西田 祥

未経験者に可能性を!スピードリンクジャパン代表・西田 祥氏インタビュー

ポイント(この記事は5分で読み終わります)
  1. 未経験者の育成を担う
  2. 「社員教育」という難しい課題
  3. トップは“説明責任”を果たすべき
  4. 経験がないうちは何も語れない

未経験者の育成を担う

― まずは、経歴から教えてください。

大学を出て1年間、SESというシステムエンジニアリングサービスを行っている会社で営業を経験しました。その後、同社の独立支援制度を活用し、独立したのが23歳のときです。現在の会社であるスピードリンクジャパンは2004年の創業ですが、その前に、準備会社を設立しています。当時、株式会社は1,000万、有限会社は300万の資本金が必要だったのですが、若かったので、いずれも用意出来ませんでした。

そこで、いわゆる合資合同会社を準備会社として設立しました。ただそれでは、会社員時代の取引先が取引をしてくれず……。「与信がひっかかるから取引ができない。口座が開けない」というのです。いろいろ調べてみると、香港であれば資本金の制限がないとのことでしたので、香港に行き、香港の会社を買い、その日本支社をつくりました。すると、取引をしてもらえるようになったのです。なんとも不思議なシステムですよね。


― 事業内容についてはいかがでしょうか?

当初から一貫して、システムインテグレーションを事業としています。いわゆる客先常駐がメインのシステムエンジニアリングサービスですね。あとは教育事業ということで、未経験者向けと子ども向けのITスクールを運営しています。未経験者向けのITスクールはBtoB向けにサービス展開をしています。IT人材の不足に苦しんでいるIT企業が多く、経験者を採用するとなると競争率が高くなってしまいます。未経験者採用を選択するIT企業がここ数年で増加しました。しかし、未経験者を採用するとなると教育が必要です。そこで弊社のITスクールで、未経験者を約2ヶ月預かり、スキルを身につけてもらうのです。外部の専門家による集中的なIT研修というイメージに近いかもしれません。


― 未経験者であっても、御社で学ぶことで、必要なスキルを身につけられるのですね。

そうです。実務経験とは異なり、すぐに実践的なスキルが身につけられるわけではありませんが、必要な基礎知識は習得していただけます。あくまでも入り口と基礎をつくってあげるのが我々のサービスです。システム開発という領域において、今後も人材確保の課題は続いていくことが予測されます。我々は、より高品質なITスクールを目指していきます。

「社員教育」という難しい課題

― 他社さんから人材について相談されることも多いかと思いますが、やはり、未経験者の方を社内で教育するのは難しいのでしょうか。

難しいと思います。経営者視点で考えると、未経験者への投資対効果が問われることになりますよね。未経験者を採用し、社内のエンジニアが教育をし、そのコストを回収するとなると、少なくとも1年半ほどの期間は必要となるはずです。お金を稼ぐことが出来るエンジニアに、未経験者を教育させるとなると、莫大は費用が掛かってしまいます。そこで、弊社のITスクールの出番なのです。未経験者採用をしたい企業を取りまとめ、教育を代わり実施することで、低コストで未経験者へ教育をすることが可能になります。発想として大事なのは、コストセンターをいかにプロフィットセンターに変えていけるかということですね。あとは、社内研修と違い、外部からの意見や市況感も取り入れたカリキュラム作成をしていますので、よりレベルの高い教育が可能になります。


株式会社スピードリンクジャパン


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著者プロフィール

西田 祥

台湾・台北市出身。和光大学卒。2000年システム会社に営業として入社。01年、合資会社ヴイリンクを設立。02年スピードリンクテクノロジーデベロップメントリミテッド代表取締役に就任。04年にスピードリンクジャパンを設立し、現職。14年に未経験者(大人)向けITスクールを開校し、翌年15年に子供向けプログラミング教室を開校「株式会社アントレキッズ」を設立。子供6人のお父さんでもある。