独立に向いている人の特徴とは?

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これから独立しようと考えている人や独立したけれども不安がある人は、自分が独立に向く人なのかどうか知りたいと思うでしょう。

この記事では、独立に向いている人の特徴について紹介します。全部あてはまっていれば安心できますし、あてはまっていないものは身につけていく必要があります。

どのくらいあてはまっているか、チェックしてみてみましょう。

強い信念を持っている

信念が強いかどうかは、独立するにあたってとても重要なことです。

自分のやりたいことが明確に定まっており、それを貫き通す覚悟がある人は、人から何を言われても軸がぶれない傾向にあります。

周囲の意見を聞かなくていいというわけではありませんが、言われることに対していちいち心が揺らいでいてはきりがありません。

自分にとって譲れないものが何なのかはっきりしている人は、独立に向く人だといえるでしょう。

また、信念が強い人は少しくらい失敗しても諦めることはありません。

独立してから経営が軌道に乗るまで失敗しない人のほうが稀であり、ほとんどの場合は挫折を味わうことになります。

それでも、諦めずに粘り強く取り組むことのできた人が、成功を掴むのです。

強い信念を持ち続けることは、容易ではありません。自分の信念を貫き通すことは、すなわちメンタルの強さや芯の強さにつながります。

メンタルの強い人は、失敗したときに落ち込んだり現実逃避したりすることなく、なぜ失敗したのか原因を分析し成功への糧にすることが可能です。

失敗から目を背けるのではなく、失敗したことにも何かしらの意味があるのだと前向きに捉えることができます。

さらに、自分の信念に則って行動している人には、一貫性があります。

相手が誰であっても自分の意見を変えることはなく、人からの評価を気にしすぎることもありません。そのため、人からの信頼を得やすいという特徴があります。

顧客や取引先からの信頼もさることながら、従業員を雇う規模の会社になったときには従業員からの信頼も厚くなることでしょう。

事業規模が拡大していくことを視野に入れると、なおさら強い信念を持っていることが大切になります。

企画力や発想力に富んでいる

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アイデア力と呼ばれる企画力や発想力に富んでいることは、独立するにあたって必要なことです。従来のサービスと同じことをやっていては、独自性が生まれません。

同じ内容であれば、新しいサービスよりも古くからあるサービスのほうが安心感があるでしょう。

ですから、自分の会社ならではのサービスを提供するためには、他の会社にないサービスを考えだすことが必要になります。

また、サービス内容はほとんど同じであっても、少し工夫をするだけで顧客が喜ぶ可能性もあります。

どのように工夫をすれば顧客が喜ぶのか、売り手側の立場からの発想だけではなく、買い手側の立場からの発想も必要でしょう。

自分以外の立場からの発想をするためには、さまざまな考え方に触れる必要があります。

先ほど周囲の意見にいちいち流されないことが独立に向く人の特徴だと述べましたが、自分と違う考え方を否定することや遮断することが望ましいわけではありません。

新しいサービスを生みだすためには、さまざまな考え方を持った人と交流することが必要です。

多くの人と交流を持って、アイデアの種を集めながら、あくまでも自分の意見は自分の意見として持ち続けることが大切だといえるでしょう。

優れたパーソナルスキルを持っている

優れたパーソナルスキルを持っていることは、自信につながります。パーソナルスキルとは、これまでの人生や仕事で培ってきた性格面の特徴を指します。

強い信念を持っていることやアイデア力があることも、パーソナルスキルのうちの1つだといえるでしょう。

他にも、ヒューマンスキルと呼ばれる対人関係のスキルも含まれます。

従業員として会社で働く人に比べると、独立する人にはヒューマンスキルが必要ないと考えている人もいるでしょう。

しかし、実際には自分の力だけで顧客との信頼関係を築く必要があるため、人間性に魅力を感じてもらえないと顧客を獲得できない可能性が高くなります。

したがって、会社という看板を背負っている状態よりも、むしろヒューマンスキルの重要性は高いと言わざるを得ません。

顧客との信頼関係が築けないと、ニーズ把握も難しくなります。

コミュニケーション能力に関しては、会社内での人付き合いよりもずっと高度なものを要求されると考えたほうがいいでしょう。

裏を返せば、これまでの仕事でコミュニケーションには自信があるという場合には、人間性を好いてもらうことができればサービスを利用してもらえる可能性があります。

また、仕事に対して真摯に向き合っている姿や、ポジティブシンキングを心がけているセルフコントロール術などのパーソナルスキルが、好かれる要因になることもあるでしょう。

リスクマネジメントに長けている

リスクマネジメントができない人は、独立には向いていません。

勢いだけで行動してしまう人やなんとかなると根拠もなく楽観的に考えている人は、どうにもならない事態に陥り、取りかえしのつかない失敗をする可能性が高いです。

逆に、最悪の状況を考えて行動できる人は、打てる手を先に打っておくことによって失敗を未然に防ぐことが可能ですし、リスクが予測できていれば失敗しても被害を最小限にとどめることができます。

物事を慎重に考える人は、そもそも独立しようとしない場合も多くありますが、リスクを客観的かつ冷静に判断できる人は独立に向いているのです。

リスクは自分で発見する場合だけではなく、人に指摘してもらうこともあるでしょう。

このような場合に、耳を塞ぐのではなく可能性の1つとして捉えておくことが必要になります。

人に流されないことは、人の意見を聞かないという意味ではありません。必要なときに必要な内容を必要なだけ取りいれるという選択ができることです。

人からの忠告や諫言を拒絶したり遮断したりすることは、自分に自信がない証拠です。自分に自信があれば、忠告や諫言を1つの可能性として視野に入れる余裕ができるでしょう。

自分自身で発見できるリスクは限られています。可能な限り多くのリスクに予防線を張りめぐらせておきたいのであれば、会社内の人も会社外の人も気軽に意見が言える環境を作っておくことが望ましいです。

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