やりたくないことを明確にすることで、本当にやりたいことが見えてくる

ポイント
  1. 自分があと1年しか時間がなければ、何をするのか

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一般的に自分勝手のエネルギーの力を短期間利用します。

お金持ちになりたい、女性にもてたいなどの圧倒的に強いエネルギーを使って、一気にお金持ちになります。その後、社会性などを育てていくことによって、いわゆる成功者になっていくというお話です。

最初から、社会性と足もとの自分の欲求を両立することは難しいのです。

成功者の話は、既に成功している人が一層成功するためのポイントにすぎない。完璧にいわゆる成功者になっているわけなので、その人にも段階があったり、そもそももともと本当に稀有な人であって、再現性などはなかったのかもしれません。

成功者の考え方などは、巷にあふれています。でも、結局は成功できるのは本当にごくごく一部。成功者の話は聞けばその通りで、何の反論も起きません。成功者の話というのは、成功しきった後に、振り返っているのでタイミングが少し異なっているのかもしれません。

成功者にとっての一番のネックは、慢心して、動き方などを間違えてしまうことなので、そうならないように反面教師的に言い聞かせている部分もあるというわけです。(最初から成功者の一般的な考え方を持って、行動し成功することがもちろんベストだと思います。)

自分のやりたいことを明確にするためには、やりたいことを考えるのではなく、やりたくないことを明確にすることが大切です。やりたいことを考えてしまうと、やりたくないことも紛れ込んでしまいます。徹底的にやりたくないことを考えるわけです。もちろんやりたくないことを全てやらないという話ではなく、その中でも特に優先を決めることだったり、本当にやりたくないのか?何を実際はやりたくないのか?を考えるわけです。

そのためのヒントがスティーブジョブスの言葉にもあります。「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」今日が自分にとって最後の日だとしたら、自分は何をするか?

時間が1年しかなければ自分は何をするのか?

ということを考えるわけです。そうすると、やりたくないことが浮き出てきます。やりたくないことをカットしていくとやりたいことが浮かびあがってくるわけです。やりたいことの各論を集約して、結局一番やりたいことや、それを少し抽象的に次元を上げたものが使命なのかもしれません。

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

1986年生まれ、横浜出身、慶應義塾大学法学部卒業。

23歳の時、病気をきっかけに、小学校親友4名、資本金5万円で株式会社ウェイビーを創業。

10年間で10,000人を超える経営者、起業家の「組織づくり」「売上アップ」に携わる。

社長がいなくても回る強い組織、仕組みをつくる「01組織クラウド

小さな会社、個人事業主のビジネス成長を実現する「01クラウド

の01シリーズを展開中。

2016年10月より、世界経済フォーラム(ダボス会議)の日本代表選抜
2018年9月より、徳島大学客員教授就任
2020年4月より、iU 情報経営イノベーション専門職大学客員教授就任

「行動の品質」「自分の力で稼ぐ力を身につける本」など著書7冊。
日経新聞、エコノミスト、NHKなどメディア掲載も多数。