【千葉県銚子市で起業!】多くの人が集まるコミュニティのようなカフェを作りたい!

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東京から銚子市にUターンして「café A plus」というカフェを開業した坂尾卓磨さん。

新鮮な魚や野菜など食材の豊富な銚子ですが、地方ながらの悩みもそこにはあります。カフェを開くまでの経緯や、運営している中でのリアルについてお話頂きました。

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枠にとらわれずに生きていく

まずは今どんなことをされているのか教えて頂けますでしょうか

編集部

坂尾

銚子市で「café A plus」というカフェを開いて、3年半になります。ランチがあってコーヒーが飲めて、お菓子もあるといったところです。

いつ頃カフェを始めようと考えられたのでしょうか。

編集部

坂尾

元々高校を卒業するときから何か手に職をつけたいなと考えていて、製菓製パンの専門学校に通いました。1年で卒業した後はその学校で5年半ほど勤めたのですが、その時に自分でお店を持ちたいと考えるようになったんです。

どうして製菓製パンを学ぼうと考えられたのですか?

編集部

坂尾

普通の会社だと定年という縛りがあるじゃないですか。その枠の中で生きていくのは嫌だなと思った時に、食の分野で手に職をつけようと考えたのがきっかけです。またその中でも、料理というよりはお菓子などを作りたかったので、製菓製パンの学校に通うことになりました。

高校生の頃にそこまで考えて、しかも実際の行動にまで移せるってすごいですね。周囲の大人からは反対されなかったのですか?

編集部

坂尾

昔から自分で確かめないと気がすまないタイプだったんです(笑) 周りの人からも反対はありませんでしたね。自分でそう思うならそれでいいんじゃない?という感じです。

学校を卒業した後はどこかで修行をされたりしたのですか?

編集部

坂尾

その学校に勤めた後は3年ほど掛けて2つ別の仕事を経験し、吉祥寺にあるカフェで1年半修行をしました。

カフェにしようと思った理由はなんだったのでしょうか。

編集部

坂尾

カフェならコーヒーや料理、お菓子といったように色々できると思ったんです。

なるほど。ただ、何でもできるということは、同時になんでもやらないといけないということですよね(笑)

編集部

坂尾

そうなんですよ(笑) 縛りがなければないでけっこう大変ですね。 あらゆる事にアンテナを張って、研究していかないとなりません。

 

 

 

 

人口が少ない地方で開業したのは子供のため

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なぜ東京ではなく銚子で開業しようとされたのですか?

編集部

坂尾

実はお店を出すのはどこでも良かったんです。 ただ後に子供が生まれて育てるとなったときに田舎のほうが良いなと思い、妻と話し合った結果、私の育った銚子に戻ることになりました。

東京と比較して銚子で開業して良かったところはありますか?

編集部

坂尾

食材の質が良くて価格が安いところですね。 特に銚子だと海が近いので魚もいいですし、野菜なんかも非常に高品質です。 場合によっては貰えることもありますし(笑) でも逆に言うと地元の人達はみんな同じ時期に同じものを食べているので、強みとして生きてこないこともあります。

仕事をするなかで業界のアップデートをキャッチアップしていかないと行けないかと思います。そういった時に地域外の方と交流したり情報収集したりはされているのでしょうか。

編集部

坂尾

やはり情報収集は大事です。ただ同業の誰かと交流することはあまり行っていませんね。 大きな展示会があった時には東京まで足を運んで、新しい情報を入手しています。
また業者の方と仲良くすることが大切だと考えています。新しい素材などの紹介をしていただいたり、困った時に相談すると対応してくれたりするので、積極的に関わりを持つようにしています。

地方でお店をやると集客が難しいと思いますが、何か取り組まれていることはありますか?

編集部

坂尾

やはり集客に関しては、地方で店を持つ上での共通の課題ですね。東京だと人が多いので構えていれば人が入ることも多いとは思いますが、地方だと絶対数がそもそも少ないので... 取り組みとしてはFacebookで、新作の料理やデザートの情報を発信しています。 ただ、まだまだ口コミでのお客様が多いのが現状です。 したがって、一度来てくれたお客様が「また来よう」と思ってくれるようなクオリティのものを提供し続けるのが大事だと考えています。

このカフェくらいのスペースがあるとワークショップなんかもできそうですよね。そういったカフェ目当てでくる人以外の客層を巻き込むことはやっていたりしますか?

編集部

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坂尾

ちょうど今日このカフェでワークショップが開催されました。元々ワークショップをされていた方から、これまでのスペースが使えなくなったので使わせてもらえませんかとご相談いただいたのがきっかけです。 コミュニティの存在がそのまま銚子の活発化に繋がるはずなので、今後このカフェがそういったコミュニティの場になってくれたら良いなと思っています。

地方といえど仕事に妥協は禁物

事業をするにあたって大事にしていることはありますか?

編集部

坂尾

品質に妥協しないことですね。 ただ美味しいだけでなくカフェというカテゴリーの中でも、かなり美味しいというクオリティのものを作っています。 妻も同じ学校を卒業しているので、新作ができた時にはお互い確認しあって、お互いが納得した時点で商品化します。

今後の人生で何か野望みたいなものってあったりしますか?

編集部

坂尾

実際のところ今やっていることで現状いっぱいいっぱいです(笑) 差し当たっては維持することが目標ですね。 妻と二人きりで営業しているので、できないことには手を出さずに地盤固めに集中しています。 例えばFacebookで予約管理を簡単にできるのですが、2人だと管理しきれないので、今は手を出していません。 無理なことはせず、確実なことを少しずつ積み重ねていっています。

ゆくゆくは店舗を複数構えようといったことは考えていますか?

編集部

坂尾

会社だと様々な役職があって、それぞれに役割があります。でも私は元々自分で全ての仕事をやりたいと思ってお店を持つことにしたので、複数店舗を持つことは考えていないです。

最後に、これから地方で起業を考えている方に向けてアドバイスを頂けますでしょうか。

編集部

坂尾

のんびり過ごすのではなく、ちゃんとビジネスをやることです。
起業する事自体は地方だと簡単にできます。そのために失敗しても傷が浅いという意味では都内でやるより良いのかもしれません。 しかし、だからこそ安易な気持ちで起業してしまうと長く続けることはできないでしょう。
あと特に起業してすぐの時期は詐欺まがいの話が結構くるので、しっかりと見極めないといけません。 これに関しても「本当に必要なのか」、しっかり収支などビジネスを考えて判断することが肝要です。

都会ならまだしも、地域でそういった話があるということに驚きました。 地域だと開業コストも低くのんびり仕事ができると考えられがちですが、しっかりとキャッシュフローを考える必要があるということが分かりました。 本日はありがとうございました。

 

編集部

 

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インタビュイー・対談参加者

鈴木彰

鈴木彰

大阪にある創業明治25年の老舗に長男として生まれる。 明治大学商学部を卒業後、商社にて営業・プロジェクトマネージャーとして実務を経験。 日本の一ブランドである老舗企業が減少していく現状を知り、それを食い止めるため起業に至る。