1円起業をはじめ超少額の起業について実態をまとめてみた
- 超少額でも起業できる
- 少額の中でも起業する中でのメリットデメリット
- 軽い気持ちでやってはいけないのは忘れてはいけない
お金をかけてリスクを負う。その方が大きいことが出来るしリスクがあった方が人は行動出来るともいいます。しかし、それでもノーリスクだからこそ得られるメリットの方が大きいです。1円、1万円で始める起業の良いところをまとめてみました。
○経済的なニュアンスで今すぐ始められる
起業したいと思っても臆病になって準備期間が長くなりがちです。そして熱が冷めてしまうことも多いですが1万円起業なら今からでも始めることが出来ます。まずはスタートラインに立てるというところがなによりの利点です。起業しなければわからないことは間違いなく存在していますから、実際にビジネスの場面に身を置くことができる経験はものすごく貴重なことと言えるでしょう。
あくまでもこれは経済的な意味においてです。しかしビジネスなので、売上が出るかどうかは、あなたがこれまで培ってきた経験や事業アイデア、持っているリソースによって大きく影響を受けます。そのため今すぐというニュアンスはビジネス次第ではコストが昔ほどはかからないという意味であり、簡単に事業が成功するという意味では全くないので気を付けてください。
○会社を辞めなくても良い
自分で起業をすると言えば一世一代の大勝負というイメージです。会社を辞めることで後戻りが出来なくなります。同時に、失敗した時の再就職への不安も高まります。しかし会社を辞めなくても1万円起業なら出来ます。片手間から始められるのは他にないメリットです。副業の流れというのは国が進めるほど大きな動きになってきています。副業に関しては法理的な整備も含め、また会社の就業規則の問題なども出てくるのでしっかりと確認してからやりましょう。副業に関して一層知りたい人は、助っ人の副業特集もお読みください。
○楽しみながらすることができる
自分のペースで始められるのも1万円起業のメリットです。リスクがあるからお金のためにやりたくないことをしなければならなかったり、本当にやりたいことより儲かりそうな方を選ぶというような迷走をしなくて済みます。
どうせ起業するなら楽しくやりがいを持てる仕事がしたいですから。好きな事や楽しいことは仕事にするなという方もおられるようですが、好きな事や楽しいことを仕事にしたほうがいいに決まっています。毎日ストレスを溜める仕事の方が素晴らしいという旧時代の遺物のような考えに染まる必要はないでしょう。もちろん会社を設立したものの、売上が上がってこなければストレスになることもあり、人によっては全く楽しくないということもあります。
情報も人もすべてがグローバル化した現在では、アイデア一つで仕事ができます。製造業であっても自身で生産設備を持たず、十分にやっていくことは可能です。代表的な例としてアップル(iPhone)とレッドブル(レッドブル・エナジードリンク)が挙げられるでしょう。
アップルは設計だけを行って製造は外部の企業に依頼しています。日本企業もアップル製品の部品を製造している企業もありますから、よくご存じのことでしょう。レッドブルも本社のあるオーストリアにも全く自社の工場は持っていません。レッドブルはアップル以上にマーケティングという1つの分野に鋭利的なまでに特化した企業と言えます。
レッドブルはとにかくメディアをうまく利用するために人目につくスポーツイベントのメインスポンサーや自らイベントの主催者になったりすることで、企業のイメージを若々しいとスポーティーであるという人々が憧れるイメージを持たせることに成功しています。
アイデアさえあれば、OEMなど海外の会社を巻き込んで製造することができます。そのため、会社設立に強い意欲やアイデアを持ちながら、当初の開業資金に悩んでいる方々に、チャンスを与えることは大きな目的の一つでした。そのようにして、ハードルを低くして、創業・起業を後押しするのが狙いでした。
確かに資本金1円でも会社は設立できます。また、起業コストも確かに相当に安くなってきています。つまり、会社を作ることにフォーカスした場合は問題ありません。しかし、少ない資本金、つまり元手となる資金がなければ事業の運営が困難です。また、なによりも信用性に欠けます。それなりの企業であれば、新規取引先の資本金は◯◯◯万円以上でなければならないという社内規則もあります。
さらに資本金1円では銀行口座もろくに作ることができません。ましてや融資は、総合的な判断でなされますから、資本金1円でも不可能ではないですが、査定ではマイナスにしかなりません。
融資を受ける際には、資本金というよりも純資産の部、これは資本金、資本準備金、利益剰余金を加えたものでなされますが、創業融資の時にはほとんど資本金ですのでなるべく厚くしておくにこしたことはありません。
このような意味で、目的が限定されている場合をのぞいて、1円起業は、話題性以外には実用性がないといえます。実際に起業して事業を行う場合には金融機関とのお付き合いからも信頼を得られる程度の資本金を準備して臨むようにしましょう。ただ一度会社をつくってみたいと言う方は資本金1円で設立しても構いませんが、株式会社を設立するには登録免許税を最低でも15万円は支払わないといいけませんので、遊びで設立するにはお金がかかりすぎるとは思います。
また、最初は気軽な気持ちではじめたものの、全くうまくいかないととてもストレスになっていくでしょう。取引先などはもちろんビジネスでやっているわけなので、商品・サービスを販売するということは法的な責任なども出てきます。さらに、会社設立をすると1年に1回決算をしたりといったことも発生します。
1円、1万円起業を起業コストが安くなったというポジティブな意味でとらえているのであればOKなのですが、起業して成功することが簡単なんだというような、軽いニュアンスでとらえることは絶対にしてはいけません。起業というのは、本当に成功確率の低いことなのです。
起業の失敗についての特集もよければお読みください。
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