行政書士 失敗談|3つの役割を知らない悲劇

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行政書士として、意気揚々と独立、開業する人は多いですが、行政書士事務所の売上構成をみると、 ビジネスとして、成功している人というのはかなり限定的です。

行政書士事務所の売上にいて知りたい方は、 年収1000万円以上の行政書士は10人に1人以下?読んでください。

ここでは、枚挙にいとまがない行政書士の失敗について、3つの役割を知らないために失敗した話をします。  

行政書士の3つの役割

知っているでしょうか? 行政書士には3つの役割があります。  

・行政書士実務者   ・経営者   ・マーケッター(マーケティングする人)

  この3つの役割は、僕が提唱した行政書士事務所を成功させるためのものです。

  では、1つずつ役割不足による失敗の原因をみていきましょう。  

行政書士実務者としての役割

行政書士実務者とは、行政書士としての仕事をする役割です。

極めてわかりやすいのは、あなたが想像する行政書士の仕事です。

  書類作成、 お客さん対応、 コンサルティングなど。  

この役割は、行政書士事務所をやる上では、欠かすことの出来ない大きな役割です。

  安心してください、ほとんど全ての僕が知っている行政書士は、 この実務者としての役割についての認識は持っています。
(もちろん実務のレベルには、大きな差があるが。)  

そのため、行政書士の実務部分で何か大きな経営上の失敗をするということはありません。
(もちろん実務部分のレベル不足によって、お客さんとトラブルになるということはある)  

行政書士事務所の経営者としての役割

経営者としての役割になると、極端にできる人、認識している人が減ります。  

ここが行政書士が独立、開業して失敗する大きな原因なのです。  

同じ商品を扱っている会社というのは、たくさんある、 同じ地域で競合する会社だってたくさんある、

  しかしながら、各会社の売上、利益というのは、大きく異ということがありますが、 この差を生むものは何か?  

僕は、これが、経営者の力だと思っています。

特に、行政書士を開業仕立ての人は、1人で独立、開業しています。

  そのため、その1人の力にすべての結果が左右されるのです。  

僕は本当に疑問というか、信じられないことがあります。  

それは、行政書士事務所という1つの事業体でみたときには、 トップにくるのは、経営であることに違いない。  

しかしながら、行政書士は、経営の勉強をしないで、商品である行政書士実務の勉強ばかりしている。  

その証拠に、行政書士会をはじめ、行政書士向けにサービスを展開している会社の中で、 行政書士の経営にフォーカスして、教えてくれる会社などはほとんどいません。

代わりに行政書士の実務を教えてくれるようなサービスはたくさんあるのです。    

行政書士は、経営者になろうとしないで、 実務者になろうとしている。 経営の勉強をしない。  

そのため、行政書士事務所の中で、経営的な目標を持っている事務所、 経営的戦略を持っている事務所というのはとても少ないです。  

僕は、この経営者としての役割を意識する行政書士が増えれば、 もっと成功する行政書士が増えると確信しています。  

行政書士も当たり前だが、1人の経営者なのです。  

マーケッターとしての行政書士

最後にマーケティングをする役割です。

  この役割というのも、経営者としての役割同様、全然できていない、認識されていない役割です。  

行政書士事務所の仕事をつくりだすのは、 間違いなく、あなたです。  

仕事は待っていても来るわけがない。

  仕事をつくる出すこと、全てがマーケッターの仕事です。

  普通の会社で考えるととてもわかりやすく、   経営メンバー 商品開発メンバー マーケティング・営業メンバーとしっかり、各役割を担う部署があるではないか?

行政書士事務所の一番重要な事項である、   経営 仕事をつくりだすマーケティング   の2つの役割ができていな事務所の多さがまさに、 行政書士事務所の今を表しています。  

行政書士の失敗談

行政書士が失敗する理由はたくさんあります。

役割の問題もみてもらったのでわかると思います。  

行政書士実務者の役割が強い人のよくある失敗談だが、  

・交流会にやたら参加する
・実務勉強会にやたら参加する
・よく動くものの、本質的な行動ではない  

などその特徴は共通する部分が多いですので、気を付けましょう。  

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