大手からITベンチャー設立した私の道【第9回】複数人で会社を立ち上げるメリット・デメリット

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  1. 責任をもって与えられた役割をこなすことと同時に、全体視点を持ち個人の役割にとらわれないことが重要である。
  2. 個人として能力の引き上げが全体に影響する
  3. 自分のできることや得意なことを突き詰め続ける

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ポイント:責任をもって与えられた役割をこなすことと同時に、全体視点を持ち個人の役割にとらわれないことが重要である。

創業当初

私達は3人で創業しました。今回は、1人ではなく複数人で会社を立ち上げるメリット・デメリットと、チームビルディングの経験から学んだことをお伝えしたいと思います。

メンバーは皆同じ大手SIerに所属していたので、仕事のベースとなるIT知識や実務経験は持っていました。お互いに人柄も良く分かっている関係でしたが、スキルセットは全員異なり、ちょうど良いバランスになっていると感じています。私の役目は全体的に会社としての決断やビジネスの推進をすることであり、他の2名は、技術・開発担当、マーケティング・営業担当、と各自のスキルに合わせて役割分担しています。

私が創業時に大切にしていたのは、個人の能力を最大限に発揮してもらうことでした。いい意味で放任して仕事をメンバーに任せ、各自の出すアイデアは責任を持って実行してもらう、という方針でおこなっていました。

創業当初は全てのリソースが不足しているからこそ、普通に個人が実績を上げるだけではなく、人数を足し合わせた以上の成果を出す必要があります。よって、個人が意識してパフォーマンスを上げ、その力を上手にチームの力へと変換し続けることで、会社を成長させようと考えました。また、多様性がイノベーションを生み出すことも意識し、メンバーの考えや個性も尊重することにしました。

複数人で会社を立ち上げるメリット・デメリット

具体的には、メンバーの得意スキルを活かして役割分担を行い、その担当の業務はほぼ丸投げに近い形で任せたのですが、とにかくやることが多い初期の状況でも非常にスムーズに業務が進みました。今振り返ってみると、3人のスキルがお互いを補完するもので、何にでも対応できたことと、ITのスキルや業界知識など前職の経験が活かせたことが良かったと思います。これはやはり、1人ではなく3人という人数で創業するメリットだったと感じています。

しかし、うまく行かないこともありました。ある時、お客様の課題を解決するにあたり、何が何でも解決しよう、という覚悟が足りないことに気づきました。自分が持っていない知識やリソースを、どうやって得て解決するのかを、徹底的に考えて実行することができていなかったのです。

原因は、無意識のうちに役割の壁を作ってしまい、自分の担当以外に積極的に関わる姿勢を持たなくなることにありました。気が付いた点があれば意見を述べたり、自ら進んで改善しなければならないところ、仲間がいるため、どこか人任せになっていたのがその理由だと思います。この無意識のうちに発生するデメリットに気づいてからは、責任をもって役割をこなすことと同時に、全体視点を持ち個人の役割にとらわれないことの重要さを伝えるようにしています。

今はたった数人の会社ですが、今後人数が増えてもお互いに自由に意見を言い合える、フラットな組織を大切にしていこうと思います。

今回は、メンバーや組織作りの経験から得たことをお伝えしました。同じゴールを目指した仲間と、個々の能力を最大限に発揮しつつ、スキルを補完し合い、切磋琢磨していくことが重要です。それにより、早期に強い組織ができあがり、スピーディーに事業が立ち上がるのです。よって私は、できるなら仲間と共に創業することをお勧めします。

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