スナックを開業するには?特別な人脈・経歴などは必要なの?

ポイント
  1. 水商売の経験がない人でも経営センスがあれば開業できる
  2. 成功するために常連客を作る
  3. 人との繋がりを大事にする

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スナックの開業は、ほとんどの人が同じような業界での経験がある人だと思う人がほとんどだと思います。業界の人でも経験のない人でも驚くかもしれませんが、実はスナックの開業は、水商売が未経験という人でも挑戦できる事業なのです。というのも、ホステスとして働いているとき、どこのお店に在籍しても必ずナンバーワンホステスだったことと、スナックを運営していく経営能力があるというのは必要とされる資質が別のものだからです。接客のプロであることは変わりないですが、「今あなたがいるスナックはこうやって経営していくとうまく回っていくんだよ」といった経営スキルをホステスに指導するところはないでしょう。経営スキルをホステスに指導したとしても、実際の接客の場面で経営スキルを発揮することはありませんからね。そんなことを教えるならよりお客様に喜んでもらえる接客方法を研究させたほうが効率がいいと経営者であれば思うのではないでしょうか。

だからこそ、ホステスなど水商売の経験がなければ、スナックの開業ができないということはないわけです。水商売ということで、どうしても特殊なスキルやノウハウが必要かと思うのかもしれませんが、スナックの開業も他の事業と同じように、経営的センスがあるかどうかが重要なことは変わりがありません。ただし、どのような空間を作るべきかなどお店のコンセプトをはっきりさせるためにも、経験がないという人は経営がうまくいっていそうなお店に行って、勉強したりすることが必要です。実際にその環境に足を運ぶことで、本やネットでは得ることのできない情報も収集することができるでしょう。経営者目線でしか見ていなかったことが、お客様目線で見ることで全く異なって感じることもあるはずです。

スナックで成功するためには?

お店の経営で最も重要なのは言うまでもありませんが、リピーター(常連客)を作ることです。スナックのほとんどが、来店客は常連客です。つまり、スナックを経営するためには、ママ/マスターが心がけなくてはならないのは、お客様に満足していただき、常連客を増やすことになります。

お客様に満足感を持っていただいて常連となっていただくために必要な心構えや対策を以下に紹介していきます。

 コンセプトの設定

どのような事業もコンセプトが定まっていないと成功はできません。スナック開業も同じです。まずは、お店の基本コンセプトを決めます。
具体的には、ターゲットとなるお客様の層はどんな人たちなのか(どんな人たちにしたいか)を踏まえ、メニュー・料金を考えます。コンセプトに合わせてサービスを提供することがお客様に居心地の良い空間として、認識してもらうためには重要になってきます。

 常連客づくり

次に常連客をどのように作っていくかです。
初来店された方は、将来の常連客になる可能性がある人たちです。この人たちに初回で気に入ってもらえることが重要です。常連客も大事にしなくてはなりませんが、初めて来店されたお客様を大事にするよう仕組みづくりを行いましょう。初めてのお客様を大切にしていかなければいつまでたっても常連客の数は変化していきません。スナックにおいて、常連客を増やすことは、売上・利益の安定に繋がります。

資金繰り

経営者にとって、お金は経営を継続するために常に手元に残しておかなくてはなりません。当たり前ですが、お金が不足してしまえば、どんなに常連客の方が惜しんでくれても、お店を継続することは難しくなってしまいます。具体的にやらなくてはならないのは、お金が不足しないように、日々の入出金をチェックし、資金繰り管理を徹底して行うことです。1円でも大事に扱えるというのが、経営者として成功できる可能性の高い人だと言えます。

人脈を大切に!

スナックの経営は、最初は大きな人脈を持たずともスタートできるでしょう。ただし、経営を続けていくためには、人脈を大切に育てていくことが必要です。絶対に、義理を欠くようなことはしてはいけません。約束は必ず守り、誠意ある態度をとりましょう。一つ一つの約束をきちんと守っていくことが、将来の強い信頼関係を生み出し、思いがけない客層を掴むことになるのです。

スナックと似ている業種としては居酒屋がありますが、居酒屋を開業して生き残る繁盛の秘訣もスナックを経営していく中でも参考になることはあるのではないでしょうか。

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