【第9回】 競合相手を調査しなくてはいけない理由

ポイント
  1. 競合調査をする大きな理由
  2. 地域の需要を把握するのが大きなポイント
  3. 競合調査は1日ではなく、曜日・時間帯とこまめにリサーチすることが戦略を立てやすくさせる。

1.競合相手を把握しないでお店を開くのは危険

競合店の調査はしっかりと行うようにしましょう。
飲食店にとって最も重要な数字は、入店してくださるお客様の数(入店客数)になります。

入店客数はお客様からあなたのお店が支持されているかどうかのバロメーターです。
競合店の売り上げを推測するためのベースとなる数字にもなるからです。
開店前のあなたのお店の入店客数を予測するためには、統計で明らかにされている数字をもとに机上で計算した予測にだけ頼ることなく、必ず競合店の入店客数の調査を行うようにしましょう。
 

1-1.出店先の状況を調査すること

競合店の入店客数の調査は、まずあなたのお店の出店予定エリアで、あなたのお店のコンセプトに近いと思われるお店の入店客の状況を中心として、他の業種・業態のお店も含めて飲食店の入店状況を含めて行いましょう。
他の業種・業態まで調査するのは、お店を開く地域の需要を把握するために行います。
この調査を行っておくと、その地域が飲食店の需要が多い地域かどうかを判断することが出来ます。

1-2.実際の調査方法

競合調査は普通に行動するだけです。
入店客数の調査は、平日だけでなく、休日(祝日、祭日以外にも土日も含みます)も行って細かく情報収集を行いましょう。
また調査するときには単に1日として計算するのではなく、ランチタイム、アイドルタイム、デイナータイムを区切って1時間単位で調査しましょう。
 
調査はお店の入店客が確認しやすい席で、交通量調査などで使用されているカウンターを使用して行うといいでしょう。
男女別や年齢(予測の範囲内で)などの項目で調査が行いたいのであれば、事前に複数のカウンターを用意しておきましょう。
競合店調査によって、入店客数以外にも得られる貴重な情報があります。
 
それはファミリー層が中心なのか、サラリーマンが中心なのか、高齢者が多いのかなどの客層が把握できるということです。
あわせて、この客層が平日や休日でどのような人数の変化が起こるのかについても調査で判明するでしょう。
入店客数の調査を行うことで得られる時間帯別の入店客数や平日・休日の入店客数の変化、および客層の情報を参考にして、お店のメニューの種類や、従業員を雇用して開店するかどうかなどの計画に活かすことができます。
 
競合店に入店していれば、お客様がどのようなメニューを注文しているのかがよくわかってきます。
お客様の注文したメニューを確認することで、その時間帯の1人あたりの注文単価もある程度は予測することができるでしょう。
 
客単価のデータ整理も1日で区切るのではなく、時間ごとにわけて調査を行うようにしましょう。
こうやってある程度の時間をかけて競合店となりそうなお店を調査すると、調査したお店の売上高がおぼろげながらも判断できるようになってきます。
 
そのための計算式が「入店客数×1人あたりの平均客単価=売上高」になります。
競合店を把握すれば、その後の戦略は立てやすくなります。
大切な事なので、じっくり行ってください。

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