副業の定義とは?何を持って副業とするか

ポイント
  1. 様々な副業のかたち
  2. 働き方による副業の分類

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様々な副業のかたち

すでに副業をされている、もしくはこれからされる皆様は、副業の定義をご存知でしょうか。実は、副業に関して万国共通の定義というものは存在しません。では何をもって副業と呼ぶのでしょうか。副業と呼ばれる仕事の種類は多く、一概に副業と言っても仕事によって全く違う性質を持っています。

例えば、アルバイト、フリーランス、株式投資、民泊などはひとくくりに「副業」と呼ばれますが、それぞれ働き方が全く違います。(以下の章で説明します)自分がやっている副業の性質を理解しておかないと、いくら努力を重ねても望む結果を得られません。この記事では、それらの副業の分類と、商売としての副業の定義について考えてみたいと思います。

副業という言葉の定義は、法律上で定められていない

副業禁止の会社で働くサラリーマンは、会社の就業規定で副業が禁止されています。公務員は法律で副業が禁止されています。しかし、就業規則や法律の文中に「副業」という文言が出てくることは基本的にありません。法律上に副業の定義はないからです。

例えば厚生労働省のつくっているモデル就業規則(※1)では、「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」と言ったように、副業ではなく「他の会社等の業務」という形で書かれています。(※1 モデル就業規則は、企業が自社の就業規則をつくるときに参考にするものです。)

サラリーマンが、勤務時間外に個人事業で稼ぐことが「他の会社等の業務」に当たるかどうかはその会社の判断です。つまり、何をもって副業とするかという解釈は、解釈する主体によって違うということです。以下のような例は副業に当たらない場合もあります。

・ブログを書いて広告収入を得る
・友人や実家の経営する飲食店の手伝いをして賃金を得る
・週末に地元イベントの運営に参加して報酬を得る
・本を執筆して印税を得る

ひとえに副業禁止といっても、例外はありえるということです。重要なのは、どこから見るかという視点です。「禁止されているから出来ない」と諦めるのではなく、探してみれば自分にできることが見つかるかもしれません。

働き方による副業の分類

ご存知の方も多いかと思いますが、2000年に出版され、ベストセラーとなったロバート・キヨサキ著の「金持ち父さん貧乏父さん」(筑摩書房)によると、収入を得るためには4つの働き方があります。副業で収入を得る方法も同様で、以下のように分類されます。

①雇われて仕事をする
例)アルバイト、代行業、クラウドソーシングなど
自分が働くこと自体が商品となります。一度雇われたら、どれだけの時間働いたかで収入が決まります。働いた分だけ確実に収入が発生しますが、働ける時間は限られています。大きな収入を得るには不利になります。また、提供できる価値も限られるため、収入の上限があります。この方法で毎月10時間働いて、1万円の月収アップに成功しても、その後収入を維持するためには同じだけ働き続けなくてはなりません。

②自営業(フリーランス)で仕事をする
例)セミナー講師、写真家、デザイナー、SE、ライター、ユーチューバー、ブロガー、音楽家、芸人など
自分の商品を自分でつくり価値提供して収入を得ます。スキルが高まれば、つくる商品の価値も高まります。提供できる価値の上限がないため、実力次第では大きな収入を得ることができます。自分のファンをつくりやすい形でもあります。

③オーナーとしてビジネスを持つ
例)民泊、カーシェア、駐車場貸し出し、不動産オーナー、飲食店経営など
自分が働かなくても、商品自体が価値を生みます。民泊や不動産オーナーでは、所有する不動産が商品になるため、基本的に自分で働く必要はありません。場合によっては、人や設備のマネジメントが必要です。

④投資をする
例)株式投資、投資信託、FX投資など
副業というよりは、資産の運用です。お金自体を商品として、増やす手段ですが、元手が減ってしまうこともあります。

上記のうちで、自分の商売と言えるのは、②と③だけです。①と④は別の人の商品を借りて働くようなものです。②と③に関しては、基本的に自分が価格決定権を持ちますが、シビアな競争にさらされるため、商品が売れず、収入が入らないこともあります。しかし、自分の商売を通じて価値の提供ができれば、多くの人の役に立つこともできます。

株やFX投資は副業ではない

「おすすめの副業」などで検索すると、真っ先に株式投資やFX投資、仮想通貨などを紹介しているページをよく見かけます。しかし、景気に影響されず、毎月安定して価値が増えて行くような金融商品が果たして存在するでしょうか?それらは手元に資金がない人や、毎月安定した収入を稼ぎたいと思っている人にとっては役に立ちません。

また、どれだけ努力を続けても、そういった投資は自分の商品にはなりません。自分の商品ではないので、自分の努力で商品価値を高めていくことができないのです。さらに、資金がなくなった時点でそれ以上続けることはできなくなります。以上の理由から、安易に始めることはおすすめしません。

副業とは、会社の外で挑戦する機会を持つこと

結論として、副業の定義はありません。副業に求めるものによって、自分で決めることができます。シンプルに収入を増やしたい人、市場で通用するスキルを磨きたい人など様々です。あなたは副業でどんなことを実現したいのでしょうか。それをもとに自分の中で副業を定義づけしていかなければ、実現からは遠ざかってしまいます。

多くの人にとっては、本業での収入があるので、副業ではじめから大きく稼ぐ必要はありません。というより、はじめは思うように稼げないことの方が多いでしょう。途中でやめることも自由です。だからこそ、人の役に立つこと、人を喜ばせること、自分が本当にやりたかったことなどに挑戦する機会として捉えてみてはいかがでしょうか。会社の外に自分の商品を持つと、多くの学びがあります。それは副業というよりは商売そのもので、新しく見えてくるものが必ずあるはずです。

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