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成果を出す人ほどWHYにこだわる

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今の時代は人類が直面したことのないくらい構造が一気に変わるジェットコースターのような時代です。VUCAの時代と言われています。「Volatility(激動)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(不透明性)」の頭文字をつなげた言葉です。

これまでの当たり前や、前提、常識がちょっとした時間で変わり全く使い物にならなくなります。このような時代にあって、WHATに注目をしていてはいけません。WHATというのは手段や結果に過ぎないからです。

たとえば、世界を旅しているときにアルゼンチンで、現地のNPOの人にちょっとみてほしい光景があると言われ、旅行者は誰も行かないような山奥にあなたは行ったとします。
そこでは子供たちが靴を履いていませんでした。この地域では靴をはいていないと学校に行けないという決まりになっていました。結果として学校に行けない子供がたくさんいました。日本では考えられないことです。日本では靴がとんでもなく余っているのにな。。。と思うわけです。(そもそも日本では靴がめちゃめちゃ余っているので、このような状況で靴の重要性を感じたことなんてありません。)問題解決する方法は余っている靴を上げたらよいなと思うわけです。日本では無駄になっている靴が山のようにあるわけなので。

実際にこの状況に直面をして起業をしたアメリカ人がいます。
この人はこの問題を解決するために、靴をオンラインで販売しはじめます。
販売する靴はイケてる靴なのは言うまでもありませんが、他と決定的に違うことがあって、それは、1足靴が売れると1足アルゼンチンの子供に靴を届けるというビジネスモデルにしたということです。

この話の中でのWHATは靴を取り扱っているということ靴屋をはじめたということです。
このWHATにさほどの意味はありません。なぜならもっと重要なことがありますよね。
それはアルゼンチンの子供を学校に行けるようにすることです。これが目的になります。つまり何故やっているのか=WHYになるわけです。

一番重要なことは当たり前ですが、目的です=WHYです。
そのWHYを実現するためにどうやってやるのか=HOWは出てきます。
どのようにやるのかの結果や実際に形になったものがWHATということです。
つまり、WHATというのは目的を達成するためのただの手段にしかないということです。
手段は目的ではないので、手段に固執をしては絶対にいけません。手段は状況とともに変わっていくものです。

手段をそのときどき最適なものに変えることができるかということは成果を出すにあたってとても重要なことです。最初に一番よいと思った手段で試すものの、うまくいかないことがたくさんあります。そこでPDCAサイクルの出番となるわけです。累積回転数がとにかく重要だったわけです。

起業志望者に聞かれるおススメの業界を教えてくださいの失敗

起業を考えている人からの質問でよくいただくものに何の業界や何の事業で起業をするのがよいですか?というものがあります。もちろん聞きたい気持ちはわかりますし、一般論マーケットとしてどこが伸びるのか、どこの問題が全然解決されていないのか、単純に僕がどのように考えているのかを知りたいということなんだと思いますが、何をするかということは全ては何故である目的に繋がっています。

目的と手段の一致があることがとても良い状態ですし、目的がなく何だけを選んでも意味がありません。結局は続きませんし、薄っぺらいものになってしまいます。
続くのはやはりやるべき動機や想いが強いかどうかということがあります。
先ほどのアルゼンチンの子供話でいえば、その光景を見てしまって、自分がやらないで後は誰がやるのか、きっと誰もいないのではと大変強い当事者意識を持ったわけです。

何の仕事をしたいのかというのも、職業で選ぶと本質を見誤ってしまいます。
またこの時代にあって手段というのは本当にどんどん変わっていきます。つまりWHATに固執してしまうと時代に取り残されてしまうということです。

日本で一番大きく、儲かっているTOYOTAですら、自動車をつくって売る会社というWHATから、モビリティーカンパニーになると大きくWHATを変えたわけです。これは時代の変化によってマーケットの中で自動車自体に昔ほどの重きがなくなったことを意味します。

これを個人に置き換えて是非考えてみてください。
WHATに固執する発想、WHATから考える発想というのは絶対にやめなくてはいけません。WHATはたくさんある目的達成の1つの手段・解決策にすぎません。WHATから入ってしまうと、視野狭窄、自ら出口の制限を決めてしまうことになってしまいます。

常に目的思考であるべきです。
徹底的に目的を考えて、目的からの逆算ができなくてはいけません。

これもTOYOTAで有名になりましたが、WHYを5回繰り返すと真理にたどり着くというものです。

「何故そうなのか?」
「本当にそうなのか?ということを繰り返しいくわけです。
本当にそうなのか、本当にそれでよいのか、もっとよいやり方があるのではないか
WHYを繰り返すことを癖にしましょう。どんどん目的思考になっていきます。
どんどん目的からアイデアが生まれるようになっていきます。

常に何のためにやっていたのかという目的を問い、目的を強くすることをしていきましょう。目的が強いと行動が間違いなく強くなります。みるべきは、やっていること、見えていることでなく、その背後にある目的です。


ただ、ここでもタイミングによってバランスをとることが求められます。

情熱は経験から育つという話

目的の大切さはわかるのですが、そんな難しいことや、目的が明確で何故やるべきなのかということをそんな崇高に考えることは全然できません、なかなか当時者意識がわきません、あれもこれも気になってしまいます、どうしたらいいですか?ということも逆説的に良く聞かれます。

確かに僕も今ではこんな偉そうに、偉そうなことを書いていますが、自分のやるべきことややりたいことを決めることができないでいつも迷っていたというのが実際です。
その根本的な理由というのは、自分のやりたいこと=人生のミッションのようなものが全くわかっていなかったためです。今でもそういうことだってもちろんあります。これは間違いなく現実的によくある話で、とても重要なポイントです。

自分の使命ややるべきことというのは、
経験がたくさんある場合とそうでない場合でクリアさや対象が変わっていきます。
変わっていくというのは、そもそもAからBに変わることもそうですし、Aがよりどんどんクリアになったり明確になるということも含めてです。

当たり前ですが、1つの仕事しかしたことがない場合と、10個の仕事をしたことのある場合では自分の好きなことや嫌いなことはよりクリアにわかるようになります。

つまりWHYというのは、現実的なWHATの経験から育っていくということが言われています。

WHYは間違いなく最大に大切にしなければいけません。
ただWHYの性質として経験から育つものだということも合わせて覚えておいてください。

自分のWHYがわからないというときにWHYにこだわりすぎると、自分の興味や使命がわからないことから、動きが遅くなったり、動きが取れなくなってしまうということがあります。そのためここでもバランスがとても大切になります。

WHYを最大に大切にしつつWHATを考えるものの、はじめたWHAT、絶対にやらなくてはいけないWHATであれば同じ時間を使うのであれば常に全力でやるということを通じて、やっている中で、色々な気づき(好きや嫌い)、問題意識を大切にするべきです。好きなら好きでよいですし、嫌いな場合には、何が嫌いなのかということを学ぶことで、次の選択に生かせばよいわけです。WHYをWHATという経験を積み上げていく中でクリアにしていくということをやっていると理解をするとよいです。

「スタンフォード大学、夢をかなえる集中講義」という本の中でこのように紹介されています。

「情熱を傾けられるものを見つけようと、内へ内へとこもる人たちによく出会いますが、彼らには見落としていることがあります。行動してはじめて情熱が生まれるのであって、情熱があるから行動するわけではないということです。情熱ははじめからあるものでなく、経験から育っていくものです。」

WHYを話せないと人を動かせない

 

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