行列のできるラーメン屋を開業するための基礎知識まとめ

ポイント
  1. 資金面で無理をすることで気持ちにゆとりもなくなってしまうことが一番危険
  2. ラーメン屋開業には、個人経営とフランチャイズ経営という選択肢がある
  3. フランチャイズの良い点と悪い点

目次 [非表示]

ラーメン屋開業で絶対にやってはいけない6つのこと

飲食業界が不況と言われる中で、ラーメン屋は依然として人気の業態だといえます。ただし、店舗の流行り廃りが多いというの事実であり、ラーメン屋開業はそう簡単なことではありません。

ラーメン屋開業で注意してほしいのは、物事を行うには、準備段階でほとんどが決まってしまうということです。例えば、開業初日に店の入り口に暖簾をかけたその瞬間、それまでの準備が十分であるかがその後を決めているのです。成功するかどうかはそこからが勝負では決してないわけです。こうした厳しい業界の中で、どう生き残るのか?今回は、ラーメン屋開業でやってはいけないことを紹介したいと思います。

開業時から資金で無理をするのは絶対に避けなければならない。

ラーメン屋だけに限りませんが、開業時に一番悩みの種になるのが、資金についてでしょう。資金にゆとりがある場合は、お客様を選んでいたとしてもお店を継続させていくことはできるでしょうが、資金にあまり余裕がなければ、どんなお客様にも来てもらわなくてはお店を継続させていくことが厳しいので困ってしまうことになります。コンセプトからずれた経営は一時的な利益の増加はあるかもしれませんが、長期のスパンで見ていくと最終的には廃業へと追い込まれていく可能性が高くなっていくと言えるでしょう。

ですので、開業時から資金で無理をするのは絶対に避けるようにしましょう。資金面で無理をすることで気持ちにゆとりもなくなってしまうことが一番危険なことだと言えるでしょう。頑張って夢を叶えても、それがその人自身の心の負担になってしまうようでは、何のために決断して夢であるラーメン屋をオープンしたのか意味がわからなくなってしまいます。繰り返しになりますがこういう状態に陥れば、最終的にビジネス自体を駄目にしてしまいます。あなたはラーメン屋を始めることだけが夢ではなくラーメン屋がお客様に愛されて継続させていくことが夢でしょうから、最初の想いを忘れないでいてください。

借入金の返済を遅らせないこと。

新規経営者で失敗した場合でも、あなたに余力ともう一度やってみようという強い意志があるなら二度目のチャンスにかけてみることもできます。ただし、最初の事業の時に、金融機関などからの借入金があった場合には期日通りに返済できていない事態が起きてしまっているようであれば信頼を失ってしまい、次の借り入れはできなくなってしまいますので借入金の返済期日は今後のことを考えても絶対に忘れ無いように注意してください。

ビジネスに必要なこと以外には、資金を使わないこと。

開業時の借り入れは創業するということで、比較的容易にできるようになっています。ただし、事業が停滞してきてお金が必要になったときには、政府系金融機関、民間金融機関ともに追加の融資は非常に困難になってきます。返済を確実に無理なく進めるためには、何をおいても事業で利益を確保することが必要になってきます。

しかし、人は利益がある程度出てくると使ってしまいたくなるものです。全くお金を使うことなく仙人のような生き方をするのはストレスしか溜まりませんから、ある程度の支出は問題ないと思います。ただし、どうせお金を使うのであれば将来のために役に立つ投資をおすすめします。

利己的になってはいけない。

将来の繁栄のための前向きな投資は行いましょう。例えば、自分自身の成長のために、スタッフの教育に、誰かのためになる浪費ではない役に立つお金の使い方を考えましょう。自己満足や利己的になれば、人は離れていってしまいます。あなたの周囲の人を大事にすれば、将来的に大きな成果となって返ってくることでしょう。

他店のサービスや商品を真似てはいけない

当たり前のことですが、その店独自のメニューやサービスを提供しましょう。もし、真似てしまえば本家に勝つのは至難の業です。また、下手したら、著作権の侵害や営業妨害などで訴えられてしまう可能性もあります。気を付ける前に、独自性を追求しましょう。独自性を確立させることに成功すれば、あなたのお店にしかない強力なセールスポイントとなりますので安易な妥協は禁物です。

ラーメン店が多いからといって出店を諦めてはいけない。

ラーメン店が多いエリアに出店すると競合他社が増えるわけで、新参者が勝つのは難しいと考えるかもしれません。しかし、実はラーメン店が多ければ、そのエリアはラーメンのメッカとして注目される可能性もあり、客足を増やすこともできるのです。そうすれば、お互いの店に相乗効果が生まれる可能性も高くなります。

それに、5つめにあげたように独自性のあるラーメンであれば、他のお店と被るということもないので、客の奪い合いにはなることもないでしょう。

以上、6つのラーメン屋開業で絶対にやってはいけないことでした。生き残るラーメン屋になるためには、経営者としての人を大事にすること、そして同業他社との関係性をしっかりと見極めるようにしましょう。

実は簡単にできるラーメンフランチャイズ〜フランチャイズ店をまとめてみた〜

独立して新たにラーメン店を始める場合、どのような方法でスタートするか悩む人も多いはずです。独自の味やスタイルなど、ある程度、商品自体に特徴がある場合は新しい商号を得てラーメン屋をスタートさせます。ただ、経営方法については無知だし、最終的には自分のラーメン店を開店することが目標だが、まずは経営についての基礎的な知識を実践的な場所で学びたいというのであれば、FC(フランチャイズチェーン)に加盟するという方法を選択してみることもいいのかもしれません。

フランチャイズチェーンは、アメリカで生まれたシステムだと言われており、フランチャイズの起源は1850年代にシンガー社(シンガー・ミシンが有名なので聞いたことがあるかもしれません)が開始したビジネスモデルであるとされています。日本の1850年代と言えば日本は徳川幕府の末期で、1853年にペリーが黒船で来航して驚いた時代なので、ビジネスモデルとしての歴史は長いと言えるでしょう。
 
日本に上陸したのは、昭和30年代の初めのころで、フランチャイズという言葉を使い始めたのは日本コカコーラボトリングとされています。上陸後は、独立・開業の有力な手段として昭和45年頃から急速に普及しました。普及の原動力になったフランチャイズチェーンは今では街中に間違いなく存在する「ケンタッキー・フライド・チキン」「ミスタードーナツ」「マクドナルド」などになります。
 
現在、店舗数で約20万店以上のフランチャイズチェーンがあると言われており、フランチャイズチェーンの売上高は一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会が発表している資料ですと2014年度で24兆1337億円と巨大なことからもその人気が伺えるのではないでしょうか。そのうちラーメン店のフランチャイズチェーン店舗数は、年々増加を続けている(2014年度の資料ではラーメン・餃子のカテゴリーで5053店舗となっています)というのですから、ラーメンで独立したいと考えている人はまずフランチャイズを検討すべきですよね。


あわせてこちらもお読みください
フランチャイズ経営を始めるためのステップ~開業前編~

注目のラーメン屋フランチャイズ

フランチャイズに参戦している本部も様々です。ラーメン事業は利益を上げやすいとも言われていますが、最近では大手企業がラーメンのFC事業に参戦していることから、成功しやすい事業なんだと感じます。ここではどんなフランチャイズ店があるのか見ていきたいと思います。

味噌ラーメン専門のフランチャイズ「麺場田所商店」
特徴:蔵出し味噌にこだわった味噌ラーメン専門店をフランチャイズ
基本データ:現在、日本、ブラジル、台湾、アメリカ、タイ、カナダにて「田所商店ブランド」を展開している。

契約期間 5年(更新料なし/自動更新)
暖簾分け参加費用 加盟金等              1,500,000円
契約保証金             1,000,000円
店舗デザイン費             500,000円~
ロイヤリティ なし
賛助金/月 10,000円
売上報告義務 あり
食材調達の制約 一部指定あり
研修人員 最低3人

※同一オーナー(法人・個人)による2店舗目以降の出店は参加費を1,000,000円と致します。
※席数60席以上の店舗は賛助金が月30,000円になります。

参照:http://www.misoya.net/brand/conditions.html


有名らーめんフランチャイズ「丸源ラーメン」
特徴:、焼肉、ラーメン、お好み焼きなど、様々な飲食店のフランチャイズを展開する物語コーポレーションのフランチャイズブランド基本データ:

開業資金 900万円以上(加盟金500万円、保証金400万円ほか)
物件・設備 不明
ロイヤリティ 月商の5%(※多店舗展開支援システムあり)


ラーメンフランチャイズ「らあめん花月嵐」
特徴:グロービート・ジャパンが展開するラーメンフランチャイズ
基本データ:充実した独立までの教育体制が整っているためか、加盟店数も多いです。

開業資金 約309万円
※内訳:加盟金105万円、保証金100万円、研修費31万5000円、広告費52万5000円、加盟審査料20万円
物件・設備 1450万円(設備)+物件取得費
ロイヤリティ 月間総売上額の5%

FCに加盟した場合のデメリット

フランチャイズしているラーメン店はよく目にするラーメン店ですよね。ここまでの情報だけでも、ラーメン店をフランチャイズでスタートすることがいいなと思う人が多いと思います。ですので、ラーメン店をフランチャイズした場合のデメリットも紹介しておきます。

経営の自由度が低い
フランチャイジーは、チェーン店全体として統一性を要求されます。そのため、経営者個人の考えや方針を経営に反映させるのは難しくなります。独立して自分の店を構えるまでの経営修行としてさっさと知識を吸収して独立しようと思える方や、ラーメンを作ること自体が楽しい方にはストレスにはならないでしょう。

柔軟性に乏しい
品揃えや販売方法、営業時間などさまざまな契約上の制約があります。ここから商品を仕入れてみたいと思っても、実行に移すことが出来ません。これも独立まで我慢です。

ロイヤリティを支払う必要がある
加盟金、ロイヤリティを支払う義務があるため、利益も減少してしまいます。
また、フランチャイジーは利益を万が一確保出来なくても契約に拘束されてしまいます。

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