ただ、売り方が分からないために苦労されているのです。店舗をオープンしても集客や営業ができないのですね。もともと私も営業が苦手だったので、そのような人たちの気持ちがよくわかります。ですので、私自身の経験も活かしつつ、コンサルティングというかたちでサポートさせていただいております。

また、とくに女性の方に多いのは、ビジネスで成功したいというよりも、自分の技術で世の中の役に立ちたいという想いです。しかし一方で、独立起業したら売上が絶対に必要です。そのギャップを埋めることも大切だと考えています。たとえばある女性の方は、「技術の提供はまったく問題ないけど、商品の販売には自信がもてない」と相談してこられました。セールスしたら嫌われてしまうと思っていたのかもしれません。そのあたりの認識を変えるのも仕事ですね。

増える女性起業家の現実と課題

― 女性起業家支援という個人向けサービスをはじめた理由は何でしょうか?

小林:ビジネスとして経営がうまくいかないと、どんなに良い商品やサービスをもっていても、それを社会に伝えることはできません。私の父は手に職をもっていましたが、広めることができずに苦労していました。そのように良い商品やサービスをお持ちの方に対して、私の経験をもとに、売上のあげ方を伝授することで役に立ちたいと考えるようになりました。それが女性起業家支援をスタートした理由です。

「和未(なごみ)コンサルティング」という会社名は、平和の「和」と未来の「未」と書きます。私たちがコンサルティングビジネスをすることによって、誰もが正しく評価される社会を実現したいと思っています。

― 女性の独立起業は増えているのでしょうか?

小林:女性起業家も、女性起業家を支援する方も増えているように感じます。政

残り1648文字

続きを読むには会員登録(無料)が必要です。
入力は↓の3つだけ!30秒で登録完了!

会員登録がお済みの方はこちらからログイン

メールアドレスでの会員登録

利用規約

SNSからの簡単会員登録

Facebookログイン
Twitterログイン

― 具体的にはどのような事例がありますか?

小林:たとえば鍼灸治療の先生がいます。その方は技術で患者さんを救いたいという想いが強く、当初、「物販はやりたくない」という意向でした。ブランディングの成果もあって、月に100名の施術を行っていたのです。

ただ、年齢を重ねてからは、「毎月100名の施術をするのは、体がもたなくなってしまった。物販もやらないといけないと言われた意味がやっとわかった」と考えを改められました。そこで、オリジナル商品の製作から販売方法に関する戦略までアドバイスしました。物販という武器ができたことによって、自ら施術しなければならないという負担を軽減することが可能になったのです。

選択肢のひとつとしての「夫婦起業」

― 今後の目標について教えてください。

小林:私は現在40代なのですが、人生100年時代といわれるなかで、まだ半分も生きていません。私たちの世代が今後、どのような働き方をするのかはとても気になっています。私自身としては、会社員で17年、起業して10年のキャリアを積んできました。この経験をもとに、誰かの役に立てればと考えています。

また、私たちは夫婦で起業しています。夫婦はもっとも近い存在であり、もっとも共有時間の多いパートナーです。その夫婦が起業するかたち「夫婦起業」というのは、昔からあった自然な姿だと思います。もしかしたら、これから夫婦起業を検討される方が増えるかもしれません。とくに日本は家族経営が主流の国ですし。一説によると、夫婦起業によって双方の信頼関係が深まるということも言われているほどですので。

― なぜ夫婦で起業されたのですか?

小林:もともと私は、キャリアアップのために転勤がありました。主人もそれに合わせて7回も転職してくれていて。とても感謝しているとともに、とても尊敬しています。主人の支えがあったことでやってこられた部分も大きいです。女性起業家がなかなかビジネスを大きくできない理由も、1人でスタートしてしまうからではないでしょうか。夫婦で協力しながら独立起業すれば、成功確率も高まるかと思います。

― 最後に、読者へのメッセージをお願いします。

小林:起業は楽しいですし、自由な部分も多いです。ただ、覚悟も求められます。大切なのはバランスですね。今は会社に勤めていても、いずれは起業するかもしれないと考えてながら仕事をすることをオススメします。私もそうでしたが、社内でキャリアを積んでおくことは、起業する際にも大いに役立ちます。積極的にチャレンジしていれば、仕事に対しても前向きになれますし、必要なスキルや人脈も得られることでしょう。いずれにしても、精一杯、今の仕事をしていれば、それが将来のためになります。会社の貢献にも、社会の貢献にもなるはずです。キャリアを見据えて、ぜひ挑戦してもらえればと思います。

― ありがとうございました。

おすすめの関連記事

ー人材会社大手のパソナのプログラムとは?ー
女性起業家のためのトータルプログラムを支援するパソナグループ斉田氏インタビュー

ーシングルマザーを応援したいー
保険外交員から起業家へ。シングルマザーを支援する江成道子氏インタビュー

類似記事

関連記事

著者プロフィール

小林未千

17年間、エステティック業界、美容業界で勤務。店舗のマネージメントやフランチャイズ事業の立ち上げ、経営企画室を経て、2007年に夫婦で起業。2009年、株式会社「和未コンサルティング」を設立し代表取締役に就任。起業経営コンサルティング・セミナー・企業研修・美容健康商材卸販売・女性起業家支援「スタジオNagomi」の運営など、幅広い業務を手がけている。