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【佐賀県で起業!】「佐賀から世界へ」ITと地域社会を繋ぎ、世界平和を実現する

目次 [非表示]

地域で活躍する多様な起業家を特集するこの企画。

今回は佐賀県を代表して、株式会社ペライチの創業者である山下翔一さんにお話をお伺いします。株式会社ペライチでは、これまでにない程簡単にホームページを作れる画期的なサービスを提供しています。このサービスを使ってどのように地域社会を盛り上げていくのかをお伺いしながら、山下さんの起業家マインドを探っていきます。

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ペライチの活動を軸に「世界平和」を実現したい

―今日はよろしくお願いします。まずは山下さんの会社の概要をお伺いさせてください

山下)「株式会社ペライチ」創業者の山下翔一です。私が行なっているメイン事業「ペライチ」では、ホームページを簡単に作成できるサービスを提供をしています。『圧倒的カンタンに・最短5分で・集客力の高い』ウェブページやショップを、無料からつくれるサービスです。これまでは、長時間かけてホームページを構築したり、あるいは多大な広告費をかけたりするのが主な広告手段でした。しかし「ペライチ」を使えば、ITに疎い方でも、安価で簡単にウェブサイトを作成し、集客力の高いページを作成することが可能です。実際、ペライチの利用者数の平均年齢が50歳であることからも分かる通り、比較的ITに弱いとされる高齢の方々や主婦の方々でも簡単に利用できるサービスです。

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ペライチなら誰でも簡単にホームページを作成できる

ーペライチの利用者平均年齢が50歳というのは非常に驚きました、、、!山下さんはペライチ以外にも様々な事業で活躍されていますね。

ペライチの他にも、地方創生に関わる事業や活動も行っています。例えば、2020年東京オリンピック・パラリンピック首長連合の企業側の代表を務めています。オリンピックを機会に、日本全国の地方自治体を世界にアピールしようということで経済産業省さんと立ち上げた企画です。グローバルな視点に立った上で、地域の魅力を発信していきます。また昨年、「おうえんフェス」を開催しました。おうえんフェスは、「応援を世界のカルチャーにしよう!」「応援の力で幸せ溢れる世界にしよう!」というプロジェクトです。

昨年が初開催でしたが、企画立案から実施までわずか45日で全世界60拠点、のべ5万人を巻き込むことに成功しました。「おうえん」にまつわる様々な企画を実施し、「応援することと応援されること」の素晴らしさを体感して貰えたと思います。これをきっかけに日常で応援できる機会が増えたら良いと願っています。

その他にも、真の地方創生を実現するために、地域の未来のリーダーを育てる財団「一般財団法人カブジチコンソーシアム」を立ち上げ、現在では全国で5箇所以上の自治体と連携しています。2020年からは次世代の産業界のリーダー・イノベーターを育成することを目的とし新設される「i専門職大学」で客員教授になることも決定しています。

小さいものも含めると20ほどの企業・団体・プロジェクト・自治体の創業者や代表や役員や顧問などを務めています。同時に、ペライチを軸に、地方創生や起業について、地方で事業を起こすことの可能性、小さい会社でも革命を起こす方法など、多岐にわたった講演活動も行なっております。様々な人に私の想いを直接届けたいと思っておりまして、昨年1年間だけでも100回以上は日本中で講演させていただきました。

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全国で講演を行い、「想い」を届ける

―多岐にわたる活動をされているようで、頭が混乱しています笑。ペライチを軸に、地方創生をテーマに活動されているのですね。ペライチのようなIT事業と、地方創生はかけ離れた概念のように感じました。

インターネットは社会インフラとなり、広く普及したものの、ITにおける恩恵を享受している企業や個人はほとんどいないと実感しています。とりわけ地方や高齢者においてはIT格差が大きいです。例えば地方の観光地では、ウェブページやマップの対策は必須。こういった方々はネットを活用したプロモーションに興味をもっているものの、ネットに対する漠然とした不安や知識のなさから、利用するまで至りません。「知っていてトライすれば結果につながる」のに、「はじめの一歩を踏み出せない」と困っている方々に、ペライチを届けたいです。

私はペライチをはじめとしたITツールやサービスを通して、人や地域や国を豊かに、そして一人ひとりを幸せにしたいと考えています。ITは地方創生とかけ離れたものではなく、地方創生を盛り上げるための重要なツールです。IT利活用のはじめの一歩を踏み出す可能性に溢れたペライチを通して、日本中の地域活性化に協力していきたいですね。

―なるほど、確かに誰でも簡単にホームページを作れるペライチなら、IT格差の縮小に貢献できそうですね!とはいえ、ペライチに辿りついて自分でウェブサイトを構築できる人は真の情報弱者ではない気がします。

ご指摘の通り、ペライチにまで辿り着き、自力でホームページを構築できる人は多くないと思います。ペライチが想定しているターゲットの一つに、地方在住の高齢者の方々がいます。こういった方々にペライチを届けるために、ペライチでは「サポーター制度」を導入しています。ペライチの理念に共感し、地域社会を盛り上げたいと思っている人をそれぞれの地域で発掘して、ペライチを通した地域の活性化をお手伝いいただいています。

ペライチのサポーター制度によって、地域社会に貢献している素晴らしい人を「見える化」でき、その信用のあるサポーターを通して「ペライチを優しくインストール」できます。その結果、地域社会でいい商品やサービスを提供していても知られていない方々や、ネットやITを活用したくてもできていない方々を救い、自立に導くことができるのです。

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ペライチのサポーター制度

ーペライチのサポーター制度、非常に素晴らしいですね!山下さんの事業はどれも「やさしさ」を感じるものばかりなのですが、何が山下さんを突き動かしているのでしょうか?

私が最終的に達成したい目標って「世界平和」なんですよね。これは私が人生で出会った中で最も尊敬し、憧れた大人である古賀武夫先生の夢だったのです。小学生の頃からよく、「翔一、地球に生まれたのに、幸せに暮らしている人とそうでない人がいる。これっておかしいと思わんか?」と先生に言われて育ってきましたので、自然と平和や人の幸せや人の真の豊かさについて考えるようになっていました。

古賀先生は、「佐賀から世界へ飛び出せ!」と常々おっしゃっていました。大学院に通っていた頃、そんな恩師が突然亡くなってしまって、若かりし私は絶望し、数週間もぬけの殻のようになってしまいました。死をどう捉えるのか。生とは何なのか。非常に考えさせられたのを覚えています。その中で、「生きているうちに私にできることは何だろうか」と考え、恩師が実現できなかった「世界平和」を自分にしかできないやり方で達成しようと心に決めたんです。

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恩師、古賀武夫先生

私は広告業界に就職し広告業に詳しかったこと、周りにITにつよい仲間がいたことが強みでした。その経緯からITベンチャー企業としてペライチを創業し、これを軸に世界平和に貢献できるのではないかと考えました。

世界平和を謳ってはいますが、まずは自分の家族やふるさとである佐賀県、次に日本社会、そして世界平和へと繋げていきたいですね。

地方創生への想い

―山下さんのふるさとである佐賀県、そして他の地域との関わり方を教えてください。

私はブログ名を「佐賀から世界へ」とする程、佐賀マインドを胸に生きています。佐賀は面白い地域で、佐賀人には他県民にはない志や正義感、革新性があると信じています。これは、幕末から明治維新にかけて活躍された「佐賀の七賢人」をはじめとしたスーパースターたちが証明しています。こういった県民性を生かした事業もできたら面白いですよね。身近なところから幸せにしたい気持ちが強いので、佐賀への思い入れは特別です。

他の地域も合わせた話では、地域・地方・田舎は都会の環境とは全く異なるので、都会育ちの人には想像できないことも多々あります。例えば地域では、「山下さんのところの息子さん」みたいに生まれた瞬間から地域コミュニティに属すのです。しかし都会の場合、そもそも近隣の方々と交流を取らないことも多い。地域では生まれた瞬間からコミュニティというベースがあるのを、見逃してはなりません。

それぞれの地域にコミュニティがあれば、当然文化も異なります。すると、地域毎に最適な関わり方は変化します。なので、都会の人が考える価値ベースの画一的な解決策を淡白に地域社会に持ち込んでも受け入れられない場合が多い。地域に根ざしている人じゃないと、地域の抱える真の課題を解決に導くのは難しいのは、これが理由です。

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佐賀の七賢人

それもあってペライチでは、サポーター制度を採用しています。もともと地方に住んでいる人や地域に根ざしている人だからこそ、その地域にいる人の抱える課題や、その人の周りにある課題を認識しやすいのです。私がそれぞれの地方に赴いて、課題を解決するのはおこがましく、かつ困難なことであり、そうではなく、その地域で活躍できる人を育てていく。地方に希望の火を灯す可能性のある「人」に火を灯すのが私の役割ですし、地域社会との最適な関わり方だと考えています。

―地域課題を認識し解決できるのは、その地域に根ざした人だということですね、納得です!ここまで山下さんの話を聞いていると、失敗談が全く無い、順風満帆な起業人と感じました。

失敗はいっぱいしてます(笑)ペライチ創業期は、資金繰りが厳しい時代がありました。自分も貯金がなく起業し、会社の銀行口座も数十円になったことも、、、(笑)この頃は(私自身は大丈夫でしたが)メンバーを食わせてあげられなくなるリスクで、精神的にもヘルシーではなかったですね(笑)

しかし、前職時代から情熱を持って働いていたおかげか、応援してくださる方がたくさんいらっしゃって。私が「助けてください!」というと、様々な方々が助けてくれました。お金がないといえば仕事を発注してくださる方もいました。それこそ、起業した当初から、私たちのことを無償で助けてくれる人が100人はいたと思います。このような一人ひとりの力は小さくてもいいから、少しずつたくさんの方に協力していただく経営を「元気玉経営」と呼んでいます。

人気漫画のドラゴンボールの孫悟空の必殺技「元気玉」のように、たくさんの方から少しずつでもいいから力を分けてもらえれば、大きな力を発揮できることから「元気玉経営」と呼んでいます。あの頃の皆さんの助けがなかったら、今の私はありません。本当に感謝しています。

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創業初期の写真、仲間のおかげで今がある

これまで苦労や辛いこともありましたが、最終的には人の協力もあって、大きな失敗なくここまでくることができました。もし失敗したとしても「これは大きなチャンスだ!」「失敗じゃない!成功だ!」と奮起し情熱を燃やし続けるのも大事だと思います。

起業家を目指す若い世代にメッセージ

―なるほど、元気玉経営というのは面白いですね。起業し経営していく上で他に大事にしていることや信念はありますか?

起業していく上で信念を持つことは大事です。しかし私は起業というのは目的ではなく、ただの手段にしか過ぎないと認識しています。起業して会社を作るというのは、共感という旗のもとに人が集まる、そのための「箱」のようなもの。起業することは最終目標ではありませんからね。

起業し経営していく上で大事にしていることは、「自分自身の人生の軸を明確にすること」です。「あなたが生涯をかけて達成したいことは何か?」あなたの人生の軸を言語化してみてください。私の場合は「一人一人が無条件に幸せでいられる世界平和を実現すること」です。あなたの人生の軸さえ分かっていれば、人・仲間を巻き込み、旗をあげることができます。共感してくれた人と一緒に理想の実現に邁進しましょう!

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アツい気持ちを抱いて突き進もう

―山下さんの活動はどこまでも「ひと」そして「世界平和」がベースにあるのですね!そんなアツい山下さんから、次世代の起業家に託す想いやメッセージをお伺いします!

私が常々言っているのは、「死ぬ気で考え、死ぬ気で行動し、死ぬ気で楽しむ!さすれば自ずと道は開ける。」ということです。そして、「この人はイケてる!!かっこいい!!」と思う大人に会いにいくことですね。憧れの大人が一人いるだけで、人生はグッと面白くなります。人生一度きり。一期一会を大切に、突き抜けた生き方をしてほしいと思います。応援しています!

執筆者:戸谷豪志
協力 ローカルクリエイターラボ

農山漁村地域の起業に、チカラを「INACOME」

農山漁村が活力を取り戻し、持続可能な発展を実現するためには、何よりもまず、雇用と所得を生み出すことが重要です。農山漁村には魅力的な資源が豊富にあり、これを活用した多様な事業を起こすチャンスに溢れています。農林水産省では、豊富な資源とやる気溢れる人材、そして必要な資金を組み合わせ、農山漁村地域に新たなビジネスを生み出すことを目的として、Webプラットホーム『INACOME』を設置しました。

『INACOME』はこちらからスクリーンショット 2019-11-21 18.07.32

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