現役起業家に聞く「起業前に必要な準備・バックグランド」とは?

更新日:2017.02.23

1 / 2 1 2
対談
START
>>

Combinatorを創業したのは2014年の1月です。明治大学卒業後、営業を強くする名刺管理「Sansan」を提供するSansan株式会社に就職しました。その後、7ヶ月で独立し、現在の会社を立ち上げました。自身が起業の際に仲間集めに苦労した経験から、起業家向けに仲間集めのためのプラットフォームを運営しています。
創業前、起業準備のハウトゥーがわからず、実際に起業してから「不要だった準備」をしていたり、逆に「必要だった準備」をしていなかった苦い経験をしました。これから起業する人たちに「同じ課題で立ち止まってほしくない」、今回はそんな想いでモデレーターを務めます。

o

p

i

10年前の大学2年時に「タダコピ」という印刷サービスで起業し、5年ほど「タダコピ」を運営した後に2年間世界を周り、2013年7月に現在の会社を創業しました。
「留学業界にイノベーションを起こす」というビジョンを掲げ、日本人のフィリピン語学留学のサポートを行っています。実際に語学留学に行った人の口コミプラットフォームを作り、語学学校選びのミスマッチをなくすサービスを展開しながら、海外留学後に海外就職を考えている人を対象にしたサービスも展開しています。年末に向けてフィリピンのみならず、欧米にまで展開することを考えている次第です。

o

p

i

僕は社会人経験を6年ほど積んで起業しました。新卒で日立製作所に入社し、官公庁向けのシステムの営業を4年ほど経験し、その後ファーストリテイリングでユニクロの店舗マネージメントを2年ほど経験しました。その後、大学院に一年間通い起業しました。
顧客が商品やサービスなどに関する感想を企業にフィードバックして、そのフィードバックを元に企業の経営改善を支援することができるクラウドサービスを展開しています。

o

p

i

カウモを2014年8月に創業しました。早稲田大学を2週間で中退し、エウレカでインターンとして働いた後、ヴォラーレ(現、ナイル)、Rettyなどを経て計4年間起業のために修行を積みました。
現在は、ヒトとモノがつながる際に、どうしたらヒトがモノに愛情を見出せるのかということをテーマに、インターネットで解決していこうとしています。高校時代、環境プロジェクトで部活をしていて、モノをもっと大切にできないかと感じていた経験からいまのサービスを展開しています。

o

p

i

起業する際の準備をするにあたって、インターネットなどで起業家のインタビューなどを調べることがあると思いますが、ネット上では上手くいった起業家の美談や起業が成功した後のことしか述べられていません。そのため今回は起業家の方が起業する前に何をしていたか、どんなことに不満を持っていたかということについて詳しく聞いていきたいと思います。
ではみなさん、まずはなぜ起業しようと思ったのかを教えてください。

o

p

i

自分は18の時に大学を辞めていますが、ちょうど自分が入学する年に東日本大震災がありました。その時に家族から一万円ずつ集めて募金をしようと思いましたが、募金箱が無かったため、自分が募金活動団体を立ち上げようと思ったんです。
活動自体は2週間程度続き、東京・神奈川・埼玉で200人ほど計1000万程度を集めて寄付をすることができました。この活動により達成感を得ていましたが、孫正義氏が100億円を寄付していたことを知り、日本を救いたいという思いは同じなのにアウトプットの規模が大きく違ったことに悔しさを感じました。そこで孫正義氏が執筆した本を読んだところ、孫正義氏は高校を退学していることがわかり、自分も辞めることから始めようという思いで大学を辞めました。
結局のところ自分の無力さからくる悔しさが起業の原動力となったんだと思います。

o

p

i

特にすごい志は無かったです。
田舎出身で夢と憧れを抱きながら東京に出てきて、いつかは独立したいという気持ちがありました。そのため大学でも経営学を専攻しましたが、4月下旬の経営学の授業で大学の授業はつまらないと感じ、大学に行くモチベーションが下がってしまいました。大学生活このまま腐って終わりたくないという思いと、何かをしてやろうというエネルギーはあったため、インターンを始めました。インターン先の仲間と思いついた「タダコピ」のアイデアについて突き詰めて行った延長線上に起業がありました。ここまでが1回目の起業についての話で、二回目については「世界を舞台にできるようなサービスを作りたい」という思いが元々ありました。
30歳までにはやると決めていて、当時27歳の頃、一度就職するのもありかなと考えていました。ちょうどその頃、某商社と政府の合同プロジェクトに誘われましたが、結局自分で何かをやりたいという思いと、何が日本にとって必要なのかを考えて、「日本人が世界を舞台に戦えるためのサポートをしたい」という気持ちで現在の事業を始めました。

o

p

i

二人の太田さんと比べると、自分は学生時代何も考えずにただなんとなく過ごしていましたね。
起業したきっかけは二つあり、一つ目はなんとなく入った会社で大企業の現実を知ったことです。具体的には、キャリアステップの時間が非常にかかることや、新しいことにチャレンジしにくいなどの状況があり、一回しかない人生でその環境で働き続けることは辛いと感じました。
二つ目は、働く中で自分が解決したい課題が見つかったことです。周囲の人の中で精神的に追いつめられてしまう人なども出てくる状況の中で組織のあり方とマネジメントについて考えるようになりました。大企業の内側から仕組みを変えていくのは厳しいと感じたため、自分が外に出て仕組みをつくろうと思ったのがきっかけです。

o

p

i

御三方のお話を聞いていると、自分がいる環境が満足できないから外に飛び出そうという、環境からくるモチベーションと、自分がこれをやらなきゃという使命感からくるモチベーションの二つがあると感じられますね。自分の場合は半々でしたが、一度勤めてみると自分でもっと早く起業した方がエキサイティングだと思っていたからです。
では、次に起業する際にどんな不安があったか教えてください。

o

p

i

正直感覚的な不安は無かったですね。日本なら最悪失敗してもアルバイトで食べていけるし、結婚もしてないから自分さえ食べられればいいと思っていたからです。とはいえ少しビビりな部分があり、きちんと準備したいなと考えていました。モラトリアムとして大学院に行き、仲間とビジネスプランをブラッシュアップしていました。ある程度周りの人に、自分が創業したらよろしくというコネを作ってから創業しました。

o

p

i

ところで参加者のみなさんは、起業する際どのようなことが不安ですか?

次のページ

1 / 2 1 2

プロフィール

清水巧

清水巧

株式会社Combinator 代表取締役

大学卒業後、Sansan株式会社に入社。カスタマーサクセス部にて法人向け名刺管理サービスSansanの導入後の運用定着化に従事。2013年に退職し、株式会社Combinatorを創業。スタートアップの仲間集めサービス「Combinator」と日本最大級のスタートアップの仲間集めイベント「Combinator Meetup」を運営している。


太田 英基

太田 英基

1985年生まれ。仕事経験ゼロ、人脈ゼロ、お金ゼロだった当時学生5人組で広告事業『タダコピ』で起業する。軌道に乗った後、グローバルに闘える自信と視野を養うためにフィリピン留学後に約2年間の世界一周へ。2012年に帰国後、2度目の起業となる留学のクチコミサイト『School With』を起ち上げる。著書に『日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。』『僕らはまだ、世界を1ミリも知らない』等がある。(https://schoolwith.me/)


今西 良光

今西 良光

大学卒業後、日立製作所に入社。官公庁向けの営業に従事。2010年に日立製作所を退職し、株式会社ファーストリテイリングに入社。ユニクロ店舗でのマネジメント業務に従事した後、早稲田大学MBAに入学。在学中の2013年3月に株式会社wizpraを創業。(https://www.wizpra.com/)


太田和光

太田和光

カウモ株式会社 代表取締役 CEO

1992年生まれ。早稲田大学商学部を2週間で退学。エウレカ、ヴォラーレ、Retty、VASILYなどのスタートアップを経て、2014年8月カウモ株式会社を創業。「人とモノをつなぐ」kaumo.jpを運営。平均年齢22歳、最年長25歳と若いメンバーが集まる。現在、インターン・社員を募集しております。募集はota@kaumo.jpにメールをお願いします。


記事が役に立ったらシェアしてもらえると嬉しいです!

関連記事

ステップメルマガ
無料相談実施中!
先輩起業家の起業ノウハウ
会員登録をして助っ人ツールを活用

メニューを閉じる