圧倒的な強みを持つまでは無駄な自分探しをせず弱みを見ない - スモール＆ローカルビジネス社長に知恵を/スモーカルビジネス大学

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1位以外は全てビリ

経営の神様と言われているドラッガー氏が、

「報酬は貢献に対して与えられるべきである。単なる努力は称賛の的に過ぎない。」

ということを言っています。
働いている人にとっては結果が全てです。
プロと言われる人は一番こだわっている部分であり、なぜ成果を他の人より出せるかはこの感覚を持っているからです。

貢献をしていくからお金がもらえるのであり、この感覚はリーダーであれば当たり前に持っているのですが、働き始めた人などは、プロセスや時間に対してお金をもらっているという感覚を持ってしまっています。

やはり成果を出す人というのは成果、貢献に対してお金をもらっているという感覚があります。努力やプロセスは称賛の的に過ぎないというこの感覚を皆さんにはしっかりと持ってほしいと思っています。

サラリーマンとビジネスマンの違い

「サラリーマンは会社に仕事をしに行く人」
「ビジネスマンは会社に結果を出しに行く人」
1位以外は全てビリということから、常に結果を出し、自分に求められていることは結果を出すビジネスマンになることだということを分かっていただきたいです。

圧倒的な強みを持つまで弱みは見ない

成果を出す人であればあるほど、自分の強い部分に関して研ぎ澄ませ続けています。他の人にはない圧倒的な強みがあります。

1人の人が全ての事を完璧にできるということはない訳で、成果が出るまでを見ると、他の人と比べて1つの強いところがあり、これが成果に繋がっています。

成果を出そうと思った時に、漠然と何でも出来る状態を作ろうとするのではなく、一点突破で自分の圧倒的な強いと言える部分を手に入れることに神経を研ぎ澄ませるべきです。
強みが出来るまで弱みを見る必要はありません。
圧倒的な強みがなく他の人と比較して足りないところを強くしていこうとすると、平均的な人になってしまい、見どころのない人になってしまいますので、1つのことが圧倒的に出来るようになってから他の弱い部分を補完していくというような捉え方をしてほしいのです。

他人と比較をして自分の不足部分を見るやり方では平均的な発想になってしまいますが、自分のどの部分が圧倒的に強いのか、強くしていきたいのかという目線の方が重要です。

どこであれば他の人と並んだ時に圧倒的に抜き出た成果を出すことができるのかを考えることがとても大切です。

無駄な自分探しをしない

成果が出ない人ほど自分探しをしている人が多くいます。働いている時間が長くなるほど働く意味や会社にいる意義、プロジェクトをやる理由などが不鮮明になり、目指している自分の像と日々やっていることのリンク付けがうまく出来ていないと、初心というものは分からなくなってしまいます。

こうなると自分探しが始まってしまい、不健全な状態に陥りパフォーマンスも下がります。キャリアが長くなったりマンネリ化した時ほど自分を見失っていることがありますので、そういう時こそしっかりと初心を振り返ることが大切です。

自分の目指している像を思い返すなど、少し目線を上げた形での振り返りや、良くも悪くも何も知らなかった時に、どういう感情でどういう価値観を大切にしていたのかということを振り返るというのも大切なのです。

自分の軸が無い人は、過去に遡って自分探しをしてしまうと、そもそもの軸が無いため泥沼にはまってしまい、意味の無い時間を過ごしてしまいます。
そういう人は未来を見てもらい、
「ここからこうしたい」

というように過去をベースとせず、数年後にこうなりたいといった中期の在り方でイメージし、今にコミットすることが大切です。
なぜ自分探しというものが始まってしまうのか、それは明確な目標やビジョンが無く、現在の仕事とリンクしておらず、迷いや疑いが生じてしまうからです。
なので、目線を上げて振り返ることが重要です。