起業家が流さないといけない大量の汗とは

更新日:2017.02.23

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対談
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TERACOYAを主催しています、株式会社ウェイビーの伊藤と申します。
よろしくお願い致します。
まず最初は、木野様から自己紹介をお願い致します。

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簡単に5分くらいで紹介をしたいと思います。
私たちエックスモバイルは、『もしもシークス』というブランド名で携帯電話のキャリア業をやっているベンチャー企業です。福岡には5店舗ショップがあり、博多の久留米にある3店舗で勢力的にやっています。携帯電話業界に挑戦して、日本の携帯電話代を半額にするサービスをしています。MVNO、格安スマホは、一度は聞いたことがあると思います。

それを当社がはじめてやった会社で、我々は全国で60店舗の代理店があり、各地に展開しています。ドコモ、ソフトバンク、Yモバイルが我々の競合になります。博多店で、1号店がある記念すべき場所ですごく楽しみにやっていました。

この事業はマレーシアでスタートして、マレーシアのAir Asia X (エアアジアエックス)という会社の社長の勉強会に参加して、LCCのビジネスモデルを叩きこまれました。LCCのビジネスモデルを飛行機ではなく携帯電話に入れ、マレーシアの会社を2年程前に立ち上げ、現在に至ります。

最近の独立系の会社の中では資金を多く集め、2年間で10億円以上調達しました。今店舗数が126店舗で、ワイモバイルはソフトバンクのグループ会社で、楽天モバイルが6店舗あり、USENは店舗数を隠していますが、私たちの会社の方が楽天よりも店舗数が多いです。

大手を除いて、唯一アップル製品を取り扱っています。iPhoneをつかうと一万円のコストがかかりますが、エックスモバイルでは五千円でiPhoneを本体込みで販売しています。電話かけ放題のサービスもやっています。

この事業を始めたのは、マレーシアで携帯を購入した時です。私は日本でソフトバンクと携帯の契約していました。月に2万円の携帯料の支払いをしていました。マレーシアに住むことになり、携帯を契約すると、携帯の一ヶ月の通話代が1300円でした。

最初は1日に1300円の通話料がかかったのかと思いました。機種代も8000円でXperiaを買えました。日本では、Xperia、i-phone、galaxyは10万円位します。

この事業をはじめた時に決めたことがありました。通信会社を始める前はマレーシアで花屋をやっていて、その前はパティシエでした。携帯電話に関しては2年前までは素人でした。とにかく一番携帯電話について詳しくなろうと思い、携帯電話を購入しまくりました。その時に5000万円使い、1000万台を購入し、私は日本で一番スマートフォンを使用しています。

今日は一つ機種を紹介したいと思います。皆さん多くの方が、i-phone、galaxy、Xperiaを使っていると思いますが、日本だけです。世界中には日本に売っている携帯電話の1万倍くらいの携帯電話があります。さらに安くて、面白いです。
その中で有名になっている機種を一台紹介して終わります。ロシアのプーチン大統領が使っている、ヨタフォンというスマートフォンで世界初の両面スマートフォンです。値段は安く3万円〜4万円でヨーロッパやロシアでは人気があります。このように安くて面白いAndroidスマートフォンが日本に今後やってきます。それが私たちがやっている事業です。

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木野さんの自己紹介の中でも、凄く勉強になることがありました。それは自分がやっていく業界の中で勉強をすることです。日本で一番携帯電話に詳しくなること、業界を知ることは起業する準備の段階で大切です。皆さんの為になると思います。
中途半端に勉強して、業界のことを知っていますと知ったかぶるのは、失敗してしまう原因になります。突き抜ける方は、木野さんのようにそこまで勉強されるのだと凄く驚きました。

次は木村さん自己紹介をお願い致します。

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今年の2月3日に創業し、3名で会社をやっております。パネルディスカションの3名の中でも会社としてスタートしたばかりで、皆さんと一番近い立場でお話をできると思います。事業としては、東南アジア向けのeコマースアプリのサービスを提供しています。

東南アジアの中のインドネシアに目を向けていて、インドネシアでは、Instagram、Facebook、KASKUS(2ちゃんねる)、このようなコミュニティサイトを利用したソーシャルeコマースというサービスが市場の8割を占めています。

コミュニティサイトでECのやり方をすると、制限がない状態になり詐欺やトラブルが多発します。様々な問題が社会問題としてあげられています。社会課題を解決するためにEC機能とコミュニティ機能を上手くマッチングさせたアプリを開発して提供しています。それがtoko-tokoというアプリです。tokoというのがインドネシア語でお店という意味で、これを文法的に二つ重ねると強いという意味になります。
toko-tokoというのは、お店がたくさんあるというニュアンスの意味で名前をつけました。東南アジアで事業をやっております。

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2004年に最初の起業をし、30歳の時でした。30歳で起業するのを決めていまして、ブランドデータバンクというマーケティングデータベースの会社を設立しました。サービスとしては日本の全国の消費者3万人にたいして、ネットリサーチをし、所有物を聞き、どんな洋服を着ているのか、車を持っている方は、どのような車を乗っているか、どんな携帯を使っているかなどをデータベース化しました。
例えばTOYOTAのプリウスを所持しているのは、どのようなユーザーか、どういうカフェに行って、年収はいくらで、どの芸能人が好きなのかを簡単に引っ張り出せるデータベースを作りました。

そのデータベースを2009年にマクロミルという会社に、一億5千万で売却しました。当時、その会社は一部上場していて、今は日本で一番大きいネットリサーチの会社です。
2011年に会社を売却するとロックアップという、辞めてはいけない契約をしなければいけませんでした。その事業を成長させるということで、2年間マクロミルの縛りがありました。それを経て、2012年に再起業をして、現在の会社を設立しました。

拠点として、東京の新宿、福岡の天神、ベトナムのホーチミンにオフィスを開設しました。全体は50人位で経営している会社です。主にWebサービスの開発をしていて、エベックス、eプラスのチケット、コンサートチケットなどは今まで紙チケットだったのを、デジタル化しました。それと、スマートフォンでライブ会場への入退管理をする仕組みを作っています。

直近は9月1日にネットマイルという会社で、ポイントプログラムの交換所で貯めたポイントをTポイントに変換する会社と経営統合し、持ち株会社も設立して、その会社の代表もしています。

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今回のパネルのテーマは『起業家が流さないといけない大量の汗とは』です。みなさんの自己紹介の追記で、坂井さんは何歳から働きはじめましたか?

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高校1年の時に中退して、15歳で働き始めました。そこから約40種の仕事をして、そこから資金を貯めて起業しました。

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一番、最初に起業した時の事業って、何で起業されているのですか?

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30歳の時にマーケティングのデータベースで起業しました。今はそんな時代ではないのですが、20歳の時に株式会社は一千万貯めないとできないという考えが自分の中にあり、20代の時は自己資金を作って、1千万を貯めて30歳の時に起業しました。

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坂井さんは、ご自身の最初の事業をマクロミルに、当時は一部上場していた会社に売却して、そこの役員をやられ、またベンチャーを設立しています。経歴でいうと高校中退でも、東証一部上場の役員になられていて、そういう経歴というのは凄く自信が湧くと思います。

木野さんは現在31歳ですよね。ですので19歳の時に起業されて、起業されてから13年の月日がたっているのですね。比較的、坂井さん、木野さんは、やってこられたことも、今やっていることも、そこまでのプロセスというのはあまり関係がないビジネスやっています。観客の皆様もこれから起業される人が多いと思いますが、結局自分がやるべきことは何なのかを、後でお二人に詳しく聞いていきたいと思います。

二人に対して、木村さんは九州大学を卒業された後に、サイバーエージェントに就職されて、IT系の中では、エリートの道を進まれていると思います。ですが、家庭の事情があり、11ヶ月で退職して起業されています。私も大学を卒業して大きな会社に就職して9ヶ月で退職しています。自分、木野さん、坂井さん、木村さんは起業までのプロセスが対象的です。

僕ら4人に共通しているのが、20代で起業しているということです。置かれている状況は人それぞれ違いますが、起業の成功、不成功には関係がないです。不遇だから起業しても失敗するというのは関係ないということを理解して頂きたいです。

最初の質問は、今のビジネスの起業までの経緯を教えて頂きたいと思います。

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高校1年で中退していて、最初はフリーターをしていました。20代は最初お話をした通りで貯金を続けていました。当時、今のようにITも活発ではなく、学歴社会が昔の方が強かったです。
一般事業会社に中々就職ができず、起業しようと決めました。起業しないと成功ができないと思い貯金をしていました。20代後半は良い仕事をしていて、マーケティングのコンサルをやらせていただくことがありました。

トヨタは64車種の車がありますが、その車種ごとのユーザーに違いがあるのかを分析をしました。例えば携帯が凄く発達している時に、ドコモがどういう機能を取り込んでいかないといけないかという課題があり、マーケティングのコンサルをやらせて頂き、マーケティングが上手くなり仕事ができるようになりました。リサーチをして結果を出す仕事をやっていました。
どこの会社もそうですが、トヨタは自分の会社の車しか興味がないです。ドコモも携帯のことばかり考えています。しかし人々は携帯や車だけで生きているわけではありません。

全般のライフスタイルを網羅できるようなシステムがあったら売れると思いました。システム開発をしたことがないので、システム開発を知り合いの会社に依頼しました。今は有名になりました、チームラボという会社です。

そこに作って欲しいということで見積もりをして、4千万と言われて、一千万しかなかったので無料でやってほしいと無理やりお願いしました。それで立ち上げた会社です。

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起業するときにどれくらいサービスが上手くいくと思いましたか?

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最初は純粋で上手くいかないことを考えていませんでした。とにかくそれをやりきるという感じでした。今でも多いのですが、会社を立ち上げてからも別の仕事をしていました。これが絶対いけると思ってからその会社だけで仕事をしていました。

2004年に起業したといいましたが、その会社は2008年に1年間だけやり、コンサルの収入を得ていました。自分の友人でも起業の準備をしながら、コンサルを副業でやり収入を得ている人が多いです。

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凄く手堅く、現実的で、会社のキャッシュフローを作らないといけないので良い方法だと思います。
木村さんお願いします。

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プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

中卒ながらもとても頭の良い父と、少しグレていたけど人の王道を教えてくれた母親のもと、1986年11月21日生まれ。

慶應義塾大学3年時にリクルート主催のビジネスコンテストで優勝し、23歳の時に病気をきっかけに小学校親友4名、資本金5万円で起業。

起業当初お金がなさすぎて、カードで借金生活を送る。お金がなかったため、知恵を絞った伊藤独自のマーケティング手法を多数考案。

8年間で、累計10,000件を超える起業、起業家のアクセラレーションに関わるようになり、日本屈指の起業支援の会社と言われるまでに成長。

月間20万人以上の商売人をお助けしているポータルサイト「助っ人」や全国500人以上の商売人が参加している、世界で一番お客様を喜ばす商売人輩出のアクセラレーションコミュニティー「チャレンジャーズ」を主宰。

2016年末に、世界経済フォーラム(ダボス会議)の若手リーダーとして日本代表に選抜。
全国の小中高校への出前授業や、次世代の教育の在り方を問うシンポジウムなどを開催。

最近では、地方自治体の首長からご指名をいただき、起業家の力で地方にイノベーションを起こすべく、徳島県美馬市、熊本県人吉市、三重県伊勢市、千葉県銚子市などと取組を開始。


元LINE社長の森川亮氏推薦の「起業家のためのマーケティングバイブル」など著書5冊。
NHK、日経新聞、エコノミスト、夕刊フジ、日刊工業新聞、CCTVなどメディア出演多数。


坂井 光

坂井 光

1992年生まれ。慶應義塾大学在学中に、株式会社ハイタイムを創業。IT×不動産の分野で、新しいあたりまえを発明すべく、オンライン賃貸仲介サービス「カリル」の運営を行う。


木野 将徳

木野 将徳

1984年岐阜県生まれ。2003年県内の高等学校を卒業後、フランス料理店でギャルソン・パティシエの見習いを務める。2004年に19歳で起業。フラワーショップ等を経営後、27歳で単身マレーシアに移住。ヴァージン・グループのリチャード・ブランソン氏の勉強会等へ参加しエアアジアの創業者であるトニー・フェルナンデスの影響を受けマレーシアで通信のLCCを創業。


木村 一郎

木村 一郎

1987年大分生まれの福岡育ち。九州大学大学院卒業後、モバイル広告代理店でのエンジニア職・プランナー職、ITベンチャー立ち上げを経て、2015年anect株式会社を創業。現在は東南アジアにおけるオンラインショッピング詐欺を無くすことを目標に事業を行っている。 世界経済フォーラムより起業家精神を持った次世代リーダー「Global Shapers」に選出されており、福岡ハブの副代表も務める。


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