北海道でIUJターン・移住・起業する方必見!押さえておくべき基礎知識
- 北海道の気候、観光・地域資源、交通情報
- 北海道の主要産業、有名企業
- 北海道で起業するために役立つ情報
日本列島北端に位置し、北海道本島と北方領土を含む島嶼部から構成されています。面積は全国一で、78,420.79㎢あり、人口は5,320,523人と密度が最も少ないことでも知られています。
もともとはアイヌ民族が先住してきた地ですが、鎌倉時代以降は徐々に和人が移住するようになったようです。江戸時代には蝦夷地と称され、現在の道南地方には松前藩が置かれていました。
1869年に、古代日本の律令制における「五畿七道」の7つの「道」に倣い、北海道と名付けられます。道庁所在地は札幌市。札幌市は人口約200万人を誇る東京以北最大の都市で、近郊都市を合わせ、札幌大都市圏を形成しています。株式会社ブランド総合研究所による「都道府県魅力度ランキング」では、北海道が9年連続1位を達成しました。
ほぼ全域が亜寒帯湿潤気候ですが、道南沿岸部では西岸海洋性気候や温暖湿潤気候の地域もあり、東北地方と似た植生が見られることがあるようです。一般的に夏と冬の温度差が大きく、冬の積雪は根雪となる傾向があり、道内全域が豪雪地帯であることで知られます。気温は基本的には日本海側で高く、オホーツク海・太平洋側で低いという傾向が見られます。一年を通しての平均気温は9.3℃と全国で一番低い数字です。
道北、道東は寒さが特に厳しく、沿岸部を除くほぼ全域で最寒月の平均気温が-8度以下となり、地域によっては-30度以下まで下がることもあるため、防寒対策は必須と言えるでしょう。
北海道地方には梅雨がないとされていますが、本州が梅雨入りする頃にすっきりしない天候が若干続く時があり、これを称して「蝦夷梅雨」と呼ぶことがあります。
地域資源は世界的にも有名な冬のイベント「さっぽろ雪祭り」、地獄谷の観光でも知られている「登別温泉」、箱館戦争の舞台にもなった「五稜郭」などです。
日本人の好きな食べ物と言うと「ラーメン」、「焼肉」、「すし」だと言われていますが、北海道は、このいずれのジャンルにおいても世界に誇れるものを持っています。
ラーメンは言わずと知れた札幌ラーメンや旭川ラーメンが、焼肉はジンギスカンが有名ですし、函館、釧路、小樽など多彩な海の幸を提供してくれる港を有していて、上質の鮨ネタには事欠きません。また酪農も盛んであることから、生クリームなどの乳製品も豊富に存在し、スイーツ王国としても知られているのです。
この豊富なグルメが北海道の大きな魅力の1つであることは疑いありません。そして、ある種外国のような風土が、旅行時の非日常感をかき立ててくれるのも大きな魅力となっているようです。特に、札幌市は緑と巨大都市が見事に融合し、大通公園などを歩いていると、ここは本当に日本なのか?と思ってしまうことがあるほどです。
都市部を離れると、雄大な自然スポットやスキーリゾート地が多数存在しています。観光地として死角がないのが北海道の大きな特徴なのです。日没少し前から徐々に現れる夜景は特におすすめです。
北海道へのアクセスは空路、鉄道、フェリーともに豊富な選択肢が用意されているのが特徴です。空路でのお越しをお考えの方は、新千歳空港と東京、大阪、名古屋、仙台、広島などの主要都市とを結ぶ定期便が就航しています。
鉄道でお越しの方は、新幹線で新函館北斗駅までお越しいただき、そこから在来線へ乗り換えることで道内各地へ移動できます。北海道はフェリー航路が充実していることでも知られています。小樽と新潟・舞鶴間及び苫小牧東港と敦賀間では、新日本海フェリーの定期航路が運行していますし、苫小牧西港と名古屋・仙台・大洗・八戸間には太平洋フェリーの定期航路が運行しています。
特に、敦賀・苫小牧東港間及び、舞鶴・小樽間の所要時間は約20時間と、本格的な船旅を満喫できるプランです。
2015年度の道内総生産は18 兆9,612 億円(名目)で、その経済成長率は+3.1%という結果でした。産業別の割合は第一次産業が約4.3%、第二次産業が約17.5%、第三次産業が約77.4%となっています。ジャガイモ、小麦、玉ねぎなどの農産物の生産量、タラ、サケなどの海産物の漁獲量が1位であることから、第一次産業の比率が全国(1%程度)よりもかなり多くなっています。
また、製造業の比率がかなり低く、建設業の比率が高いというのも特徴です。第三次産業においては観光業も盛んですが、福祉事業などをはじめとする保険衛生・社会事業の道内総生産に占める割合は9.8%と全国の3倍にも及んでいます。
補助金
ものづくり・商業・サービス経営力向上支援事業補助金があります。これは、生産性向上を実現する設備や試作品開発に必要な設備の導入費を補助してくれるものです。また特定の地域で新しいビジネスを始めるための創業費用の一部を補助してくれる地域創造的起業補助金もあります。
起業支援団体
(財)北海道中小企業総合支援センター、北海道経済産業局、北海道中小企業課、 (財)さっぽろ産業振興財団、札幌市経済局、創業広場などが創業のサポートをしてくれます。
女性起業支援
北海道女性起業支援ネットワーク(ほくじょき.net)というところが、起業に関心のある全ての女性に対して寄り添った支援ができるよう目指しています。 道内の先輩女性起業家、女性起業家コミュニティ、女性支援団体、金融機関、官庁、コワーキングスペースなど、 30以上の多様な機関が構成メンバーとして集結しています。
詳しくはわたしの起業応援netをご覧ください。
助成金
中高年齢者( 40 歳以上)の方が、起業によって自らの就業機会の創出を図るとともに、 事業運営のために必要となる従業員(中高年齢者等)の雇入れを行う際に要した、 雇用創出措置(募集・採用や教育訓練の実施)にかかる費用の一部を助成する生涯現役起業支援助成金という制度があります。年齢によって限度額が異なりますが、40~59歳までは150万円となります。他にも助成金はありますので、探してみてください。
詳しくは厚生労働省HPをご覧ください。
北海道には従業員が101人〜301人超の大企業が279社あります。
札幌市東区本社で、ツルハドラッグを全国展開するドラッグストア大手の「ツルハホールディングス」、札幌市白石区に本社を構える、鶏卵。肉食品などの生産、販売を行う「ホクリョウ」、札幌市北区本社のインテリア小売業大手で国内300店舗以上展開する「ニトリ」などが有名です。
創業100年を超える老舗企業数は925社あり、1892年創業の醸造・商事である「岩田醸造」や小樽で100年以上の歴史を持つ老舗和菓子店「小樽新倉屋」などがあります。
移住事業体験
各市町村が用意する家具・家電付きの住宅や長期滞在用施設を利用して生活体験できる制度「ちょっと暮らし」があります。
就業体験付きの体験もあるので、詳しくは県ホームページをご覧ください。
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