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スタートアップに特化した人材サービス!「Justa」Sales Associate森氏インタビュー

ポイント
  1. スタートアップのコミュニティーをつくるために
  2. 人材の流れを変えたい
  3. スタートアップの採用にはノウハウが必要
  4. オープンな情報公開が採用にカギに

目次 [非表示]

スタートアップのコミュニティーをつくるために

― まずは、経歴から教えてください。

鹿児島県の徳之島で生まれ、高校までは鹿児島市内で過ごしました。大学は早稲田大学へ入学。英語英文や教育などに携わりました。大学を卒業すると、新卒で楽天株式会社に入社。楽天市場事業のセールスを担当しました。1年半ほど勤めたのち、大企業ではなく、中規模の会社でスピード感のある仕事に携わりたいと思い、転職して価格ドットコム社に入社しました。その後、英語を活かした仕事をするために、2016年に現在の会社に入社しています。

「Justa」自体は3年ほど前に立ち上がったプロジェクトです。ですので、私は入社したときにはすでにありました。事業内容としては、スタートアップ企業に対して人材をご提供するというものです。本体のWahl & Case株式会社が主にヘッドハンティングを行っているのに対し、Justaは価格を抑えつつ、スタートアップのコミュニティーをつくるという観点から立ち上がっています。登録者の6割ほどは海外の方となります。


― 紹介先企業や人材はどのように開拓されているのですか?

企業の開拓は主にイベントを開催して行っています。たとえばティンダーやスラッシュ東京などとともに、タイアップという形でイベントを開催することによって、認知度を高めています。もちろん、そのような場にはベンチャーやスタートアップに興味がある人材がたくさん集まります。

ですので、そこで弊社をどのように活用いただけるのかを周知し、登録してもらいつつ、コミュニティーを形成しています。とくに弊社は、海外人材に強みをもっており、その分野であれば検索でも上位表示されています。SEO対策に資金を使うことなく、自然に優位性を保つことができているのです。サイトの立ち上げも早かったですから。

人材の流れを変えたい

― Justaではなぜ、スタートアップに特化されているのでしょうか?

Wahl & Case株式会社

Justa


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そもそも日本でこのような活動をすることに意味があります。とくに日本の優秀な学生は、安定を求めて大きな企業に就職する傾向があります。そして、優秀な人材ほど転職しません。そのような流れを変えたいと考えています。加えて、日本でもスタートアップとして起業する人が少しずつ増えてきているので、より多くの方に関心をもってもらうために、スタートアップに特化して活動しています。やはり、知ってもらいたいというのが大きいですね。

また、優秀な人材が大手企業ばかりに流れてしまうと、結果的に、ベンチャー企業やスタートアップに人材がいきません。それでは事業もうまくいきづらいですよね。そこで、海外の人材を採用してもらえればと思い、活動しています。


― 実際の採用状況についてはいかがでしょうか?

現状、おかげさまでコンスタントに採用が決まっています。弊社の方で提案させていただいたり、場合によっては地ならしさせていただいたりすることで、海外の方でもスムーズに入社していただいております。ここ数年、数字としては確実に増えていると思います。その背景には、スタートアップが増えているというのもそうですが、海外企業が日本に進出しているということもあります。つまり、海外企業が日本に進出するにあたり、カントリーマネージャーを探しているのですね。そのような場合に、弊社が仲立ちとなって人材を紹介するということも少なくありません。

スタートアップの採用にはノウハウが必要

― 日本のベンチャー企業やスタートアップから話を伺うことも多いかと思いますが、現状、どのような悩みを抱えていると思いますか?

やはり、日本人を採用したくても、なかなかこちらを向いてくれないというのが実情のようです。優秀な人材ほど安定した大手企業に流れてしまう傾向にありますし。ブランディングがうまくいかなければ、なかなか採用できません。また、実際に採用しようとしても、そのノウハウがないために躊躇している企業も多いように感じます。とくに海外の人材を採用するとなると、どうやって見つければいいのかが分からない。その点、弊社がサポートしています。


― 御社に依頼した場合、どのようなサポートを期待できるのでしょうか?

採用をスタートする段階から、実際に採用するまで、幅広くサポートしております。たとえば採用時には、より効果的なPRをするために、弊社のサイトで掲載することで認知度を高めていただけます。とくに弊社のサイトであれば、スタートアップ企業しか掲載されていないので、応募者にとっても話が早いというメリットがあります。あとはポジションの問題ですね。その点に関しては、一人一人、丁寧にマッチングしています。ただし、今は人材を取り合うぐらいの売り手市場なので、スピード感も大切にしています。とくに優秀な人材というのは、他社との取り合いになることが多く、なるべく素早い意思決定をするようお願いしています。


― 企業側としては、優秀な人材を採用するために心がけておきたいことはありますか?

条件や待遇で大手企業と勝負するのは得策ではないと思います。そうではなく、企業理念やミッションをいかにビジョナリーなかたちで伝えられるかが大事なのではないでしょうか。とくにこれからは、給料や待遇ではなく、やりがいのある仕事や会社のビジョンに共感するということが、就職先を選ぶ基準として大きくなる可能性があります。ある意味では、魅力的な未来を示すことが大事だと思います。あとは細かい部分になりますが、固定給を多く提示できないのであれば、ストックオプションをつけるなどの工夫はできます。優秀な人材がスタートアップに転職するとなると、給料は下がるはずなので、そのための配慮は必要です。

オープンな情報公開が採用にカギに

― ここ数年、スタートアップ界隈で盛り上がりをみせている分野などはありますか?

ビットコインをはじめとする、いわゆるフィンテックが盛り上がっていますね。とくに日本の法改正にともない、今後、より参入しやすくなる可能性もありますし。スタートアップ企業は、その隙間を狙っているように感じます。法改正という部分で言えば、電気やガスの自由化に関しても、参入する企業が増えています。たとえば、料金を比較できるサービスを展開するなど、海外ですでに行われてきたビジネスを日本で行っている企業もあります。


― 最後に、今後の目標について教えてください。

より多くのスタートアップの方に知っていただき、積極的に活用していただければと思います。また、人材側も同様で、スタートアップで働くということにたいして、意識を変えられるような活動をできればと考えています。とくにスタートアップ企業に関しては、海外の方をはじめとする人材に対して、オープンな情報提供をお願いしていくつもりです。そうすることで、多様な人材を獲得できるようになり、ビジネスの幅も広がるはずです。その点、オープンな場でのイベントはPRの場として最適です。英語オンリーでプレゼンしなければならないようなものもありますが、海外の方にアピールするにはうってつけではないでしょうか。あとはその場でいかに、魅力的なストーリーを語っていただけるかですね。弊社では、これからもさらに日本のスタートアップコミュニティーを広めてまいります。ぜひ、みなさんと一緒に仕事をさせていただけたら嬉しいですね。

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著者プロフィール

森拓馬

森拓馬

JUSTA  Leader。早稲田大学卒業。大学では英文を学ぶ。2014年、新卒で楽天株式会社に入社。楽天市場事業のセールスを担当。その後、価格ドットコムを経てJUSTAへ。