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【山口県で起業!】創業支援カフェ地元のスタートアップ企業を応援したい!

目次 [非表示]

地域で活躍する多様な起業家を特集するこの企画。

今回は山口県下関市で創業支援カフェKARASTA.を運営されている、北尾洋二さんに取材させていただきました。はたらくを考える創業支援カフェということで、働くことについてや起業の背景など伺ってきました。

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仕事が安定しないと人生が安定しない。だから働くを考える

ー創業支援カフェKARASTA. ではどういったことが行われているのですか?

北尾)創業に関する相談に乗ったり、学生と社会人など、世代を繋ぐようなイベントを企画して実施したりもしています。他にも地元の商店街と連携して、地域を活性化させるイベントを行なっていますね。外国人観光客を対象にした情報発信や、観光対策における企画、イベントも手掛けています。

我々が全て主催しているわけではなく、地域の人からの持ち込みや学生のアイデアを実現させる場として、多種多様に使っています。実際に、この2年半で幼稚園や居酒屋、アプリ開発まで20以上のものがKARASTA.から生まれているんですよ。

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ーKARASTA.は「はたらくを考える創業支援カフェ」ですが、やはり働くことが軸になっているイベントが多いのですか?

働くということは、人々にとって切っても切れないことだと思うんです。観光対策も一見繋がらないように聞こえるかもしれませんが、最終的には人が働くことにつながりますよね。働くことについてはいろんな考えがありますが、私は人生を形取る手段で人生の背骨のようなものだと思っています。

人生が安定して、仕事が安定することはないですよね。仕事が安定しないと人生が安定しないように、働くということは全てのキーワードになっていると思います。仕事がしっかりしていないとボランティアだってできないじゃないですか。

だからと言って正社員だけが正解ではないし、多種多様な働き方の中で自己実現ややりたいことを叶えていきたいですよね。逆に正社員だとできないこともあるし、様々な選択肢を考えて形取って、またそれを実行していくものだと思います。人生は死ぬまで働くを考えていくものなんですよ。

幼き頃からの地域への興味関心が形に

ー北尾さんが地方で起業するには、どのような背景があったのでしょうか?

私の家族が元々転勤族で、小学生のときだけで4回も転校した経験があるんです。新しい学校で自己紹介が終わった後に、前の地域についての質問責めをされるんですよね。そこで地域の違いを話しているうちに、それぞれの地域の魅力をより感じていました。なので、子供のころから地域への興味関心や思い入れがあったんです。

そのあとも大学の卒論ではテレビ局や新聞、ラジオ局などを取り扱う地域メディアという形で書くほど地域への関心が高かったですね。

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ー幼い頃から地域に関心があったとのことですが、山口で事業をすることは決めていたのですか?

大学時代は東京で過ごしていたのですが、卒業後に山口に帰るかは決めていなかったです。就職した先の配属先が山口県だったので帰ることになりました。大学卒業後はまず出版社に入ってタウン情報誌(月刊タウン情報YAMAGUCHI)を作っていました。地域情報を扱う中で採用の支援も行なっていて、そこで経営者や起業、起業家への思いが強くなっていきましたね。実は小学校2年生の頃から「社長になる」と言っていたんですよ。

実は一時期、政治家への思いもあったのですが、満遍なくいろんなことをやっていかないといけないので、地域という面を見るとできることに限界があるんですよね。だから起業してビジネスの視点から現場の最前線で地域を変えていくのが、やりがいもあって性に合っていると思いました。

出版社に入社して2001年から2006年の3月末まで編集部に所属し、それから会社の経営企画に異動したときに起業のヒントや資金調達について知識を得ました。

そして2012年3月末に退社して、4月に独立したんです。

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ー起業に踏み切ったきっかけは何かありましたか?

自分の成長が止まっているなと気づいたんです。もっと地域に寄った仕事をやろうと思って退職し、起業しました。起業してやりたかったのがスタートアップを支援する場、現在の創業支援カフェですね。

地方の町は商店街とかあっても、廃れてたりする場所が多いじゃないですか。地域の一戸建ての空き家や空き店舗をリノベーションして、創業支援の拠点やシェアハウス、ゲストハウス、他にもコワーキングスペースや会社の拠点などを置いていけいけたらと漠然と思っていました。

そして2年半前の2017年に下関で今の事業をすることになって、思いや問題意識、興味関心を形にすることができました。

ー今までうまくいかなかったことはありますか?

大学生活は東京で過ごしたのですが、1年生のときに仲間内でアメリカの現地法人を作った経験があるんですよ。

インターネットで旅行商品を売る事業で、今でいう楽天トラベルのようなものですね。当時はまだなくて画期的だったと思います。個人で旅行を作ってカスタマイズできるという意味では最先端だったのですが、当時はまだニーズに合っておらず、うまくいかなかったですね。

赤字ギリギリまで人と自分に投資する。そして繋がりを作っていく

ー下関で起業してからはなにか苦労したことはありますか?

こういうことがやりたいと志で動くというのは、何かとお金がかかるんですよね。起業してからは人との出会いだったり、自分や相手に投資するようになり、今までとお金の使い方がまるっきり変わりました。

私たちは資本金が500万円なのですが、ある人に「あなたが1年間、志で生きていくと決めているなら、その資本金を食いつぶすくらいの覚悟で志を建てなさい」というアドバイスをいただいて、それを信じてやってきました。その経験がなければ今に繋がらないですね。

通帳の残高が減って会社を赤字にするくらいギリギリの状態でも、愚直に500万円分自分と社会に投資したんですよね。

そこで得られたネットワークや経験や繋がり、やっていたことが今に繋がっています。そのとき手元に現金を残しておくというのは、精神的な心の部分での意味合いと数字やお金の価値を理解しましたね。

今の時代はクラウドファンディングがあってお金で繋がりを買えますよね。例えば全くの知り合いでもないけどクラウドファンディングを支援したことで知り合いになれますし、そこからできていく繋がりや縁はすごく大事です。

事業そのものと同時に、その人自身にお金を払って支援をしたいという興味関心があるということなので。

私たちは資本金500万円しかないのに、株主が12人いるんですよ。規模に対して株主が以上に多いから「珍しいですね」と言われますが、それは知り合いとの繋がりがあるから成り立つんですよね。

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ー東京で起業したときと山口での起業したときの違いはありますか?

やっぱり出会いや人の数は、東京の方が圧倒的に多いですね。でも地方になってくると数が少ない分、1回繋がったときの濃さが違います。地方であってもどこであっても、志を立てれば共感した人が人が集まってくるんですよね。ライバルは他人ではなく、時代や社会、そして自分です。

ー他の地域との繋がりや情報収集はどのようにしていますか?

繋がりを自分で作っていくというより、どう繋がるかが大事だと思います。どこかに属するとそこに寄っちゃいますし、「そうしなきゃいけない」という制約も出てくるので、どこかに属したりはしません。どちらかというと知識などをシェアするという考え方ですね。

FacebookなどSNSからの緩やかな繋がりはもちろんあります。あとはスタートアップに関するイベントを開催したりだとか、情報発信をすれば人はやってくるので、そこから繋がっていきますね。

今はKARASTA.という集まる場を持っているので、自然と人が集まってくるんです。

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創業当時は自分からどんどん足を運びましたし、今でもいろんな地域に足を運ぶときもありますが、最近は講演に呼ばれることも多いですね。ちょうど昨日も北海道の函館から来た人と話をしていて講演依頼に繋がりましたし、おとといも東京から視察や相談が来ていました。

結局は人なので、考えてることに対して共感共鳴してくれる人の数が多ければ、場所がどこであっても人は集まってくると実感しています。なにかをはじめるにも終えるにも最適な下関。どんどん受け継いでバトンタッチしていきたいです!

ー今後はどうしていきたいと考えていますか?

「こういうことをやりたい」という志を持った人たちをたくさん集めて地域を変えていきたいですね。そのためにも起業支援をしたり、人をつなぐ場を作って提供することを進めていきたいです。

現在40歳なのですが、あと10年しかないと思っているんです。今後10年で僕のやっていることに共感共鳴して引き継いで、発展させていくような人がもっともっと増えればいいなと思っています。

あとは次の世代へのバトンタッチとして、もっと20代・30代の若手に渡していきたいですね。

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自分は50代になったらまるっきり違うことをやってみたいです。もしかしたら50歳になってもバリバリ仕事して、60歳まで突っ走るかもしれないですけど。

武家社会の始まりと終わりが、下関であったように、下関は何かを始めて何かを終わらせる場所なんです。東から始まることより、西から始まることが多いように、何かの始まりや変革は西からなんです。決して東がダメではなく、傾向的に西から出てくるんですよね。

そういう意味でも下関は、何かを始めるには最適な場所なので、KARASTA.に何かを始めたい人がどんどん集まるようになればいいなと思います。

執筆:伊藤美咲
協力 ローカルクリエイターラボ

農山漁村地域の起業に、チカラを「INACOME」

農山漁村が活力を取り戻し、持続可能な発展を実現するためには、何よりもまず、雇用と所得を生み出すことが重要です。農山漁村には魅力的な資源が豊富にあり、これを活用した多様な事業を起こすチャンスに溢れています。農林水産省では、豊富な資源とやる気溢れる人材、そして必要な資金を組み合わせ、農山漁村地域に新たなビジネスを生み出すことを目的として、Webプラットホーム『INACOME』を設置しました。

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