千葉県銚子市でUターン起業〜ただいまと帰れる場所を作りたい!〜前編〜

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千葉科学大学の敷地内に店舗を構えるC`s marina(シーズマリーナ)。

銚子市の新鮮な野菜を使い、栄養バランスを考えた料理を提供している店内には学生や子連れの主婦など多くの人が集まります。運営しているのは、銚子市のクラフトビールである「銚子ビール」の企画も行なっている「銚子チアーズ」代表の佐久間快枝さんと宮内沙織さんのおふたり。

おふたりとも一度は地元を離れ、銚子市にUターンし、起業をされました。そんなおふたりに地元で起業するリアルを伺いました。

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まずは簡単に自己紹介をお願いいたします。

 

助っ人編集部 

佐久間快枝

銚子チアーズ代表の佐久間快枝です。銚子市内で銚子ビールの企画・販売とC`s marinaの運営を行なっています。私は主に銚子ビールの担当しています。

宮内沙織

同じく銚子チアーズ代表の宮内沙織です。私は銚子チアーズの一つの目的である場所作りとしてC`s marinaの運営を担当しています。

おふたりとも銚子市の出身なんですか?

助っ人編集部

佐久間快枝

そうです。

宮内沙織

私たちは二人とも銚子市の生まれなんですが、一度は地元を離れたいわゆるUターン組なんです。Uターン組だからこその繋がりがありますし、2人で掛け算になればいいなと思っています。

おふたりが起業されたきっかけはなんですか?起業にいたるまでのストーリーを教えてください。

助っ人編集部

佐久間快枝

私は東京で、ラップポンという自動ラップ式トイレ(凝固剤を入れて、作動スイッチを押すと1回ごとに個包装するポータブルトイレ)を作るプロジェクトに関わってきました。
たった一人の部署から始まったんですが、13年目で事業の黒字化を達成することができました。 その時、一つの事業をやりきったという思いが生まれて、一つの区切りがついたような気持ちになりました。
そんな時期に子供ができて。子供を育てるなら地元がいいなという想いは昔からあったんですが、東京から銚子市に里帰りするたびに地元がどんどん寂しくなっている現状を目の当たりしていて、自分にできることはないかと考えるようになりました。
そこからいろいろなことを考えていくうちに起業につながっていったんです。

宮内沙織

私も一度は銚子を離れて旅行会社で働いたり、病院で栄養士をしていました。祖父が倒れたことをきっかけに介護のために地元に戻ることになったんです。 地元で働いていたんですが、銚子には自分がやりたいと思っている業態の会社がなかったんですよね。そこで、「ないなら作ればいいんじゃないか!」と思ったのが起業のきかっけですね。
もともと個人事業主として佐久間さんが先に起業をしていて、そこにお声がけいただいて、みんなが集まれる”場所つくり”をしようということで2018年の8月に起業しました。

 

ふたりの起業家の出会い。ふたりだからできること

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おふたりはどうやって出会ったんですか?

助っ人編集部

宮内沙織

私が銚子に戻って市の委託事業をしていた時に、銚子市が開催しているIUJターンで起業を考えている人のためのツアーに家族で参加していた佐久間さんに出会いました。
その時はまさかふたりで起業するなんて思いませんでしたけど(笑)

ふたりで起業することに、不安はなかったんですか?

助っ人編集部

宮内沙織

不安よりもやりたいという気持ちの方が大きかったので、ふたりとも不安はあまりなかったですね。ひとりで起業すると、いろいろなことを悪い方に考えてしまうこともあるかもしれませんが、ふたりだと励ましあって進んでいけます。他にも大事な会議などが重なった時もどちらかが参加できたりと助かることばかりですね。
ただ、私たちはふたりとも人と密に関わることができる現場が好きで、プレゼンだったり、お客さんの前に立ったりは得意なんですが、事務業務が苦手で…(笑)
でもそこは佐久間さんが前職で事業計画を作ってさまざまなプロジェクトを行なってきていたのでお任せして、私はC`s marinaの運営に専念させてもらっています。

役割分担がしっかりできているんですね!

助っ人編集部

佐久間快枝

そうですね。とてもうまく役割分担ができていると感じています。とにかく行動をしないと良いところも悪いところも見えてこないので、その中でやりにくい部分はどんどん改善していっています。

銚子ビールの誕生について教えてください。

助っ人編集部

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佐久間快枝

銚子ビールを作ろうと思ったのはもともとお酒が好きだったのと実家が酒販業をやっていたということが大きいです。目指したのは銚子の食材にあうビールです!なによりも銚子というブランドをつけてやることが重要だと思っていて。人の命は有限だけど ブランドはずっと残っていくじゃないですか。 私は高齢出産で子供を生んでいるので、子供が自分の歳になるまで生きていれるかわからない。でも、銚子ビールが変わらずに残ってくれたら最高に幸せだなと思っています。

以前飲ませていただきましたが、フルーティーなのど越しで銚子のお魚との相性抜群でした!お次はC`s marinaの運営についてお伺いしたいのですが、オープン時からの集客などはどうされていますか?

助っ人編集部

宮内沙織

12月〜3月はプレオープン期間だったんですが、集客は主にSNSと口コミのみですね。 SNSではその日のメニューを写真に撮って、昼前にtwitter、Instagram、Facebookで毎日欠かさず発信しています。 今日もインスタを見てきてくれた人がいらっしゃって、結構見てくれているんだなと感じています。

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C's marinaインスタグラムより

 

佐久間快枝

特に広報活動をしなくても人が集まってくれるのは、地元の人との普段からのつながりがあるからだと思っています。 それに、魅力的な店長さんがいるお店って自然と人が集まると思っていて。
宮内さんが人と人を繋げるコネクターなので開業当初からお客さんがきてくれるという確信はありました。

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SNSの活用と宮内さんのお人柄で集客ができているんですね。

助っ人編集部

宮内沙織

C`s marinaのコンセプトはセカンドキッチンなんですよ。 自分のお家のキッチンがファーストキッチンと考えた時に、2番目に親しみのあるキッチンでありたいと思っています。
なので、ザ・レストランという場の提供ではなく、安心安全で気取らない場所にしたいと考えています。観光で銚子に来られた方にも銚子が第二の故郷だと思ってもらえるような家庭料理を提供したいんです。 また、ここは大学の敷地内にあるので大学生の利用者が多いんですよ。学生さんはお金もないし、食も偏りがちでカップラーメンとかコンビニのご飯などになってしまいがちだと思うんですが、そこも変えていけたらなと思っています。

現在は10やりたいことがあるうちの1つくらいしかできていないんですが、ママのための子育てスペースを作ったり、ワンプレートランチなどの提供などやりたいことを1つ1つ形にしていっています。

 

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C’s marina(シーズマリーナ)のここが他とは違うよ!というところを教えてください。

助っ人編集部 

佐久間快枝

とにかく銚子にあるものをふんだんに使っていることです。銚子市って食料自給率が240%もあるんですよ。魚・醤油・野菜もなんでも育ちますし、果物もお肉も生産していて、北海道と同じくらい食料が豊富なんです。なのに、銚子市内で地産地消のものが食べれるお店が少なく、それを全面に出しているお店がなかなかなかったんです。
C`s marinaの1番の売りは、美味しい銚子市の食材をリーズナブルな価格で味わえることです。 人気メニューにパンケーキがあるんですが、同じものを東京で提供したら結構な金額になってしまうと思うんです。卵は有精卵を使っていますし、粉も無農薬の米粉です。自然農法の米粉は流通していないのでここでしか食べれません。作り置きせず、美味しいものを美味しい瞬間にいただくことができるのもC`s marinaならではだと感じています。

もちろんC`s marinaでは銚子ビールのドラフトを飲むこともできますよ!

 

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人気のパンケーキ

お話を聞いていたらお腹がすいてきました(笑)

 

助っ人編集部

 

 

 

後編はこちらから↓↓↓
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インタビュイー・対談参加者

桃井美里

桃井美里

2018年から、日本最大の起業・開業・独立者向けポータルサイト「助っ人」(www.suke10.com)の編集チームで、コラムを担当。 こども写真館「スタジオマリオ」の店長を経て「助っ人」編集部へ。 イラストや写真を用いて、難しく考えられがちな『起業』をもっと身近に感じることのできるコンテンツの発信に取り組む。 フリーでナレーター・MC・イラストレーターとしても活動中。
ツイッターもやっているので、ぜひ気軽にフォローを!→ スクリーンショット 2019-02-28 17.08.37