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環境を変えないとスタートを切れなかった〜地方で作品を作るメリットとは〜

ポイント
  1. 神山町との出会い
  2. 人とのつながりで仕事をする

目次 [非表示]

神山町との出会い

ー「まずは神山町へ来た経緯やきっかけを教えてください。」

川口「生まれは静岡で、東京で十数年、CM映像制作会社でプロジェクトマネージャー、ディレクターをしていましたが、いまの働き方でよいのか、今後のことを考え、一度会社を離れました。

自分で撮ったり、形を作りたいという思いがあったので、会社をやめてどうしようかなと思った時に、東京仕事百科という求人サイトで紹介されていた「神山塾」という地域の人達と協力して町おこしする半年間の地域活性プログラムに目がとまりました。ガラっと環境を変えないと変わらないと思い、神山町へ来ました。

ー「それに参加してみて、どういったものを得ましたか。」

川口「集まっている人たちが同じような悩みを抱えていて、そういった仲間を得ました。徳島県の県民性からか、見ず知らずの人にも非常に良くしてくれたので、生活はしやすかったです。ですが、私は今ここ神山町に住んで4年立ちますけどまだ知らないところがたくさんあります。」

ー「半年間過ごした後、そのまますぐに移住したのですか。」

川口「そうですね、移住しました。経緯としては、2012年4月~10月までがその取り組みだったんですけど、その期間に今まで僕が培ってきた技術でどう食っていくか考えました。ですが、結局映像しか無いなということが分かり、その映像で生業を作っていこうと思いました。

地方ですぐに仕事が入ってくるわけではないので、どうしようかという不安はありました。でも実は、この町にすでに個人で映像制作を生業としている人が居たんです。神山塾に入ってすぐその人の下で手伝うようになり、どうやって地方で食べていくかを間近で見ていました。塾が終わった後も、2年間その人の下で働いていました。」

ー「そこで一旦ビジネスのやり方を見せてもらったですね。」

川口「そうですね。社員ではなく、フリーランス契約でお仕事を頂いていました。そして、もとから自分でやってみたいと言う気持ちはあったので、その人の元を卒業し、2015年6月に開業しました。」

人とのつながりで仕事をする

ー「川口さんの事業について教えてください。」

川口「映像製作について仕事をしており、企画から映像撮影、編集を行っています。企画から完成まで基本的には僕が全てやって、妻がスケジュール管理や撮影のアシスタント、編集のサポート役を担っており、二人体制で行っています徳島県内の依頼が中心ですが、県外からお声かけいただく機会も増えてきました。全国どこでも請け負うという姿勢でいます

今は県内のお客さんが多いですから、神山を拠点にしてやっています。色々作品を作って発信するようになり、ネットや展示会で映像を見てくれた方が、遠くは地元でもある静岡から問い合わせをしてきてくれます。それはとても嬉しいことでしたね。」

ー「神山町で事業を行うメリットはなんですか。」

川口「「今は、様々な繋がりでのご依頼や、映像を見て依頼してくださる状況になりつつあります。東京や都市部でも映像制作者は沢山いると思いますが、わざわざ徳島の山奥に暮らす僕たちに仕事を依頼してもらえているので、すごく嬉しいですね。

同じレベルの仕事ができる人が居たとして、何故ここに居てここで仕事しているのだろうと興味を持ってもらえる。生き方も含めて興味を持ち、わざわざ依頼してくださるので、期待に応えたいという気持ちが強くなります。そういった意味でも、思い入れが深くなる、というメリットがあります。あと、徳島で映像を作っている人は少ないので、知り合いを通して仕事を頂けています。人とのつながりが強いので、それを通してお仕事を頂けるというメリットもあるかと思います。」

ー「起業後、うまくスタートが切れましたか。」

川口「最初は本当に0でしたが、知り合いから紹介された仕事をこなしていく内に、次もよろしくおねがいします、また次よろしくお願いしますとお声がかかり、数珠つなぎの感じで仕事をいただけた状況でした。そのような意味では、上手く行きました。」

ー「事業では、どのようなことを目標としていますか。」

川口「今後は、共に映像を制作できるカメラマンさんや、技術さんともっと出会っていき、共に映像制作ができればと思っています。」

ー「一緒に働く人が必要になった時、外から探すのですか、地元で探すのでしょうか。」

川口「それは特に問わず、出会い次第です。しかし今は、知り合いにカメラマンさんとかが居て、本当に困ったときにはその人達に助けてもらっています。そういう人を介して、照明さんや音声さんなどと出会え、必要に応じてお声かけさせてもらっています。雇うというよりプロジェクトごとでお願いをしている感じですね。」

仕事への思い

ー「神山のような過疎地で事業が成立できているのはなぜでしょうか。ネット環境に依るものなのでしょうか。」

 

こちらも合わせてお読みください
「豊かに暮らせる「優れた素材」、地方でこそ掘り起こせる(地方創生会議リポート①)」

プロフィール

氏名:川口泰吾
職業:川口映像事務所 所長
1977年静岡県沼津市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業後、映像制作会社に入社。 CMVPのプロダクションマネージャーとしてキャリアスタート。 2006年、株式会社ピラミッドフィルム入社。CMWEB、グラフィック等、多岐に渡る制作業務を担当。2008年、株式会社インサイトコミュニケーションズ入社。 映像ディレクターとして映像制作業務に携わるかたわら、 コピーライティングや企画プランニング、デザイン制作業務をおこなう。2012年、徳島県神山町に移住。長岡活動寫眞に参加。 映像編集を主業務に、DSLR撮影・編集、制作進行業務を担当。 20156月、パートナーの鑑子と共に川口映像事務所設立。 個人、中小企業、公共団体を中心とした2K/4K映像制作業務全般を行っている。

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著者プロフィール

川口泰吾

川口泰吾

氏名:川口泰吾 職業:川口映像事務所 所長 1977年静岡県沼津市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業後、映像制作会社に入社。 CM・VPのプロダクションマネージャーとしてキャリアスタート。 2006年、株式会社ピラミッドフィルム入社。CM、WEB、グラフィック等、多岐に渡る制作業務を担当。2008年、株式会社インサイトコミュニケーションズ入社。 映像ディレクターとして映像制作業務に携わるかたわら、 コピーライティングや企画プランニング、デザイン制作業務をおこなう。2012年、徳島県神山町に移住。長岡活動寫眞に参加。 映像編集を主業務に、DSLR撮影・編集、制作進行業務を担当。 2015年6月、パートナーの鑑子と共に川口映像事務所設立。 個人、中小企業、公共団体を中心とした2K/4K映像制作業務全般を行っている。