どうして競合他社と変わらない商品・サービスしかつくれないのか
- 商品・サービスは誰が作っているのか
同じ業界や、場所、人と付き合っていればいるほど、付き合いやすくなっていき、どんどん居心地がよくなっていきます。(もちろんそうならない場合もありますが)片側面、そのこと自体が当たり前になり、当たり前すぎるが故に、何かを疑うこともなくなったり、見直したり、間違えているということも問わなくなっていきます。
常に景色や言葉、やっていることが変わらないと、思考や考え方が固定化していきます。商品・サービスをつくるのは、そもそも、やっている人なわけです。そのため「人」=商品・サービスだと僕は思っています。つまり、良い商品・サービスというのは、物質的に優れていることなどは当たり前ですが、誰がつくっているのか?という要素がとても重要だということです。
人自体の考え方の変革などをタイミングタイミングでしていかないと、市場や社会の変化は劇的なので追いついていかないわけです。また、間違えていたとしても、その間違えにすらなかなか気が付くことができていないということも多々あるわけです。誰がやっているか?ということは、もろ刃の刃なのです。
誰というのは、本来1人として同じ人は世界にいないわけなので、決定的な違いを生む、根源的な理由になります。ただ、この誰という部分が機能しないで、他社と同じような誰になってしまうと、均質的な商品・サービスの出口を迎えてしまうのです。また、「人」=商品・サービスなのですが、商品というわかりやすく、目にみえるものが出来上がると、どうしてもその商品の物質的な側面に囚われてしまいます。この商品が売れなかった原因は、色が問題だとか、パッケージが問題だとか、値段が問題だとか、こんな形で目に見えるもののせいになります。
ただ、そもそも繰り返しますが、商品・サービスをつくっているのは、人なわけです。そもそも、商品とはどこまでが商品なのでしょうか?
僕は商品づくりというのは、
1、お客さんの課題や二―ズのキャッチ
2、お客さんの課題や二―ズの解決となる商品・サービスづくり
3、お客さんへの販促
4、実際にお客さんが商品やサービスを使う
5、お客さんの生活等に良い変化が起きる
この5つ全てが商品づくりだと思っています。