投資家のアドバイスで高まったコミットメント~残金30万から営業利益1億円~

更新日:2017.02.28

2 / 3 1 2 3

2社目の起業「ハッピーズ」の創業期

対談
START
 

2社目の会社が現在のハッピーズですね。創業後について、順を追って教えてください。

対談
START
 

1年目は、ひたすらお金を稼ぐこと(生きること)を目標にしていました。スタートは3人です。ただ、売上がたつまでに1年ぐらいかかりました。僕らは受託を一切しなかったので。そこのポリシーは結構強かったと思います。

たしかに、営業すれば受託はとれたはずです。でもやらなかった。だから大変でした。自社サービスオンリーで突っ走ったのです。

普通、ベンチャーって、受託で食いつなぐことが多いですよね。ただし僕らには変なプライドがあった。頭下げるのも嫌でしたし。それで最初の1年目は苦労しましたね。

500万円の資本金で始めたのですが、およそ1年後には残金30万円になってしまいました。

対談
START
 

2年目はどうでしたか?

対談
START
 

2年目のキーワードは「大企業」です。つまり大企業の予算をもらえるようになりました。ただ、あくまでも受託だったので、あまり嬉しくはなかったですね。仕方ないからやるといった感じで。

事業内容としては、ゴルフ場にゴルファーを送客して手数料をもらうサービスです。2期目はその事業をしていました。

ただ、大企業から予算をもらったとしても、レギュレーションが苦しかったり、オペレーションが大変だったりと、苦労の連続でした。やはり、受託モデルはうまくいかない。粗利があがりません。だから良しとはしなかったのです。

そう考えると、2期目は食いつなぎのステージでした。受託という負の連鎖に入り込まないよう、いろいろなことにも挑戦していましたね。人数も5人にまで増やしました。マイナビバイトで募集して。(お金がない時にマイナビに出稿するのは勇気がいるものです・・・)

対談
START
 

3期目はいかがですか?

対談
START
 

3期目には、自社サービスがヒットしました。あるメディアです。そこからは、会社としてメディア運営にカジをきろうと決意しました。メディアに参入したのもたまたまです。みんなで勉強していて、アイデアを元にサイトを作っていると、「これ、いけるかもしれない!」と。メディア運営にカジをきってからは、走りやすくなりました。短期、中期、長期の計画を作り、必要な人材やお金も試算できるようになりましたし。

ただ、1期目や2期目のようなわいわい感はなくなりました。寝食は共にしているけど、オフィスに泊まらなくなるとか。「明日、営業だから家に帰ろう」みたいな。ベンチャー感がちょっと薄れたと思います。

でも、いい意味で会社っぽくなった。アルバイトの方が来ても、それなりの体裁を保てるようになりましたね。労働条件などにも気をつけています。残業はさせないなど、徹底しています。

前のページ:最初の起業は3年で解散へ

次のページ:ナンバー2が会社を辞める

2 / 3 1 2 3

プロフィール

芦川 泰彰

芦川 泰彰

株式会社ハッピーズ 代表取締役



1987年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。在学中に友人とITベンチャー創業。資本金4億円・従業員50名のベンチャー企業に成長するが会社を精算。2回目のスタートアップとして、2011年に(株)ハッピーズ創業。インターネットメディア事業中心に展開し2020年の株式公開を目標に邁進中。


伊藤 健太

伊藤 健太

中卒ながらもとても頭の良い父と、少しグレていたけど人の王道を教えてくれた母親のもと、1986年11月21日生まれ。

慶應義塾大学3年時にリクルート主催のビジネスコンテストで優勝し、23歳の時に病気をきっかけに小学校親友4名、資本金5万円で起業。

起業当初お金がなさすぎて、カードで借金生活を送る。お金がなかったため、知恵を絞った伊藤独自のマーケティング手法を多数考案。

8年間で、累計10,000件を超える起業、起業家のアクセラレーションに関わるようになり、日本屈指の起業支援の会社と言われるまでに成長。

月間20万人以上の商売人をお助けしているポータルサイト「助っ人」や全国500人以上の商売人が参加している、世界で一番お客様を喜ばす商売人輩出のアクセラレーションコミュニティー「チャレンジャーズ」を主宰。

2016年末に、世界経済フォーラム(ダボス会議)の若手リーダーとして日本代表に選抜。
全国の小中高校への出前授業や、次世代の教育の在り方を問うシンポジウムなどを開催。

最近では、地方自治体の首長からご指名をいただき、起業家の力で地方にイノベーションを起こすべく、徳島県美馬市、熊本県人吉市、三重県伊勢市、千葉県銚子市などと取組を開始。


元LINE社長の森川亮氏推薦の「起業家のためのマーケティングバイブル」など著書5冊。
NHK、日経新聞、エコノミスト、夕刊フジ、日刊工業新聞、CCTVなどメディア出演多数。


記事が役に立ったらシェアしてもらえると嬉しいです!

関連記事

メニューを閉じる